各地で進む住宅再建。現在も1500以上の世帯が新しい住まいの完成を心待ちにしています。
先日、町営名足復興住宅で開かれた災害公営住宅見学会に参加させてもらいました。
(名足復興住宅につき以前ご紹介した記事はこちら
→2014年9月1日記事、2014年7月11日記事、2013年10月22日記事)
災害公営住宅には5タイプの間取りが用意されています。今回公開となったのは集合住宅・3DK・約70平米、『Fタイプ』とされるお部屋でした。
「こんにちはー・・・。」ご予約の見学者の皆さんがみえました。それぞれ、歌津や志津川の災害公営住宅へ入居を希望されているそうです。
「けっこう広い!」、「収納もたくさんあるんでないの~。」にわかに賑やかになる3DK。
「狭いって聞いてたけど、今いる仮設住宅に比べたら充分広く感じるね。」
広さより防音や電気系統、交通の便などを重視されている様子でした。離れて暮らす家族を呼び寄せて入居したい、という女性は仏壇や神棚の置き場所を気になさっていました。
「仏様と神様、べっこのお部屋にせねばね。もう仮住まいでないんだから、いろんな事かっちり決めたいわけっさ。」
家財道具について熱心に質問される方も。
「今使っているカーテンは合うの?」
「間口が一般の仮設住宅より大きいので、買い足しが必要になるかと。」
「家電は?」
一から揃えるのは大変ですよね。
「角部屋は明るくていいねえ。ここがいい(笑)!」
「私も近所にお友達がいれば入りたいくらいだわ。」
部屋中の扉を開けて回りながら、どの方も嬉しそうなお顔になっていました。新しい住まいで新しい生活を迎えられる日が早く来ますように。