南三陸町長杯 グラウンド・ゴルフ大会

秋雲流れる10月24日。

歌津地区平成の森にて
『平成26年度南三陸町長杯 グラウンド・ゴルフ大会』が開催されました。


シニア層に絶大な人気のグラウンド・ゴルフ(以下GG)。
数年前から町主催の大会が開かれていたそうですが、震災以後は今回が初開催。
しおかぜ球場に全町から90名の精鋭が集いました。
佐藤町長も参戦です!




広くて爽快!と思いきや、ここはなかなかのハードコースなのだそうです。

「広いとホールポストまでの距離長くなっし、芝もあっがら強く打だねば届かねんだ。」

海山で鍛えた身体能力の活かしどころ。
ホール傍まで寄せる鋭いショットやホールインワンが連発されていました。

「大きな試合に出てる人もいるし皆強いねえ。」
「わたし散々だったやー、もっと練習せねば。」
「んだねえ、わたしも。」

およそ3時間、広い球場を駆け回り、競い合った選手たち。
試合後は皆肩を並べ、暖かい豚汁で疲れを癒すのでした。
お疲れ様でした!


(日比谷)

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志津川湾鮭まつり福興市&産業フェア

お天気続きの南三陸、日中の気温20度、夜間は4~5度です。
3連休お出かけの際は寒暖差にお気をつけくださいね。

さて、毎月おなじみ福興市レポート。
今回は写真たっぷりでお伝えします。

先週26日、10月最後の日曜日。
ベイサイドアリーナ隣の会場にて『志津川湾鮭まつり福興市』が開催されました。
出来すぎなほどの快晴です。


今回は4年ぶりの復活だという『産業フェア』と同時開催。
出展ブースの張り切りぶりをご覧ください。

農業!

林業!!

水産業!!!

南三陸ほか、地域の魅力を謳う地場産業の数々が勢ぞろいです。
「福興市には出店したことなかったけど、産業フェア復活っていうから来ちゃったよ!」
というお店も。






会場入り口には漁協女性部のふるまうさけ汁のいい香りが。

ステージも大盛り上がり。
澄んだ空にアーティストさん方の奏でる音色が映えます。


司会のゆうみお姉さんは和服姿で歓声を集めます。

そういえば、今日はなんだかお着物の方が多いような。


始まったのは岡山県笠岡市『着物でつなぐプロジェクト結』によるファッションショー。
見よ、このずらりと並んだ綺麗どころを。

町内商店等の看板娘たちが晴れやかな装いでランウェイを舞います。



男性陣もかぶりつきです。


一方、この行列はというと。

のり巻きの長いやつですね。
今回の具はいくらですね。


70メートル成功!

いくら巻きで乾杯( ^-^)o目☆目o(^.^ )。
それにしてもこの日は美女が多かった。

さてさて皆さん、今回のレポートはいかがでしたでしょうか。
写真で見るだけでも楽しい福興市。
お越しになればお腹と心も満たされちゃいますよ。
次回11月30日開催の『いくらまつり福興市』でお待ちしています!!






(日比谷)

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災害公営住宅見学会

各地で進む住宅再建。現在も1500以上の世帯が新しい住まいの完成を心待ちにしています。

先日、町営名足復興住宅で開かれた災害公営住宅見学会に参加させてもらいました。
(名足復興住宅につき以前ご紹介した記事はこちら
2014年9月1日記事2014年7月11日記事2013年10月22日記事

災害公営住宅には5タイプの間取りが用意されています。今回公開となったのは集合住宅・3DK・約70平米、『Fタイプ』とされるお部屋でした。

「こんにちはー・・・。」ご予約の見学者の皆さんがみえました。それぞれ、歌津や志津川の災害公営住宅へ入居を希望されているそうです。

「けっこう広い!」、「収納もたくさんあるんでないの~。」にわかに賑やかになる3DK。

「狭いって聞いてたけど、今いる仮設住宅に比べたら充分広く感じるね。」

広さより防音や電気系統、交通の便などを重視されている様子でした。離れて暮らす家族を呼び寄せて入居したい、という女性は仏壇や神棚の置き場所を気になさっていました。

「仏様と神様、べっこのお部屋にせねばね。もう仮住まいでないんだから、いろんな事かっちり決めたいわけっさ。」

家財道具について熱心に質問される方も。

「今使っているカーテンは合うの?」
「間口が一般の仮設住宅より大きいので、買い足しが必要になるかと。」
「家電は?」

一から揃えるのは大変ですよね。

「角部屋は明るくていいねえ。ここがいい(笑)!」
「私も近所にお友達がいれば入りたいくらいだわ。」

部屋中の扉を開けて回りながら、どの方も嬉しそうなお顔になっていました。新しい住まいで新しい生活を迎えられる日が早く来ますように。

 

ペレットストーブの購入補助について

南三陸町では、ペレットストーブを購入・設置される方に対して、今年も補助金の交付を行なっています。
(昨年ご紹介した記事はこちら)

  (クリックで拡大)

一般的な暖房器具の燃料といえば灯油が思い浮かびます。皆さんも、多分ほとんどの方は灯油を使っていると思うのですが、灯油って、うっかりこぼしてしまうこと、ありませんか?
私はよくやってしまうのですが(笑)、片付けは大変だし、完全にとぶまでニオイは残るし、こぼしてしまった灯油は使えないしで、「こんな時ペレットだったら…」と思ったことがありました(^^;

そして、ペレットストーブ、進化しているようです!タイマーやリモコン操作などがついていたり、見た目もオシャレなものが増えていたり、機能性もデザイン性もアップしています(’▽’)♪

普通のストーブと比べると値段は少しお高いですが、昨年度に引き続き今年度も、“宮城県”と“南三陸町木質バイオマスエネルギー利活用推進協議会”からの補助があります!

☆広報10月号より☆-・-・-・-・-・―・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

・県補助:購入・設置に係る事業費用の2分の1以内(上限10万円)
・協議会補助:県補助残額の2分の1以内(上限25万円)
・申請期間:10月31日(金)
・申込受付台数:50台(先着順)
・申請先:南三陸町木質バイオマスエネルギー利活用推進協議会(事務局:産業振興課)
・問い合わせ:産業振興課 農林業振興係(TEL0226-46-1378)

―・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・―

「森林資源の地産地消サイクルの確立に努める」という今年度の施政方針にもあるように、
町では今後も、持続可能な地域の森林資源を活かした「エコタウンへの挑戦」の実現に向け、
取り組んでいきます!

 

食事処たいしゅう 寿司・御食事処「たいしゅう」としてリニューアルオープン!!

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創業65年、歌津地区伊里前で愛され続けていた『食事処 たいしゅう』。
震災後は高台に店舗を移し、ラーメンや定食、仕出しなどの料理で人々のお腹と心を満たしてきました。

そんなたいしゅうさん、このたび長くお勤めだった料理長が勇退され、新しい料理人さんが入られたとのこと。
併せてお店も改装されたそうで、10月17日、リニューアルオープン当日のたいしゅうさんへお邪魔してきました。

新しく板場に入ったのは山内弘明さん。歌津地区出身、お寿司屋やホテルで和食の修業を積んでいらした板前さんです。

店構えや内装も、落ち着いた和の雰囲気に一新されました。

もちろんメニューもジャパネスク。スシ、サシミ、テンプラ・・・o(>▽<)o!!

「お米は宮城県産ササニシキ、魚介類は志津川のお魚屋さんなどから仕入れています。」

また、宮城の地酒も豊富にとり揃えられているそうです。地元を愛する精神はリニューアル前から変わっていません。

新装開店からというもの、夜の営業時間は予約でいっぱいのようです。ランチメニューも充実しており、以前から人気だったお弁当・仕出し料理も引き続きご注文承り中とのこと。歌津へお出かけの楽しみがまた一つ増えました(^^)。


■寿司・御食事処「たいしゅう」
住所:南三陸町歌津字峰畑54
電話:0226-36-2015 FAX:0226-36-2885
営業時間:11:00~14:00、18:00~21:00
定休日:水曜日
facebook https://www.facebook.com/Taishuusyokudou?fref=ts

南三陸 おらほの酒づくりプロジェクト 続報

夏の初めにお伝えした、『南三陸 おらほの酒づくりプロジェクト』。
その後なかなかお邪魔できていなかったのですが
「収穫終わっちゃうよ!」との情報に、慌てて車を飛ばしました。

10月17日、駆けつけたのは歌津地区中在の酒米田んぼです。

うわあ金色!て、あれ?
稲が寝てしまっているような。

「田束山から吹き下ろす風や雨、2度にわたる台風で稲が倒れてしまったんです。
 できるかぎりはワラでくくって自立させてあります。
 『稲おこし』という処置ですが、これだけ立てるのに何日かかったことか(笑)。」

ご無沙汰している間にいくつもご苦労があったようで・・・。
お米への被害はほとんどなかったとのこと、胸をなでおろします。

「くくっているワラを切って稲をほぐしてあげてください。
 また田んぼの四隅を手刈りし、
 コンバインを乗り入れるためのスペースを作ってください。」


午後の半日、企業ボランティアさんと共に鎌をふるいました。
戸倉地区の田んぼは既に
地元の若者や小学生、交流イベントの参加者の手で刈り入れられたそうです。

「トラブルも多かったけどまずまずの収穫。」
南三陸町復興推進ネットワーク 及川渉さん(左)と復興応援隊 小野寺敬さん(右)も
明るい表情を見せます。

お米は乾燥・脱穀ののちに酒蔵へ託され、
来年の2月には約3000本の日本酒になって戻ってくる予定。
酒づくりの続報をお楽しみに。

■一般社団法人 南三陸町復興推進ネットワーク
サイト  http://www.373net.org/

(日比谷)

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秋サケ遡上

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三陸はそろそろ晩秋の雰囲気。
志津川魚市場には連日20~30トンのサケが水揚げされてきています。


春夏の養殖銀ザケと違い、秋のシロザケは遠海を旅して戻ってきた天然物です。
冬のお楽しみ『キラキラいくら丼』のイクラも、このシロザケから採られます。

水尻川では『やな場』作りが始まっていました。
川を遡ってきたサケを檻に捉える仕掛けです。

捉えたサケから卵を採取し、半年かけて孵化・成長させ、
翌春に稚魚を放流するのです。

河口近くにはもう大きな魚影が泳いでいました。
2014年に遡上してきたサケたちは4歳から5歳。
震災から間もない頃に放流された稚魚もいるはずです。

「震災以後に放流されたサケは帰ってこないのでは」と心配されていましたが、
現在のところ水揚量は前年と遜色ないとのこと。
サケを迎え、育て、生活の一部としてきた地域の文化を
今年も受け継いでいきたいものですね。

(日比谷)

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南三陸町合同再会さろん

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本日は10月7日に開催された、
南三陸町社会福祉協議会被災者支援センター主催の
「南三陸町合同再会さろん」の様子を紹介します。

まずは、南三陸町合同再会さろんのことを説明します。
参加者は、震災でやむを得ない事情で町外のアパートなどに暮らす、みなし仮設の方々が、
通常は2~3か月に1度各方面で行っているお茶会があります。
たまにはお互いに集まり、今の暮らしを語り合ったり、
故郷の復興の様子を見たり、聞いたりする場所になればと、
半年に1度の割合で開催されている催しのことです。


さて今回で2回目の開催をむかえた南三陸町合同再会さろんですが、
仙台市方面から30人、登米市方面からは44人と大勢の参加者が集まりました。

仙台、登米各代表の方から、
「久しぶりに故郷に帰ってきたので、思い出話や復興の様子を見て楽しみましょう。」と
食事を交えながら、なごやかに進みます。


久しぶりの再会に
「いま、どごで、なぬやってんのや」とか、「あど、あえねどおもってだぁ」など、
涙ぐむ方もおられました。


各地区のハーモニカ愛好家の演奏で、「故郷」の合唱がはじまり、
そのあとは、参加者全員で東北音頭の踊りが始まりました。


なんと、飛び入り参加で「オクトパス君」がお邪魔して、会場も大盛り上がりです。

最後は、みなさんで記念写真をぱしゃり。
みなさんいい顔してますね。

帰りは、「まだ会うべすなー、こんどどっかでお茶すっぺ」など、
なごりおしそうにバスに向かわれました。

1日でも早く、復興して故郷に帰って来れれば、いいですね。

(遠藤)

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就職セミナー しごとサロン

産業・サービス・建築などなど、いま三陸地方の求人情報は非常に多様です。
人材育成のため、気仙沼サポートセンターでは
求職者へ向けた学びの場『就職セミナー しごとサロン』を実施しています。

その中でも南三陸町の会場では毎月パソコン講座を開催されているとのこと。
10月15日、ベイサイドアリーナへお邪魔してきました。

この日の課題は『家計簿・表計算の仕方』。


参加者はレベルも様々な13名。

「何回目の参加かしら。 皆と一緒に勉強できると楽しみにして来ました。」
「私はパソコンに触るのも久しぶり。震災以来かも。」

講師の高橋洋子さんが丁寧に指導に回ります。

スタッフの安川芳美さんにお話を伺いました。

「事務職志望のパソコン初心者の他、私物のパソコンを持参される方も多いです。
 育児等で家庭に入られており、これから復職をめざす方が
 操作の勘を取り戻すために参加してくださっているようです。」

「家事との兼ね合いなど、女性や中・高齢者からみた就業問題は簡単ではありません。
 しごとサロンでは今回のような実務に直結する内容の他、
 フラワーアレンジメントや健康・美容等についての講座も用意しています。
 学ぶことで、職業人としての自信につなげていただきたいですね。」

明日22日は気仙沼の会場で
看護・介護の初歩講座を開催予定とのこと。

(←クリックで拡大)

「しごとサロンでは初めて扱うテーマです。
 医療施設の再建等により、
 今後ますます人材が求められる分野でもあります。
 看護・介護のお仕事へ目を向けていただく
 きっかけとなればと願っています。」

「その他にもお困りのことがあれば、気軽にご相談くださいね。」(安川さん)

気仙沼サポートセンターのスタッフさんは笑顔の優しい方ばかり。
お仕事を探す方も、お仕事に悩む方も、温かく迎え入れてくれます。

  左より
山田さん、高橋さん、安川さん、千葉さん

■気仙沼サポートセンター
サイト http://miyagi-fukkousupport.com/?page_id=42

(日比谷)

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森林組合セミナー

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先日開催された森林組合セミナーの様子をご紹介します。

参加者は、南三陸で山に携わっている方、役場関係、土木、建築関係、
イベントコーディネーターなど、さまざまな職種の方13名です。

今回のテーマは「デザインの力で進める木材資源の有効活用」です。

日本を代表する家具デザイナーの小田原健さんより、スライドを見ながら、
身近な森林資源を活かした木材加工、目前の復興住宅に活かす企画と技術について、
いろいろとお話をしていただきました。

今では住宅を建築する時に一般的に使われている、プラスチック、合成樹脂を含んだ建材と、
昔から使われている杉材があります。
たとえば、杉材は年数がたち古くなっても、古くなればなるほど味わいが出ます。
また機能は新しいものと変わらず、廃棄しても害にはなりません。
一方、合成樹脂などを含んでいる建材は、廃棄の際有害物質を出す恐れがあるそうです。

スライドでは杉材を使った様々な作品(椅子、テーブル、作り付けの家具)を見ながら、
南三陸の山の資源を、何かに使えないか、
小田原さんの加工技術を地元でも参考に出来ないかなど、話し合いが続きました。


最後に小田原さんから、
「地域の資源で、地域の人たちで、地域の為に立ち上がろう、
目の前の木材資源が待っている」と、締めくくられました。

間伐や下草刈りなど手を入れていない山や倒れた木をそのままにしている林道など、
当たり前に見ていましたが、
ひとつひとつ管理をしていけば、貴重な資源になっていくんだと感じました。

みなさんも、もう1度地元の資源に目を向けて見てはいかがでしょうか。

(遠藤)

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