防災集団移転の今(歌津港地区)

本日は、歌津地区の防災集団移転2団地の様子をお伝えします。
いずれもH25年6月に造成開始、H26年3月造成竣工。計画戸数7戸。

まずは、港地区堺団地です。
国道45号線を気仙沼方面から南三陸へ向かって行き、右手に見えてきます。
復興見える化 港地区堺団地  
http://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/index.cfm/6,4188,81,316,html

H25年10月

H26年9月

引き渡しから半年が過ぎ、だいぶ団地の形が出来上がってきました。
なかにはもう少しで、完成しそうなお宅もありました。


次に、港地区長羽(ながは)団地です。
復興見える化 港地区長羽団地  
http://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/index.cfm/6,4190,81,316,html

H25年10月

H26年9月

先ほどの港地区堺団地から、国道45号線を気仙沼方面に向かい、
右手に少し入った高台に完成しました。
引き渡しから半年でここまで出来上がっていました。

まだ入居するまでの完成はないものの、1日でも早い引き渡し・入居に向けて
この日も大工さん、住宅メーカーさん、基礎工事をする土建屋さんなど
汗を拭きながらがんばっていました。

これからも、いろいろな地区の防災集団移転の様子を紹介して
いきたいと思います。

(遠藤)

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ネギ~新たな特産品として期待~

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台風19号が過ぎ去った10月14日。入谷地区を車で走行中、お世話になっている農家さんとばったり。

そろそろ、ネギの収穫時期だと聞いていたので心配していたんです。台風の影響、大丈夫でしたか!?

「ゆうべ、風強がったからさー、みんな倒れだかと思って。大したことなくて、いがったやー。」

倒れてません!いがった、いがった^^(「いがった」は、良かったという意味の方言です。)

これからネギの出荷作業をするとのことで、ちょっとだけお邪魔してきました。ネギの皮むき機+選別機=数百万円(!!) の機械での出荷作業です。

苗からだと今年の3月からの作業。6ヶ月の苦労が水の泡にならなくて、本当にいがったー!

南三陸ではここ1,2年でネギの栽培面積が急増しており、復旧農地などでも栽培が計画されているとか。

南三陸の新しい特産品として期待されています!楽しみですね^^

 

第2回 みやぎ地域振興支援会議の開催について

来る11月、気仙沼市役所にて開かれる地域づくり会議についてお知らせいたします。

『わらすこ探検隊』等を運営する復興推進ネットワークを始め
南三陸を拠点とする団体が多数登壇、活動報告や意見交換を行います。
多くの方のご参加をお待ちしております。

■第2回 みやぎ地域振興支援会議(気仙沼・南三陸)
日程:平成26年11月4日(火)
時間:午後1時00分~午後3時45分
会場:気仙沼市役所 ワン・テン庁舎 2階大ホール
住所:宮城県気仙沼市八日町一丁目1番1号

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
気仙沼市と南三陸町では今も多くの支援団体が活動を行っていますが,
その中でも「住民主体の活動」を実践している団体,
地域の良さを知ることで地域の将来につなぐ」ことを目指している団体が存在します。
県では,県内各地で地域住民とともに活動を行う支援団体,行政及び住民が,
両市町における具体的な課題や取組事例等を共有し,今後の地域づくりを共に考え,
地域活動の更なる展開を図るため,本会議を開催します。

【次第】
1 挨  拶

2 各団体の活動報告
(1)「唐桑をつなぐエンパワーメント大作戦」
からくわ丸-Karakuwa Designers League  代 表  立花 淳一 氏
事務局長  加藤 拓馬 氏

(2)「南三陸町復興推進ネットワークの活動について」
~ 南三陸わらすこ探検隊と おらほの酒づくりプロジェクト ~
一般社団法人 南三陸町復興推進ネットワーク  理 事  遠藤 勝史 氏

(3)「地域における若者の自主的,主体的な活動のサポート」
特定非営利活動法人 底上げ  理 事  成宮 崇史 氏
底上げYouth  発起人  阿部 愛里 氏

3 パネルディスカッション  ~ 来たるべき将来を見据えた地域づくりへの挑戦 ~
コーディネーター  (独法) 産業技術総合研究所 主任研究員・工学博士  小島 一浩 氏
パネリスト  上記3事例の代表
(特非)日本国際ボランティアセンター 震災支援現地統括  山崎 哲 氏
(特非)ウィメンズアイ  代表理事  石本めぐみ 氏

(南三陸町サイトより)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ご参加のお申込みは10月29日(水)まで。
お申込み方法や会議の詳細・お問合せについては下記ページをご覧ください。

宮城県サイト みやぎ地域復興支援会議の開催について
http://www.pref.miyagi.jp/site/hukkousien/tiikihukkousiennkaigi.html

(日比谷)

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南三陸マスタッシュ&ビアド

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台風一過、今日は青空が広がっています。交通も復旧し一安心ですが、「田んぼがぬかるんでしまったやー。」と農家さん。収穫に苦労しそうです(><)

町を歩いていて看板やTシャツ等、特徴的な毛筆風のデザインを目にしたことはありませんか。これは『南三陸マスタッシュ&ビアド(以下M&B)』さんの作品。町内出身男性2人で結成された、地元で大人気のデザインブランドです。

そんなM&Bさんが先週10日より、登米市石森のギャラリーにて原画展を開催されています。さっそくお邪魔してきました。

設立12年になるM&Bですが、原画展の開催は今回が初めてとのこと。Tシャツ用イラスト等の肉筆画を間近に見られる貴重な機会です。

お話ししてくださったのはデザイン担当 小山康博さんです。

「“イラストレーター”とも“書家”とも呼べない気がして“筆使(ふでつかい)”って名乗っています。」

会場にて創作の実演をされていました。

太筆で一気に描いたような線は、実は細い線の集まりです。極細の筆を使って線を一本一本重ねていきます。
「こうすることで、Tシャツ等にシルクスクリーン印刷した時に毛筆風の擦れが表現できるんです。」曲線には志津川湾の波のイメージも重ねられています。

小山さんは志津川地区出身。企画・構成を担当されている小野寺敬さんは歌津地区出身。M&Bの作品には日の出や海、野生動物等南三陸を思わせるモチーフが多く用いられています。

「自分たちの生まれ育った場所ですから。意識せざるを得ないですね。」(小山さん)

力強さとともに、ファンにとっては安心感や頼もしさを感じさせられるデザインです。

「12年続けていても地元の認知度はまだまだです。これからも、ふるさとを意識しながら驕ることなく地域に浸透していきたいと思っています。」

最後に、今後への意気込みなどあれば聞かせてください。

「一生やります(笑)!」
設立時に描いたという思い出のデザインと共に

言いましたね。絶対ですよ!

■M&B展
期間:10月10日(金)~10月19日(日)
時間:10:00~17:00(19日は13:00まで)
入場料:無料
会場:cafeたばごや 2階ギャラリー
住所:登米市中田町石森字町132-4石ノ森章太郎ふるさと記念館 隣
電話: 0220-23-7015(たばごや)
※ファンの皆様へ。18日頃には会場に新作商品が並ぶそうです!

■南三陸マスタッシュ&ビアド
サイト http://mandb.thebase.in/
facebook https://www.facebook.com/mb881

 

南三陸商工会 女性部

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この朝は台風19号の接近により、
国道が冠水するなど交通に大きな影響が見られました
午前11時現在も災害臨時バス(町民バス)の一部の路線やJR気仙沼線BRTは運行を見合わせています。
町内の移動には注意が必要です。

さて10月8日、昼過ぎのこと。
南三陸プラザにて勉強会『性差医療とレディース外来』が催されました。
主催は南三陸商工会 女性部です。

勉強会には女性部部員を中心に約20名が参加。
南三陸診療所レディース外来中村幸夫先生より
女性のための健康のお話を聴きました。


南三陸商工会 女性部は部員38名、
町内の女性事業家や経営者のご夫人・ご息女で構成されています。
今回のような勉強会の他、イベントへの参加や他自治体への視察・交流など
町の商業活性化のため活動を続けてきました。

ですが、部員はいずれも職場内で重要な立場にいる方々。
震災後は各々、本業の立て直しにかかりきりで
商工会女性部としての活動はほとんどできていなかったのだそうです。

今回は「震災以後、初めて」(南三陸商工会 阿部和子さん)という久々の勉強会とあって
皆さんお仕事の時間をやりくりして参加されていました。

「だってねえ、元気に働き続けるためにも健康でなくちゃ。」

11月には体操講座の開催も予定されているとのこと。
これなら次回もご盛況なのではないでしょうか。

ゆっくりと再開した、南三陸商工会女性部。
活動休止中の3年7か月の日々は
女性たちが周りの人々のために身を尽くした時間でもあります。
これから取り組みたいことは?と伺ったところ、

「このあいだポータルセンターでわかめ石鹸作ってたっちゃ。
 あれ売りたいねえ。」(写真手前中央、部長 高橋あや子さん)
「わかめだったらシャンプーもいいんでないの?」(写真手前右、副部長 千葉淑子さん)

手作り石鹸の話題で盛り上がるとは、乙女(#^^#)。
福興市でわかめ化粧品が販売される日も近いかもしれませんね。

■南三陸商工会 女性部
電話 0226-46-3366(担当 阿部)
  ☆新規部員大募集中だそうです!☆

(日比谷)

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福祉まつり2014

大型で非常に強い台風19号。
連休明けには東日本へ接近するとの予報が出ています。
三陸沿岸の道路も土地も、いまだ整備半ばです。
お越しの方は冠水や土砂災害等にくれぐれもご注意ください。

さて、先日10月4日。
ベイサイドアリーナにて開かれた『南三陸町 福祉まつり2014』にお邪魔して参りました。




以前より町内では毎年、福祉団体共催のお祭りが開かれていました。
介護施設や福祉作業所・支援団体などが参加し
季節の恒例行事として楽しまれていたそうです。

震災の翌年からは『福祉まつり』という名で開催され、今回はその3回目。
各団体、出展ブースやパネル展示を通してこの1年を報告し合います。


ステージには福祉のベテランや高校生、若いお母さんが上り
『みんな生き活き輝くために』を議題に意見を交わしました。
こうしたパネルディスカッションは今回初めての試みなのだそうです。

「出展数も賑わいも、この3年間で一番多いですね。
 震災直後から長く支援し続けてくださる方々のおかげです。
 また、地元の団体同士が自ら盛り上げようとする力も強まっているようです。」
                            (実行委員会事務局 須藤美代子さん)


目指すのは、障がいや年齢に関わらず誰もが助け合うことのできる暮らし。
町が新たな歩みを始めてから3年半。
福祉の現場が上げ続けた声が、いま地域へ浸透しつつあります。

(日比谷)

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ノルディックウォーキングin払川

皆さんは街中や公園で
スキーのようなポールを持って歩く人々を見たことはありませんか?
それはたぶん『ノルディックウォーキング』という、北欧発祥のエクササイズです。
日本でも数年前から「誰もが楽しみながら運動できる」と人気を集めています。

そんなノルディックウォーキング、ここ南三陸でも愛好家が多いんです。
なにしろ風光明媚な環境。
歩いて見て楽しいコースばかりですからね。

という訳で、10月初めのとある朝。
歌津公民館主催『ノルディックウォーキングin払川(はらいかわ)』に参加してきました。

この日の参加者は13名、多くが町内在住の女性です。
ご指導は日本ノルディックフィットネス協会公認インストラクター 遊佐(ゆさ)先生。
御年60歳とのこと、若々しい!

「ポールは持ちましたか?手のひらのストラップをしっかり留めてくださいね。」
ポールはレンタル可能ですが、洒落たマイポール持参の方多数。

「だって何度も参加してんだもの。」
「神割崎とかひころの里とかさ、春の三滝堂もよかったやー。」

遊佐先生よりストレッチと歩き方の指導を受け、いざ出発です。

この日のコースは払川ダムから川を遡って歌津の里山を歩くというもの。
早朝までの雨が上がり、青空が見えてきました。

季節の花や田畑を眺めながら進みます。



水車小屋も所縁ある大樹も、地元の方にはなじみ深い存在ですが
「あらためて皆と一緒に見ると面白いねえ。」
遠足ですね(^-^)。


「胸を張って腕を自然に振り、ポールの先を地面に引っ掛けるように。」(遊佐先生)

身体がホカホカと温まってきました。
「ポールを使うことでウォーキングが全身運動となり、運動効率が上がるんです。」
さほど辛くもなく、いい汗をかけるのがノルディックウォーキングの魅力です。

緩い坂道を1時間強。
田束湖(たつがねこ)が右手に現れ、4.3kmの道程が終了しました。

「いやあいがった~。」
「来月も志津川自然の家であるのよね。」
「南三陸でノルディックウォーキングのサークル作らいや。」

運動と景色に大満足の皆さん、声がワントーン上がっています。
アドレス交換を始める方も。

「じゃあキートスで締めましょうか。」
全員でポールを掲げる、愛好家にはおなじみの挨拶なんだそうです。
お疲れ様でした!

暖かさ残る今は、スポーツに散策に最適の季節です。
南三陸の短い秋を存分に楽しんでくださいね。

(日比谷)

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生ゴミ分別収集説明会

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9月から、町内で生ゴミ分別収集についての説明会が行なわれています。

町の震災復興計画の目標の一つ「エコタウンへの挑戦」実現のため、
そして東日本大震災の教訓や、廃棄物処理に関する問題などから、
町が提示したバイオマス産業都市構想。

バイオガス事業は、その中の取り組みの一つ。
生ゴミやし尿汚泥をメタン菌で発酵処理させると、ガスと消化液(液肥)が生成されます。
ガスは電気や熱として、消化液は肥料として田んぼや畑、家庭菜園に利用することが出来ます。

家庭から排出されるゴミの量は年間約2,900トン。(一般的にそのうち約4割が生ゴミだそうです。)
町にはゴミ処理施設がなく、可燃ゴミの焼却処理は気仙沼市に委託しています。
焼却処理後の灰は町に持ち帰ってきているのですが、町内に最終処分場はないので、
灰も他地域に処理をお願いしなければいけません。

そうした中で、この事業を行なうことによる循環型社会の形成、
ゴミ焼却量の削減が期待されています。

(集会所での説明会の様子)

この事業の実施にあたって、その原料となる生ごみは必要不可欠。
現在可燃ゴミとして焼却している生ゴミを、分別収集しなくてはいけませんので、
町民の皆さんの分別の精度がとっても重要!というわけなのです。

現在町では、説明会の他にも、バイオガス事業のパートナー(事業実施会社)であるアミタ(株)と
来年度の事業実施に向け、バイオガス施設の建設や液肥の出口確保(液肥の利用推進)のため、
準備を進めているとのこと。

工事など目に見える復興だけではなく「エコタウンへの挑戦」も、進んでいますよ!

(高橋)

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カキ初出荷

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15時現在、宮城には大型台風18号が最接近しています。
南三陸町内の小中学校は休校。
国道の複数個所で冠水も見られるようです。

そんな本日、10月6日は
宮城県内の生食用カキ初出荷日でもありました。
早朝、戸倉地区波伝谷に完成したばかりのカキ共同処理場へお邪魔して参りました。

養殖カキは町の水産業の柱の一つです。
漁業家の復活への思いも強く、震災のその年から種付けが再開されました。
洗浄・殻むきなどの作業は仮設の施設で行われてきましたが
この秋念願の共同処理場が再建。
震災から3年半、ようやくカキ養殖事業が本格復旧することとなりました。

相当の荒天ですが、「今日はやんねばなんねがった」とのこと。
前日に水揚げしたカキを新鮮なうちに剥く必要があるためです。

朝4時より50名以上が揃い、一斉に殻むきに取り掛かります。

「半分くらいは震災前の作業場で働いてた人だべな。」
「俺はわかめ養殖やってっけど、この時期時間あるから来てんだ。」



戸倉の海で育てられたカキがプルッと剥き身にされていきます。
今年は産卵時期の延びによりスタートこそ遅れたものの、
身の育ちは上々だそうです。

計量ののち箱詰め。
今日は1,190kgの剥きカキが
石巻の共販所へ出荷されていきました。


カキの季節はこれから半年以上続きます。
冬の間は生食用、春には加熱用として5月まで出荷されるそうです。

現在採れるカキは国からの「がんばる養殖復興支援事業」助成を活用し
地域の漁師さん方の協働事業として養殖しているものです。
その助成もこの12月で終了。
年明けからは個々の養殖漁業家からカキが持ち込まれることとなります。

「うちほも設備投資に赤字続きで不安ばっかりだども、
 だんだんと昔みてえにできればいいなと思ってさ。」(養殖漁業家の方)

忙しない施設内で、皆さんの明るい表情が印象的でした。

(日比谷)

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全日本語りの祭り in 南三陸

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9月末の週末、ホテル観洋でのこと。
ソファ席に向かい、地元言葉の女性が民話を語り始めました。

これは『第12回 全日本語りの祭り in南三陸』の一幕。
2年に一度、語りを愛する人々が全国から集うという
いわば語り部の強化合宿です。

2泊3日、300名以上が共に過ごすとあって
どの語り部さんも強い向上心を持って参加されている様子。
ロビーで実施された分科会『志津川の民話と被災者の話』には
仲松敏子さんも所属する『しづがわ民話の会』が登壇。
志津川湾を背景に40名余りが耳を傾けました。

民話や震災体験以外にも語りの種類は多彩です。
同じ頃、ホテル内の客室では「高齢者への紙芝居と語り」「乳幼児に語る」等
部屋ごとに違うテーマで分科会を実施。
どの方も客室を行き来しつつ、語りの腕を磨きあっていました。


その後一同が会した全体会。
南三陸に暮らす4人の方が登壇し、それぞれから見た『復興』を語りました。

行山流水戸辺鹿子躍(ぎょうざんりゅうみとべししおどり)保存会会長 村岡賢一さんからは
鹿躍復活の軌跡と未来への決意が語られ、
会場より激励の拍手が贈られました。


『全日本語りの祭り』は1992年より始まり、
これまで関東・東北・沖縄など各地で開催されてきました。
第12回の舞台に南三陸町が選ばれたのは「いま語りの力を感じさせられる場所だから。」

震災後、他地域から町へ応援に入った語り部さんたちが目にしたのは
自らの痛みを語りに代える人々の姿だったそうです。

語ること・聴くことが双方への安らぎとなっている様に
『語り継ぐ』ことの力を実感。
東北の更なる復興を願い、今回の開催へと結びついたのだといいます。

「南三陸のベテランの方はもちろん、若い方たちの奮闘ぶりも聴かせてもらえました。」
「どちらが励まされているのかわかりませんね。」

2泊3日の期間中、学びの時間は夜遅くまで続いたそうです。
今回のお祭りが語り部の皆さんへの、また復興への大きな糧となりますように。

■NPO法人 全日本語りネットワーク
サイト http://www.japankatarinet.jp/index.htm

(日比谷)

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