11月25日「南三陸病院・総合ケアセンター南三陸」の落成式がありました。










11月25日「南三陸病院・総合ケアセンター南三陸」の落成式がありました。
今日は、戸倉地区のいまの様子を少しだけご紹介いたします。
撮影したのは11月30日。
11月の最終日ともなると、なんだか海の色も寒々としています。
そういえば、4、5日前に「雪虫」を見ました。
これを見つけると「あー。雪がそろそろ降るんだなー」と思います。
さわやか公園にあったモアイ像が2体あり、海が見える高台といえば、
ここは旧戸倉中学校です。
ピラカンサスの木が学校の正面玄関を鮮やかに飾っていました。
月曜日、平日といえども今日は観光バスを3台お見かけしました。
被災地支援ツアーなどでまだまだ来ていただいているようです。
旧体育館の西側には新しい戸倉小学校に向かう道路が見えました。
町は日々変わっていきます。
モアイ君たち、また来るねー。
(西城)
紅葉で紅く染まった里山をさらに彩るように
数珠のように連なるオレンジ色の柿と、
その軒下で黙々と干し柿作りをする人々ーー。
南三陸の里山で秋の風物詩とも呼べる光景です。
干し柿作りが最盛期を迎える中、南三陸町観光協会主催で
「柿むき隊?ビーンズくらぶと干し柿つくり体験 」が開催されていたのでお邪魔してきました。
今回講師となったのは、入谷地区で活動する「ビーンズくらぶ 」さん。
「今年は柿が大豊作!
去年の分までたっぷり作れるわよ~」と目を細めます。
参加者は町内のお母さんから、都心から観光で南三陸を訪れていた方までさまざま。
地元のお母さんたちが熟練の手さばきで下準備をした柿の皮をピーラーでむいていきます。
きれいにツルッとむいた柿は干す用のロープにひとつずつ繋いで完成。
さらに家庭ではなかなか難しい本格的な硫黄くん蒸処理も。
干し柿が黒く変色するのを防ぐためと、カビ防止のため。
このひと手間でツヤツヤの美しい飴色に仕上がります。
「各家庭で1ヶ月ほど干したら完成! 濃厚で上品な甘みですよ~」
手作りならではのやさしい味わいに気分もほっこり。
こうした季節を体感できるイベントが豊富にあるのが南三陸のよさ。
これからも四季折々、
海も山も存分に味わっていきたいと思います。
(浅野)
今年の秋、山にキノコ狩りに行った方もいらっしゃると思いますが、森は、私たちにとって食料のほか、きれいな水と新鮮な空気をもたらし、地球温暖化の防止にも役立っています。また、木材や紙など私たちの生活に欠かせないものももたらしてくれます。森林は「地球に住む誰にとっても実は大切だ」ということなのですね。
そして、適切に管理された森林から生産された木材なのか、それを使って出来上がった製品なのかということがとても大切なことです。
森林管理協議会(通称FSC:Forest Stewardsip Council)は、この森林が望ましい管理をされ、その森林に由来する製品かを認証する「森林認証」を行う第三者機関の一つです。
FSCにはFM認証とCOC認証があり、南三陸町はこの両認証を取得、2つの伝達式が11月2日(月)に役場会議室において、行われました。
南三陸町は森林の面積が町の77%あります。その中の62%が人工林、そして保護価値の高い森林があり認証の基準を満たしているということです。
佐藤町長は挨拶の中で、
「先日(10月16日)は、BIOの落成式もあり、今回のFSC認証、そしてこの後、ASC認証の予定もあり、エコタウンへの挑戦をして行く。震災後の今だからこそ、ピンチをチャンスにとらえ街づくりを進めていきたい。」
と話しました。
FSCジャパンの太田武彦議長は、
「日本人は杉、ヒノキなど針葉樹林、この木を徹底的に使ってきている。地球環境の時代、自然のものを使っていくようになり、林業も対応していかなければならず、
持続可能な木材の保護が必要だ。さらに、「南三陸町も復興の中で有用な木を使い、進んでほしい。」
と話しました。
また、南三陸町では今、「山さございんプロジェクト」という南三陸杉のデザインに関した塾や、
南三陸の山で楽しむ企画を展開しています。分水嶺に囲まれ、森里川海の恵みを体感できる南三陸町から心豊かな暮らしを発信。まさにその通りですね。