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    共立女子大学と地元中学生が連携!地元食材を使った「1日レストラン」開催!

    昨年、連携協定を結んだ共立女子大学が歌津中学校と連携し、南三陸の食材を活用したレシピ開発に取り組んできました。11月20日に役場マチドマで行われた「1日レストラン」では、開発した料理をお披露目。その様子をお届けします。

    地域の活性化と人の交流・育成目指した連携協定を締結

    昨年9月26日に東京にある共立女子大学・共立女子短期大学と連携協定を締結した南三陸町。協定では教育・学術研究の推進や地域産業の活性化、人材の交流と育成などを目的としています。締結後は学生が南三陸町を訪れ、南三陸の食材をテーマに研究やレシピの考案、また2020年1月には、大学内学食にて学生が南三陸町の食材を使用して考えた学食メニューを期間限定で提供するなど、様々な活動を行ってきました。

    11月20日に役場マチドマで開催された「1日レストラン」準備の様子。盛り付けはもちろん、調理も分担して大学生と中学生が協力して準備しました。

    歌津中学校と連携!地元食材を活かしたレシピ作りに挑戦

    今年度は歌津中学校1年生と連携し、9月末から南三陸町の食材を活かしたレシピ作りに取り組んできました。授業では地元生産者から直接話を聞き、「ホヤ」の課題に着目した生徒たち。苦手な人が多いこと、消費が少ないことを知り、「ホヤ」を使ったレシピ開発をすることになりましt。共立女子大学とは計6回オンラインで繋ぎ、調理方法や栄養バランスの面で学生からサポートを貰いながら進めていきました。

    会場になった役場マチドマの様子。徹底された感染予防対策のもと開催されました。

    ホヤを使った和食・洋食の2種類のメニューをお披露目

    考案されたレシピのお披露目として、11月20日(金)に町役場マチドマで開催された「1日レストラン」。ホヤを中心に地元食材であるタコや銀鮭、小松菜などを使った和食と洋食の2種類のメニューが、参加者に振舞われました。当日は、連携してレシピの開発をしてきた共立女子大学の学生3名も訪れ、生徒たちと一緒に準備をしました。参加者の中には、ホヤが苦手と話す人も。しかし生徒、学生たちが工夫を凝らした料理を口にすると「これなら食べることが出来る」との感想もいただきました。

    【和食】三陸わかめうどん、ホヤと大葉の天ぷら、地元食材のかき揚げ、手作りずんだアイス
    【洋食】牡蠣とタコと銀鮭のパエリア、ホヤと小松菜のスープ、タコと地元野菜のサラダ

    ”地域の食を知り、文化を学ぶ”

    普段、食品や栄養について学んでいる大学生にとっても初めて扱った食材「ホヤ」。大学生からは「初めて使う食材で戸惑ったが、中学生からのアイディアをもらうことで勉強になった。美味しいレシピができて楽しかった」と振り返りました。1日レストランの前には、双方をオンラインで繋ぎ、開発したレシピをそれぞれ調理、試食も実施。生徒からは「ホヤが苦手だったが自分達で工夫して作ったこともあり、美味しく食べることが出来た」と話します。

    歌津中学校家庭科 担当教員の菊田浩文先生は「地域の食材を知る、食文化を学ぶことを目的に実施してきた。生徒の中には生のホヤを見たことがない生徒や苦手としている生徒もいたが、共立女子大のサポートにより自分達で考えたホヤレシピは生徒みんなが食べることが出来た」とこれまでの活動を振り返りました。

    今回、中学生と共にレシピの開発に取り組んだ共立女子大学 家政学部食物栄養学科3名の学生。

    思うように活動が出来なかった今年度。来年度への期待

    共立女子大学と南三陸町が連携した取り組みとしては、同月27日(金)にも行われました。共立女子大学の学生が南三陸町で獲れるタコや銀鮭、小松菜を使った学校給食献立を考案。11月27日の町内小中学校の給食で、学生が南三陸の食材の特徴をまとめた食育動画と共に子ども達に提供されました。

    今回、初めての試みとなった「1日レストラン」。生徒たちは今回の授業を通して、地域の食材を知り、食文化を感じることが出来たことでしょう。また今年度、本来であれば数日、南三陸町に滞在してのフィールドワークも予定していた共立女子大学。今回、両校オンラインで繋ぎ、グループワーク等を重ね、連携授業を実現でき良かったと話していました。今後も、共立女子大学・共立女子短期大学との連携した取り組みに注目です。

    2020年12月31日/定点観測

    南三陸町市街地の復興の様子を定点観測しています。戸倉地区、志津川地区、歌津地区の3箇所の写真を公開しています。

    戸倉地区

    撮影場所 [38.642969, 141.442686

    パノラマ

    志津川地区

    撮影場所 [38.675820, 141.448933

    パノラマ

    パノラマ

    パノラマ

    パノラマ

    歌津地区

    撮影場所 [38°43’5″ N 141°31’19” E

    パノラマ

    他の定点観測を見る

    トウキの「葉」を活用して、新たな名産品開発へ!

    震災後、入谷地域で新たな産物の開発を目指して「トウキ」の栽培が行われています。「根」の部分は漢方薬等で使われていますが、「葉」の活用はまだまだ未開拓。専門家を招いての勉強会や調理実習などで提案された今までにはなかったアレンジ料理の数々に、農家・阿部博之さんも「可能性をものすごく感じた!」と今後の展開に期待しています。

    里山の新しい産物を目指して

    「震災後に農業で雇用の場を生み出したい」という思いから立ち上がった南三陸農工房。震災の翌年2012年に、南三陸町に支援に入っていたアミタホールディングスより「トウキの栽培はどうですか?」と持ちかけられたことがスタートでした。当時は、トウキなんて何も知らなかった」と農工房の阿部博之さんは振り返ります。

    それでも、「もしかすると里山の新しい産物になって地域おこしにつながるのではないか?まずはやってみよう!」と2012年に始まったトウキ栽培。

    セリ科シシウド属のトウキ(当帰)は、「根」の部分は漢方薬として用いられ、補血、強壮、鎮痛、鎮静などの目的に配剤され、さまざまな漢方方剤に使われています。
    しかし、トウキの「葉」の部分はこれまであまり活用されていませんでした。この葉の利用拡大を目的に、堀桃さん(国際薬膳食育師特級師範、調理師、かんぶつマエストロ上級など)を招いて勉強会、料理セミナーが開催されました。

    古くから世界中で身近な存在だった「トウキ」

    古くからトウキの魅力に気づき、世界中で栽培や活用がされてきたトウキ。中国後漢時代(日本の弥生時代)に編纂された最古の薬学書「神農本草経」に著され、後期には医学書「傷寒論」に登場していました。西洋でもトウキの同属異種が根や茎、葉などを西洋ハーブ療法で用いられていました。「天使のハーブ」とも呼ばれ、西洋では重要なハーブの一つとして認識されていました。日本では江戸時代に大和地方(奈良地域)で栽培が始まり、主に薬学の分野で活用されていきました。

    トウキ葉の栄養素で特に秀でているのがビタミンE。100g中40〜50mgが含まれており、すべての食材でトップの含有量とされています。ほかにもビタミンCや鉄分、葉酸なども含まれており、「多くの効能が期待できる」と堀さんは話します。

    堀さん監修のもと7品の試食が完成しました。

    さまざまなアレンジに可能性を感じる

    試食を終えた阿部博之さん。「こんな料理ができるの?というのが正直な感想。本当に新鮮だった」と驚いた表情で笑みをこぼします。

    今までは、葉を刻んで振りかけたり、天ぷらにしたりとシンプルな料理が中心だったトウキ葉の活用。しかし、今回はさまざまなアレンジ料理が並びました。

    「トウキの香りもしっかりと感じられるけど、クセがない味わいに仕上がっていて、子どもでも食べやすいと感じた。ドリンクも入谷の旬な果物とあわせたり、いろいろなアレンジができるだろうなと考えられた。ものすごい可能性を感じた時間だった」と話す阿部さん。

    今後の展開を伺うと「地域で自然に楽しまれる食材としてトウキが広がっていってほしい。家庭で日常的に食べられる食材になって、それを外の人たちが面白がって、訪れる。そしてそのときには、飲食店や宿泊施設でトウキを提供する場所があって、というふうに盛り上がっていければいいな」と話しています。

    今回勉強会に参加したのは、入谷地区を中心とする飲食店や生産者、食品加工を行うメンバーのみなさんでした。これまで十分に生かしきれなかった「トウキ葉」。今後の活躍に期待です!

    全国にファン多数!自然卵農園のおすすめ商品を紹介

    南三陸町歌津の田束山のふもとにある自然卵農園。平飼いでのびのび育つ鶏の自然卵を使ったスイーツは知る人ぞ知る南三陸の人気商品です。ふるさと納税の返礼品としても人気の商品について、お話を伺いました。

    事業者概要

    今回お話を伺ったのは、自然卵農園の大沼あかねさん。現在は11月に仙台市内にオープンした直営店舗の運営を行なっています。

    「テイクアウトのお客さんが多いですが、じわじわと店内飲食の方も増えてきました」

    取材中も店内にはお客さんが次々に訪れていました。

    歌津地区にある農園では、平飼いで、自由な鶏たちが毎日元気に自然卵を産んでおります。ぷりっぷりの卵黄が特徴の自然卵「卵皇」を使ったクレープやスイーツを手作りし、南三陸町内外で販売しています。

    「自然卵農園では主に“自然養鶏”、“お菓子の製造・販売”、店舗営業や支店のプランニングを仕事としています。直営店舗は仙台のみで、北は北海道、南は大阪まで計8名の店長がいます」

    2004年から個人事業として移動販売を始め、平成25年(2013年)から自然養鶏を始めました。荷台にクレープの屋台を乗せて、様々なイベント会場に顔を出してはあっという間に行列を作るほどの人気を誇っています。特に人気のある二つの商品についておすすめを聞いてきました。

    たつがねケーキ〜カスタードチーズケーキ〜

    先ほどご紹介した「卵皇」を使用した「カスタードチーズケーキ」。名前にある「たつがね」とは歌津地区にある「田束山(たつがねさん)」が由来となっています。

    「色々とこだわっている部分はあるんですけど、これは“たつがね”が地域ブランドになればなど思って名付けました」と話すあかねさん。自身の養鶏場もある田束山がもっと周知できるようにと、あかねさんは地域への想いを持っていました。

    「こちらのカスタードケーキは、スフレとベイクドの間のほろほろ感を意識していて、厳選した卵を使用したカスタードを使っています。自慢のカスタードです!」
    固すぎず柔らかすぎず、程よい食感に仕上げたチーズケーキは「卵皇」によって弾力が出ている食べ応えのある食感となっています。

    自然卵「卵皇」のプリン

    「このプリンのコンセプトは、甘いのがちょっと苦手なお父さんへ娘が買って行くお土産なんです」

    お家で作っていたような昔ながらのカチッとしたカスタードプリン。発売当初は柔らかいプリンが流行っていたこともあり、品評会でも「流行りじゃないから」と言われたこともあったそうで。

    「それでも変えずに続けてきたら、今度はこういうのが流行りだしたじゃないですか。こだわってきてよかったです」と目を細めます。

    こちらのプリンは生クリームとカスタードを混ぜた生カスタード、カスタード、そして最下層のカラメルまで全て手作り。あかねさん曰く「カラメルまで手作りしているところは少ないと思う」とのこと。

    あかねさんのこだわりはパッケージのデザインにもありました。

    「瓶に描かれているのは農園の防衛隊長のポンです。犬好きのお客さんからも好評で嬉しいですね」

    こちらのイラストは次女のほのかさんが描き、ロゴは旦那様がデザインしたとのことで、家族で作った瓶と言っても過言ではありません。

    「瓶に印刷することで、食べ終わったら自分で作ったお菓子やスイーツを入れられる、使い回せる瓶になります。」

    食べた後のこともこだわった、全て手作りの一品になっています。

    おすすめポイント

    買ってすぐも美味しいのですが、一番の食べ頃を聞いてみたところ、

    「賞味期限の2〜3日前が熟成して美味しくなるよ!」との情報をいただけました!

    自分のちょっとしたご褒美に、親子で一緒に楽しめるお土産に、自然の恵みがたっぷり詰まったスイーツはいかがでしょうか?

    自然卵農園は南三陸町の「ふるさと納税」の事業者にもなっており、人気となっています。気になった方は下記のページよりぜひチェックしてください!

    たつがねケーキ〜カスタードチーズケーキ〜
    ▶▶楽天ふるさと納税ページは こちら
    ▶▶ふるさとチョイスページは こちら

    自然卵「卵皇」のプリン
    ▶▶楽天ふるさと納税ページは こちら
    ▶▶ふるさとチョイスページは こちら

    【南三陸ふるさと納税返礼品紹介】要望多かった楽天ふるさと納税や新事業者の追加も!

    寄附額に応じて、地域の特産や魅力的な商品が返礼品として送られてくる「ふるさと納税」。南三陸町でも海の幸やワイン、インテリアなど数々の返礼品を準備しています。新事業者の追加や、要望の多かった「楽天ふるさと納税」も追加になりました。ぜひチェックしてみてください!

    今年も南三陸の魅力が詰まったふるさと納税返礼品

    震災後、全国各地からの応援や支援があり復興に向け歩んできた南三陸町。間もなく震災から10年を迎えますが、生業の復興、地域の再生に取り組んでいる最中です。これまで全国各地から、ふるさと納税でいただいた寄附金は、まちづくりを進める支援事業や教育支援事業などに活用されています。

    生まれ育ったかけがえのない「故郷」として、また、ご縁があって当町に関心を寄せていただいた方には「第二の故郷」として、多くの皆様に南三陸町のまちづくりに参加していただきたいと思いますので、ご支援とご協力をお願いいたします。

    また、今年から「ふるさとチョイス」に加え、皆様より要望の多かった「楽天ふるさと納税」での寄附が可能となりました!さらに町内でも人気の高い事業者も新規追加登録になっています!ぜひご覧ください。

    南三陸町ふるさと納税 事業者別返礼品

    森里海、それぞれが豊かな南三陸町では返礼品の種類も豊富。バラエティに富んだ返礼品が並んでいて見るだけでなんだかワクワクしてきますね。事業者の紹介をしながら、おすすめ商品なども紹介していきます。今年は新型コロナウイルスの感染拡大によって、南三陸に行きたくても行けなかったという人も多いと思います。ぜひ一年の締めくくりにふるさと納税を検討してみてください。(紹介順不同)

    ▷たみこの海パック

    震災後、三陸の海の幸の魅力を伝えたいと海産物セットの販売を始めた「たみこの海パック」。漁師の妻である阿部民子さんが、厳選した商品を販売しています。返礼品の商品も、阿部民子さんがセレクトした三陸の幸が詰まったセットをお届けします。「海と共に生きる町・南三陸」が誇る海産物の詰め合わせは自分へのご褒美にも、ギフトにも最適ですね。

     

    ▷㈱佐利

    昔から南三陸町の精肉店として、親しまれてきた佐利。中でも30年もの間、地元の人に愛されてきたのがホルモン。震災後には、復興の願いを込めて「志津川ホルモン」と命名。新鮮なホルモンを取り寄せ、佐利 志津川店で仕込むこだわりを持っています。返礼品の商品も、志津川店で仕込んだ商品をお届けします。南三陸町民もBBQや焼き肉には欠かせない定番商品のひとつ。地元住民からも愛されるローカルフードをぜひ楽しんでください!

    ▷㈱さんさんマルシェ

    さんさん商店街で「さんさん市場」を運営している㈱さんさんマルシェ。主に、地元野菜や加工品、パンなどを取り扱っています。返礼品には、南三陸の美味しいモノを届けたいとの想いから缶詰め商品や南三陸ワインなど、数多くの商品をセレクト。中でも人気なのが南三陸町産の「ひとめぼれ」。震災後に取り組んだ資源循環型農業で育まれたお米は、もっちりとツヤがあって深い味わいに。一度食べるとほかのお米に戻れない、という人もいるほどの商品です。

    ▷マルヤ五洋水産

    活きたアワビを専門に取り扱っているマルヤ五洋水産。三陸で獲れた、品質の高い天然アワビを販売しています。春先のアワビが美味しくなる季節に、活きたまま瞬間冷凍した冷凍アワビ。瞬間冷凍することで鮮度を保ち、活きたアワビと変わらない品質を保っています。刺身やステーキでお楽しみください。

    ▷南三陸復興ダコの会

    復興マスコットとして、人気のオクトパス君グッズを制作している南三陸復興ダコの会。オクトパス君グッズ以外にも、まゆ細工や木製品など手掛けるモノづくり工房です。中でも「まゆ細工」は、養蚕で栄えた歴史があることから商品化。インテリアとして楽しみつつ、南三陸町の歴史や文化を感じてもらえる商品です。ひとつひとつ真心込めて作るハンドメイド品です。

    ▷佐藤印刷株式会社

    大正時代創業、南三陸町の印刷会社のひとつ佐藤印刷㈱。様々な印刷物の企画から仕上げまでを行っています。返礼品には、一筆箋と南三陸町の風景を描かれたクリアファイルをお届け。南三陸の風光明媚な風景が詰まっています。

    ▷南三陸ホテル観洋

    志津川湾を一望できる天然温泉で有名な南三陸ホテル観洋。毎日入荷する新鮮な三陸の魚介類を使った海鮮御膳が自慢の宿です。返礼品には、キラキラ丼の食事券や南三陸ホテル観洋の宿泊券をお届け。絶景と南三陸温泉を楽しむ寛ぎの時間をごゆっくりとお過ごしください。

    ▷㈲橋本水産食品

    昭和50年創業の㈲橋本水産食品。歌津地区の地元で獲れた食材を、お母さん達の手によって作った商品を販売しています。地域で食されている「本物のうまいもんを届ける」を合言葉に商品一つ一つ、想いを込めて作っています。南三陸のギフト商品としても人気のセットが多くあります。

    ▷佐良スタジオ

    南三陸町の写真屋として、昭和から続いている佐良スタジオ。現在は、さんさん商店街にお店を再建し、震災を伝える写真展示館も併設しています。「写真の力」を信じ、震災前の町の風景と震災後の町の様子を写真で伝えています。

    ▷さかなのみうら

    南三陸町民に人気の魚屋「さかなのみうら」。年間を通して志津川地区に水揚げされる新鮮な海の幸をお届けしています。「刺身用柵セット」や「朝どれ鮮魚セット」など魚屋ならではのユニークな返礼品があります。世界三大漁場の一つ三陸沖の豊かな海の恵みを存分に満喫できます。

    ▷エル・コルティッホ・ソーナイ

    南三陸町志津川の惣内山、380メートルの中腹に開設された、夫婦二人だけの小さな牧場です。放牧で自由に動き回る健康な豚。そして自家製の飼料。こだわりが詰まった豚肉は町内外のシェフの間で大好評。そのおいしさを家でも体感できるお肉セットや、自家製の加工品をお届けします。

    ▷自然卵農園

    南三陸町歌津の田束山のふもとにある自然卵農園。平飼いでのびのび育つ鶏の自然卵を使ったスイーツは知る人ぞ知る南三陸の人気商品です。原料だけではなく製法にも強いこだわりをもった「カスタードケーキ」や「プリン」が返礼品となっています。

    南三陸へのふるさと納税はこちらから

    南三陸町ふるさと納税へのインターネットからのお申し込みは以下の3つからお選びください。

    1)Webサイト「ふるさとチョイス」によるお申し込み
    下記リンクからアクセスし、申込みフォームへ必要事項を入力してください。
    Webサイト「ふるさとチョイス」(南三陸町ページ)

    2)Webサイト「楽天ふるさと納税」によるお申し込み

    下記リンクからアクセスし、申込みフォームへ必要事項を入力してください。

    Webサイト「楽天ふるさと納税」(南三陸町ページ)

    3)電子申請によるお申込み
    「みやぎ電子申請サービス」下記リンクからアクセスしていただき、お申し込みフォームへ必要事項を入力してください。
    みやぎ電子申請サービス(南三陸町申請・届出メニュー)

    子どもと大人が笑顔になれる居場所を目指して新規出店!/Oct-VIN369 井原健児さん

    10月20日、南三陸町生涯学習センター斜め向かいに新たなお店が誕生しました。2018年から地域おこし協力隊として活動してきた井原健児さんのお店です。協力隊として活動を始めてもうすぐ3年。幾多の困難を乗り越え、遂にオープンを迎えることができた井原さんの想いについて伺いました。

    みんなが楽しめる居場所を目指して、タコ焼きにワインにスポーツ!

    南三陸町地域おこし協力隊として2018年1月から活動してきた井原健児さん。市街地活性化支援員として「食とスポーツを通じて、子どもと大人の新しい居場所の提供」を目標に取り組んできました。初めて南三陸町に訪れた時、外で遊ぶ子どもの姿がないことに、外で遊べる居場所が必要だと感じたと話す井原さん。「この町には、子ども達が外で元気に遊んでいる姿があっていると思った」と当時を振り返ります。

    大人の居場所として、井原さんが考えたのはお酒を楽しめる場所。長年、飲食店に勤めてきた経験を活かし、町内にはこれまでなかったワインやテキーラなどの洋酒を楽しめる居場所作りを目指していました。そして、子どもと大人の2つの役割を繋ぐ、パイプの役割を果たしているのが「タコ焼き」。名産である食材を活用しつつ、年齢問わず誰でも気軽に楽しむことが出来る料理で考えつきました。

    子どもの遊び場(居場所)として、敷地内に整備されたパルクール施設。

    「もう諦めよう」と思ったことも。

    オープンを迎えるまでに、さまざまな困難にぶつかってきたと振り返っていた井原さん。着任当初、営業を予定していたトレーラーハウスでは条例により営業できないことが発覚。「着任してからスムーズに開業まで出来ると思っていたから、どうしようか迷った」と当時の想いを振り返ります。周囲からの期待もあり「やると言っていながら、いつやるのか」と厳しいことを言われることもありました。「もう諦めよう」と思ったこともあったと振り返ります。

    それでも応援してくれる人、温かく支えてくれた方々に励まされた井原さん。まずは町の人達に自分を知ってもらおうと積極的にイベントに出店するなどの活動を再開させていきました。その結果、活動を知った方から土地を提供してもらえることに。店舗用のトレーラーハウスも見つかる等、巡り合わせにより新たな店舗の開業に向けて進んでいきました。

    着任当初、予定していたトレーラーハウス。当時はさんさん商店街の向かいにオープンを予定していた。

    開店に向けて順調に進むかと思いきや再び試練

    土地とトレーラーハウスは見つかったものの資金が不足していることから、開業資金を集めるためクラウドファンディングにも挑戦。目標金額を80万に定め、昨年12月から今年1月にかけて挑戦しました。初めは支援が伸び悩んでいたが、支援期間を終えてみると目標金額を大きく上回る110万円が集まりました。

    クラウドファンディングによって集まった資金は、お店やパルクール施設の整備費用として使用。5月の開店に向け可能な限り自力で工事を進めるなど、資金にも限りがある中、開店に向け準備を進めてきました。しかし、新型コロナウイルスが感染拡大。見通しがつかない感染症の流行に、開店準備も一時中断せざるを得ませんでした。

    テキーラマエストロの資格を持つ井原さん。テキーラの美味しい飲み方もレクチャーしてくれます。

    幾多の困難を乗り越え遂にオープン!

    新型コロナウイルスの流行から、開店に向け徐々に準備を再開。幾多の困難を乗り越え、ようやく10月20日に「Oct-VIN369(オクトヴァン・サンリク)」のオープンを迎えました。タコの「octopus(オクトパス)」とワインのフランス語読みである「vin(ヴァン)」を掛け合わせて「Oct-VIN」。「369」は語呂の「三陸」という意味と、ナンバープレートをイメージしてつけたと言います。

    10月20日のオープン前には、町内関係者向けに10日と11日の2日間プレオープンを実施。2日間で関係者、約50人が来店しました。オープン初日も夕方になるにつれ、開店を心待ちにしていた人で賑わいを見せました。たこ焼きに使う、タコはもちろん志津川産。そのほか各種メニューも町内で獲れる食材を中心に使用するこだわり。井原さんは「町の人が普段口にしないような形にして楽しんでもらいつつ、料理を提供していきたい」と話していました。

    まずは健康第一!長く愛される居場所を目指す

    オープンは迎えたものの、まだまだ改善は必要だと話していた井原さん。「久しぶりの営業に身体がまだ慣れない」と笑みがこぼれます。2018年1月の地域おこし協力隊着任から、今年の12月で3年の任期が満了になる井原さん。「まずはたくさんの人に認知してもらうために、健康第一、長く営業出来るように」と意気込みます。敷地内に併設されたパルクール施設も徐々に活用して、教室や大会等やっていきたいと話す井原さん。これからどんな居場所を作っていくのか、「子どもも大人も笑顔になれる居場所」を目指してスタートです。

    インフォメーション

    「タコ焼きとワイン Oct-VIN369」

    営業時間:14:00~23:00(22:00)

    定休日:木曜日

    TEL:0226-25-8852

    住所:南三陸町志津川字天王前208-10(南三陸町生涯学習センター斜め向かい)

    2020年11月30日/定点観測

    南三陸町市街地の復興の様子を定点観測しています。戸倉地区、志津川地区、歌津地区の3箇所の写真を公開しています。

    戸倉地区

    撮影場所 [38.642969, 141.442686

    パノラマ

    志津川地区

    撮影場所 [38.675820, 141.448933

    パノラマ

    パノラマ

    パノラマ

    パノラマ

    歌津地区

    撮影場所 [38°43’5″ N 141°31’19” E

    パノラマ

    他の定点観測を見る

    初のオンライン開催!復興・創生インターン2020年“夏”

    毎年、春と夏の2回にわたって岩手、宮城、福島の地域で実施されている「復興・創生インターン」。今年は、新型コロナウイルスの影響により初めてのオンライン開催になりました。10月10日(土)に行われた活動報告会の様子をお届けします。

    7度目の受け入れにして、初めてのオンライン開催

    例年、春と夏の年2回、岩手、宮城、福島の地域を舞台に実施している「復興・創生インターン」。南三陸町でも2017年から受け入れが始まり、現地コーディネート機関として㈱ESCCAと一社)サスティナビリティセンターがコンソーシアムを組み受け入れてきました。多くの学生が南三陸町に訪れ、約1ヵ月間、地域企業と共に活動していました。

    しかし、今年は新型コロナウイルスの影響もあり、初めてとなるオンラインでのインターン開催となりました。活動期間は、通常のインターンから2カ月間に延長。南三陸ブロックでは、4つの企業が受け入れ全国から集まった10名が約2ヵ月間、企業と共に活動してきました。

    初めてのことばかりで企業・学生共に戸惑いの声も

    南三陸ブロックでは、8月10日(月)からインターンがスタート。初めの1週間は活動していく上で土台となる、南三陸町について理解するため講座を受講しました。コーディネーターを務めたサスティナビリティセンターの太齋さんは「現地インターンではないため自然と地域を知る機会がなく、地域で活動するための土台ができるか心配だった。そのため1週間の講座で補った」と話していました。

    講座が終わると、各インターン先に分かれて本格的に活動がスタート。与えられたミッションを遂行すべく、受け入れ企業と共にリモートで活動していきました。10月10日(土)にオンラインミーティングアプリ「Zoom」を使って行われた活動報告会では、オンラインヒアリングや新製品の開発、PR動画の作成等、現地インターンさながらの活動と成果について報告がありました。

    ▶一社)南三陸YES工房

    「デジタルファブリケーションで子どもがワクワクする木製プロダクトを開発せよ! 〜遠隔チームでの最先端モノづくり×森林資源が持つ価値の発信〜」

    プロダクト制作にあたり、使用する木材はもちろん南三陸で獲れる木材を使用することでした。インターン生が実施したアンケート結果から、コンセプトを「リビングに秘密基地」に決め、現地では試作を重ねていきました。
    コンセプトからインターン生が考案した木製プロダクト。その他、広報用の記事作成や南三陸町役場マチドマで木製品の展示会を実施しました。

    ▶たみこの海パック

    「持続可能な地域漁業を支える共感マーケティング戦略を確立せよ!」

    現状の把握と実施したアンケートから、ターゲットを設定。認知度を上げるためSNSを活用した広報を実施。HPへの来訪者数や売上に影響があったのかなど、分析まで行いました。
    Instagram(SNS)を活用して商品を使った簡単レシピなども投稿。約1ヵ月の運用で400人程フォロワーを増やした。

    Instagram「たみこの海パック<おぐちゃんレシピ集>」

    https://www.instagram.com/tamikonoumi/

     

    ▶三陸フィッシュペースト㈱

    「三陸から世界に誇る常温蒲鉾を多くの人に知らしめたい!ビジネス拡大のためにその良さが伝わる動画コンテンツの作成とマーケティング戦略を立案せよ!」

    10月に発売する新商品「BBタコB」のPR動画と資料作成がミッションだった三陸フィッシュペースト。ニーズや新商品の強みなど、考えながらターゲットを絞っていきました。
    新商品「BBタコB」のプロモーションターゲットは30~40代の主婦層に定め、インパクト重視のキャッチーなPR動画を4本製作。何度も構成を考え直すなど苦労もあったと言います。

    作成した動画は、三陸フィッシュペーストHP内で視聴することが出来ます。

    三陸フィッシュペースト HP:https://sfp-ok.com

     

    ▶㈱はなぶさ

    「映像の力で地域企業の多文化共生を支援せよ!〜言語・文化の壁を越えるツール提供で、心の交流が生まれる職場づくりのお手伝い〜」

    2019年度春のインターンで、掘り起こした外国人技能実習生が抱える課題解決がミッションだったはなぶさ㈱。実習生や企業へのヒアリングを重ね、新たな課題の発見と解決法を模索していきました。
    ㈱はなぶさが得意とする映像を活用した「防災パッケージプラン」を提案。企業単体では限界もあることから、町の協力も貰うため町への提案も実施しました。

    リモートでも大きな成果!感じた手応え

    初めてのリモートでの受け入れに企業やインターン生はもちろんのこと、現地コーディネート機関もどうなるか不安だったと言います。現地コーディネート機関の㈱ESCCAの山内亮太さんは「オンラインでもインターンはできるという手応えを感じた」とオンラインでのインターンを振り返ります。

    参加したインターン生からは「オンラインだからこそのやりづらさや、苦労を感じる場面もあったが2ヵ月間振返って楽しかった」と話します。中には「今回のインターンを機に進路を絞るきっかけになった」という学生や「熱い想いを持って働いている大人を見て、自分も今しかできない挑戦をしていきたい」などなど初めてのオンラインでしたが、成長を実感しているようでした。

    受け入れ企業からも「初めは本当にできるのか不安だった。後半にはチームになった感じがしてインターン生を頼っていた」と振り返っていました。またインターン生を受け入れたことで、自身のマインドにも変化があったと話す企業もあり、インターン生だけでなく企業側も新たな気づき、変化に繋がったようでした。

    現地コーディネート機関 サスティナビリティセンターの太齋 彰浩さん。「初めての試みだったが、やってみて良かった」と話します。

    新しい時代、社会を作っていくインターン生達

    現地インターンと変わらない成果につながったと各企業、コーディネート機関が感じている今回の復興・創生インターン。コロナの影響により、生活様式が変化している現在。これからの時代を切りひらいていくインターン生にとっては良い体験となったことでしょう。今回の南三陸での学びをどのように活かし活躍していくのか、今後の展開が楽しみです。

    健康の秘訣は…走らないミニ運動会2020!

    「走らない」ことを一番のルールにした運動会が今年も開催されました。消毒や三密を考慮したユニークな種目の中で、住民の方々のたくさんの笑顔に出会えました。

    走らないミニ運動会、2020開幕!

    走らない運動会は社会福祉協議会主催のもと、南三陸町民を対象に開催されてきました。

    走らなくても大歓声!支え合いと笑い合い。走らないミニ運動会

    走らないけど盛り上がる!?10年ぶりの運動会

    今年は新型コロナウイルスの影響もあり、例年よりも時間を縮小し開催することに。

    会場には参加者150名とあさひ幼稚園の園児たちの他に、ボランティアで志津川高校のモアイサークル所属の3年生7名が集まりました。秋晴れの空の下、開会式が始まりました。

    開幕の聖火点灯!

    開会式では毎年お馴染みの聖火への点灯。

    今年はどんなパフォーマンスがあるのかワクワクしながら固唾を飲んで見守る中、園児たちによる聖火が聖火台に到着すると…大きな火が!

    今年はより一層気合の入った炎のコスチュームと踊りに園児たちもおじいちゃんたちも大盛り上がりで、いよいよ運動会の開幕です!

    今年はどんな「走らない」種目があるのでしょうか。

    走らないコロナ対策の運動会種目

    今回コロナ禍での開催ということで、どのような種目になるのか気になっていましたが、当日会場に掲示されていたプログラムを見て思わずクスッと笑ってしまいました。

    こういう状況でも、ちょっとした笑いに変えていくのがこの運動会の良さだよなぁと思いました。

    「除キーンリレー」はまず初めにアルコール消毒で手指をしっかり除菌し、チームごとに割り当てられたポリ袋を着てもらい奥にあるパイプ椅子に座って風船を割り、モデルウォークで折り返してポーズを決めたら次の人に交代するという「アルコール除菌」をうまく運動会種目チックにアレンジしていました。

    他にもいつも以上に間隔をあけた玉渡し「ソーシャルディスタンスボールリレー」や、直接人の手を引かない借り物競走など、しっかりと対策をした種目で楽しむことが出来ました。

    久しぶりのイベントだから

    運動会の最中に参加者の方々からお話を聞きましたが、誰に聞いても「楽しいねぇ」の一言。

    あるおばあちゃんは「もう今日が楽しみで楽しみで、昨日は寝られながったよ〜」とニコニコしていました。「コロナが流行ってから、ずっと家に閉じこもってたがらね、良いリフレッシュにもなってるよ」

    いつもの南三陸町は毎月至る所でイベントがあり活気に溢れていましたが、今年は中止や延期が続いてしまい、住民の方も外に出る機会が少なかったため、今回の運動会は本当に久しぶりの集まりでした。

    「体力を維持して来年も参加したいねー!」と意気込むおじいちゃんもいらっしゃいました。こうして「また来年も!」と言える集まりがあるから、みんなで協力して健康に気を遣って乗り越えてきたものがあるのかなとも思いました。

    みんなのストレス発散になれば

    今回運動会を開催するにあたり特に考えたことなどを、実行委員の小山さんにお話を伺いました。

    「コロナが流行して、住民の方々も思うように動けない時期が続いていました。いつも集まっている催事もなかったので、ストレスが発散出来れば、息抜きになればと思っていました」

    「色んな人と会話とお茶が日常だったので、これを機にそれに繋がるようになれればいいなと思います」

    こうした温かい想いを持った方々のおかげで「いつも通り」の風景を見ることが出来ました。また来年も、同じような笑顔に出会えますように。

    大学生による南三陸4日間のドキュメンタリー映画 オンラインで初公開【寄稿】

    この記事は「大正大学サービスラーニング 東北復興活動班」より寄稿頂きました。寄稿の依頼は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

    震災から8年の南三陸町で過ごす大正大学生の4日間に密着したドキュメンタリー映画「南三陸で会えるわたし」を、オンライン開催となった第8回鴨台祭(大正大学・11月21日22日)で初公開。継続的に町を訪れ、本気で向き合う学生のリアルな姿をご覧ください。

    南三陸×大正大学 ドキュメンタリー映画初制作!

    皆さんこんにちは! 大正大学・東北復興活動班です。この班は、地域連携・社会貢献を実践する「サービスラーニング」という授業を履修する学生が中心となり、2017年から継続的に運営しています。

    私たちは南三陸町でフィールドワークを行い、そこで得た復興の現状や町の魅力などの知見を東京に伝える活動をしています。毎年、夏休みと春休みの長期休暇には、学生が企画・運営を行う3泊4日の南三陸スタディツアーを実施し、体験や学習を通してまちづくりや南三陸町の魅力を学びます。

    ツアーでは南三陸町の現状を発信することを目的に冊子を制作し、東京でのイベント開催や冊子配布を通じて南三陸の魅力を伝えています。

    今回公開する映画もその成果物の1つ! 2019年2月に実施されたツアー「南三陸町のミクロな『持続可能』を探す旅」での学生の活動を撮影したドキュメンタリー映画です。

    映画制作のきっかけは、南三陸を訪れた際に現地の方が「震災や南三陸のことを知ってくれるだけでもありがたいよ」と仰っていたのが忘れられなかったからです。私たちが撮影した映画を多くの人に観てもらうことで、震災から復興への過程、南三陸の先進的なまちづくり、他では食べられないおいしい海産物などを伝えられると思いました。そして、あの震災をあまり知らない若者世代にも、関心を持ってほしいとの願いも込められています。

    予告編はこちらのYouTubeチャンネルのリンクからご視聴いただけます。

    南三陸で会えるわたし~サービスラーニングツアー~ 映画のポスター

    カメラが迫ったのは「南三陸」「復興に取り組む人」「それに本気で向き合う学生」

    手探りで始めた映画制作ですが、2時間越えの大作となりました。主演の3人は、当時4年生の石井まどかさん、稲葉百々佳さん、岡野元輝さん。大正大学に入学してから継続的に南三陸町に関わっています。

    映画では、この3人の学生の目線から、普段のテレビではなかなか見ることができない南三陸町の「森里海ひと」に迫っています。

    本作を撮影したツアーは、南三陸町の誇る地域資源「森」「里」「海」×「食べ物(食)」「職業や職人(職)」「観光(色)」の9つのテーマに分かれて活動しました。石井まどかさんは「海×職」、稲葉百々佳さんは「里×色」、岡野元輝さんは「森×食」のテーマで活動し、体験、調査から冊子制作、プレゼンまでの様子にカメラが迫りました。

    また、南三陸町の持続可能な取り組みの代表である、「南三陸BIO」「FSC」「ASC」にも触れています。ツアー自体は3泊4日ですが、ツアー開催までの約3か月間の準備段階から関わっている3人だからこそ分かる後輩の成長ぶりや、新しい自分との出会いがありました。

    学生たちの真剣に南三陸町に向き合う姿と、学生たちを本気にさせてくれる南三陸の場が融合されるのがサービスラーニングのツアー。初めて南三陸町を訪れる学生を虜にし、何度も訪れる学生に第二の故郷と感じさせるのは、南三陸町の人の温かさがあるから。そのような町民の方と学生のやり取りも見られます。そこで語られる学生たちの思いに注目してください。

    金比羅丸の高橋直哉さんから南三陸産ワカメに関するレクチャーを受ける

    第8回鴨台祭にてオンラインで初公開!

    映画のURLは第8回鴨台祭2日目、11月22日(日)12:30に公開します。

    さらに15:45からゲスト出演! そして南三陸町からは、映画に出演した南三陸農工房・阿部博之さんと南三陸研修センター・浅野拓也さんからいただいたメッセージ動画や撮影裏話もご案内します。映画視聴後も見逃せない内容が盛りだくさんですのでぜひご覧ください! 当日は皆さまのご感想をお待ちしております。

    南三陸町と縁が深い大正大学の第8回鴨台祭(オンライン開催)は、当日こちらのリンクからご視聴いただけます。

    初めてのオンラインでの試みとなる第8回鴨台祭のポスター