三陸はそろそろ晩秋の雰囲気。
志津川魚市場には連日20~30トンのサケが水揚げされてきています。
春夏の養殖銀ザケと違い、秋のシロザケは遠海を旅して戻ってきた天然物です。
冬のお楽しみ『キラキラいくら丼』のイクラも、このシロザケから採られます。
水尻川では『やな場』作りが始まっていました。
川を遡ってきたサケを檻に捉える仕掛けです。
捉えたサケから卵を採取し、半年かけて孵化・成長させ、
翌春に稚魚を放流するのです。
河口近くにはもう大きな魚影が泳いでいました。
2014年に遡上してきたサケたちは4歳から5歳。
震災から間もない頃に放流された稚魚もいるはずです。
「震災以後に放流されたサケは帰ってこないのでは」と心配されていましたが、
現在のところ水揚量は前年と遜色ないとのこと。
サケを迎え、育て、生活の一部としてきた地域の文化を
今年も受け継いでいきたいものですね。
(日比谷)
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