午後から日差しも強くなるようです。
震災後もいくつもの飲食店が営業再開を果たしています。
大勢での宴席のときに頼りになるお店の一つが『居酒屋 和来(わらい)』です。
店長の佐々木真(しん)さんにお話を伺いました。
私の両親が志津川で30年間続けた店でしたが、津波で流失しました。
一旦家族で避難生活をしていたところ、常連さんたちの要望をいただきまして
入谷地区で『さとみ』を再開することにしました。」
奥様のご実家の一部を改装し客室と厨房を設けました。
震災からわずか2ヶ月、提供できるメニューも限られていましたが
新装『さとみ』は希少な寛ぎの場として重宝されるお店となりました。
お客様の反応が真さんに次の決意をさせます。
店舗も看板も一新、『居酒屋 和来』がオープンしました。
1階はカウンターの中からすべての席が見渡せます。
上は吹き抜けで、見上げれば2階のお客様ともやり取りができるんですよ。」
東日本一帯で復興事業の進むこの時期、技師さんたちはどこも大忙しで
地元の業者さんだけを集めて工事をお願いするなんてまずありえないこと。
それを実現させたのは人々のお店への大きな期待、そして店長・真さんの人柄です。
このお盆も帰省したご家族連れや同窓会など、予約でいっぱいだったそうです。
震災直後は提供できなかったお刺身は今では看板メニューとなりました。
今だから皆さんに“わらい”のある暮らしをしてもらいたい。
地元の方も他所から来られる方も、ここに来れば会話があり、交流があります。
たくさんの方に“和”みに“来”てほしいんです。」
営業時間 18:00~23:30
定休日 日曜日
住所 南三陸町入谷字桜沢357-8
電話 0226-25-8873
Webページ(観光協会サイト内) http://www.m-kankou.jp/restaurant/7521.html/
より多くの方に読んでいただけるよう
「南三陸なう」は現在、ブログランキングに参加しています。
以下バナーへの1クリックにご協力をお願いします!m(_ _)m
↓ ↓ ↓