名足小学校入学式

0

春ですね♪新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます!入学シーズンのこの時期、町内でも各校で入学式が行われました^^

4月7日、月曜日。お邪魔したのは、歌津地区の名足(なたり)小学校。

名足小学校は、3年前の震災で津波による被害を受けました。児童たちは、校舎の復旧工事の間、同地区の伊里前(いさとまえ)小学校で学校生活を送っていたので、昨年は伊里前小学校内での入学式でした(昨年の入学式の様子はコチラ)。昨年の11月に校舎の復旧工事が終わり、名足小学校に戻ってきた児童たち。今回が、この新しい校舎で初めての入学式となります^^

ピカピカの校舎に、ピカピカの新1年生♪今年の新1年生は、男子4名・女子4名の、計8名。教室で式の始まりを待つ間、お返事やお辞儀の練習をして、準備はバッチリ☆

いよいよ、先生やお父さん・お母さん、在校生のお兄さん・お姉さんの待つ多目的ホールへ。少し足早に入場していく児童たちは、ちょっと恥ずかしそうにも見えました。

名前を呼ばれると、きちんと手を挙げて「はい!」と元気よくお返事。先生や来賓の方のお話もお行儀よく聞いて、お辞儀も立派にできました^^立ち姿が、凛々しいです!

式が終わった児童たちは、この表情。

「全然緊張しなかったよー!」なんて言っていたけど、式の前より表情がやわらかくなったように見えます^^

これから始まる小学校生活。希望をもって豊かに学び続ける、心身ともに健やかな1年生になってくださいね!

 

交通安全町民総ぐるみ運動

震災から3年、現在東北各地で震災復興事業が進められています。
もちろん南三陸町でも。
住居や河川、国道等、工事の進展が加速するなか、
このところ一段と交通量が増えてきました。

南三陸町交通安全対策協議会では4月6日~15日の10日間
「春の交通安全町民総ぐるみ運動」を展開しています。
こちらは4月7日、志津川地区大森地内にて行われた
交通安全宣言式。


町内工事に携わる事業者の方々が
交通事故のない復興を誓いました。

「乗車!シートベルト着用!点灯確認!」


「出発!」


現在町内にはダンプカー等、
一日1,000台の大型車両が走っているそうです。
復興進捗に伴う道路の変更も多く
渋滞や接触事故の可能性が心配されています。

「町の交通事情は変化し続けています。
 工事関係者や町民の皆さんに意識を高めてもらい
 事故のない復興へと繋げていきたいですね。」(南三陸警察署交通課 三浦清也課長)

「春の交通安全町民総ぐるみ運動」は明日以降もこんな行事を実施予定。
飛び入り歓迎だそうですよ!

 4月10日(木)AM7:00~10:00
南三陸地区安全運転管理会・復興事業従事事業所の若手従業員による
3時間リレー街頭キャンペーン
場所:志津川字廻館地内 国道398号 八幡橋西側交差点

 4月15日(火)AM10:00~11:00
交通安全運動街頭キャンペーン「幼稚園児ほほえみ作戦」
場所:入谷字岩沢地内 国道398号 新水境トンネル手前約600m左側パーキング

(日比谷)

より多くの方に読んでいただけるよう
「南三陸なう」は現在、ブログランキングに参加しています。
以下バナーへの1クリックにご協力をお願いします!m(_ _)m
  ↓  ↓  ↓



寄木の植樹祭

先週3日早朝、東北太平洋沿岸に津波注意報が発表されました。
南三陸町でもバスの運休などの影響が見られましたが
夕方には注意報も解除となりました。
大きな被害も聴こえてきておらず、ほっとしています。

さて3月30日、歌津地区寄木。

漁港近くの広場に人々が集まってきました。


数十本の苗木が用意されています。
植樹祭の始まりです。

プロジェクト「香りの灯台~はじまりの花ひろば~」は
寄木地区を植物の力で元気にするため
同地区の方と尚絅学院大学 生活環境学科の共同企画でスタートしました。

平成25年度には環境省主催「みどり香るまちづくり」コンテストにて
震災復興特別賞を受賞。
苗木の中にはその副賞として受け取ったものもあるそうです。

あいにくの冷たい雨ですが、地元の方や学生さんなど40名余りが
合羽姿で植樹に勤しみます。


「この花ミツマタっていうの?初めて見たよ」
「ローリエと地元の魚でなにかできないかなあ」
花木、実のなる木、ハーブ等、苗木はいずれも
六感(香・食・触・目・手・元気)で楽しめることを条件に選ばれています。

寄木地区ではもともとあった住宅の8割を津波の被害により失っており、
高台への移転計画が進められています。(造成工事についてはこちら)
町並みも生活も、これから新しく作り上げていくことになります。
「はじまりの花ひろば」はその一環だそうです。

香高いひろば作りにより交流が生まれ、
花が咲けばコミュニティが生まれ、
収穫があれば産業が生まれ、
生長木から分かれた株がまた景観を彩り、人々の自信を生むことでしょう。

この日作業の終わったひろばの様子。

このスペースからどんな賑わいが生まれるのでしょうか。
これからも追いかけていきたいと思います。

(日比谷)

より多くの方に読んでいただけるよう
「南三陸なう」は現在、ブログランキングに参加しています。
以下バナーへの1クリックにご協力をお願いします!m(_ _)m
  ↓  ↓  ↓



歌津ひろば~出張子育て広場~

最近ぽかぽか陽気の南三陸。今朝は虫の姿を見つけました^^もうすっかり、春ですねぇ~♪
一日遅れてしまいましたが・・・新年度がスタートしましたね!
本年度も“南三陸なう”を、どうぞよろしくお願いいたします。

さて今日は、昨日ご紹介した子育て支援センターの活動の一つである、“出張子育て広場”の様子をご紹介。

先日歌津で開催された“歌津ひろば”に、お邪魔してきました。場所は、歌津中学校のすぐそばにある“歌津学童わんぱくキッズクラブ”。

おもちゃがたくさん揃っているので、子ども達は自由に遊ぶことができます。保育士さんもついているので、ママたちもママ同士のお話を楽しみ、安心して遊ばせることができますね♪

恥ずかしさや緊張のせいか、最初はひとりで遊んでいた子ども達も多かったのですが、だんだん慣れてきて、みんなで仲良く一緒に遊んでいました^^

楽しく遊んだあとはお片付けをして、体操の時間。

いっぱい遊んで元気に動いて、お腹が空いたところで、お待ちかねのおやつタイム♪
お兄ちゃん・お姉ちゃんは、机を出すのをお手伝い!

チビッコちゃん達は…

机の上に乗りたくなっちゃうよね!

おやつを食べながら先生のおはなしを聞いて、この日の歌津ひろばはおしまい。子ども達の明るい声が響き、ママたちも笑顔いっぱいの楽しい“ひろば”となりました!

予約などの必要はなく、自由に気軽に行けるそうなので、お近くの方はぜひ、遊びに行ってみてはいかがでしょうか^^?

■出張子育て広場
日  時:水曜 10:00~11:30
対  象:未就園児とその保護者、祖父母、妊婦
場  所:歌津ひろば…歌津中学校隣、歌津学童わんぱくキッズクラブ
入谷ひろば…入谷公民館、和室
戸倉ひろば…宮城県志津川自然の家、研究室4,5
問合わせ:0226-47-1275(子育て支援センター)

*水曜日に、3か所のうち1か所のみ開催。歌津は月2回、入谷・戸倉は月1回の開催です。
*お子様の水分補給のための飲み物持参が必要となります。
*詳しい日程は、広報やお電話でご確認ください。

 

子育て支援センター

今日は“子育て支援センター”について、ご紹介いたします。家庭で保育する乳幼児やご家族の皆さん、妊婦さんを対象に活動しているこの施設。

志津川小学校体育館脇にある“みんなの児童館”を拠点とし、子ども達が安全にのびのびと遊べ、季節の行事や生きる力を共に学ぶ活動を行っています。

平日(月曜~金曜)の午前10時~午後3時までの間、子ども達の遊びを見守りながら、子育て仲間との交流を楽しむ場として、子育て支援センターの施設(みんなの児童館)を開放し、様々なイベントが行われます^^

☆ママカフェ☆(毎週木曜開催) 親子クッキングやおしゃべりを楽しみます♪

(手づくり石けん作り)

(梅干し作り)

(干し柿作り)

☆お楽しみ会☆(不定期) 季節の行事を親子で楽しみます♪

(クリスマス会)

(餅つき大会)

この他にも…ミニ畑で野菜や果物を育ててみんなで食べたり、施設のミシンやアイロンを使って子ども達の物を手作りしたり、子ども服のリサイクルや、DVD・絵本の無料貸し出しなど、施設を開放して、たくさんの活動をしています!!

子育て情報の提供や育児相談の受付、講習会の実施などもしているので、子ども達にも、子育てをする方にも、とっても頼もしい施設ですね^^

以前の建物は震災で流出してしまい、現在のこの建物は「Tカード提示で被災地に児童館を。」プロジェクトの寄付で、全国のみなさんのTポイントの寄付によってできたものだそうです。その関係もあり、ここで無料貸し出しされているDVD等はTSUTAYAさんからの寄付なのだそうです!

だから、建物にTポイントのマークがあるんですね^^

明日は、施設開放の出張版、“出張子育て広場”の様子をご紹介いたします^^

 

■子育て支援センター
住 所:志津川字城場41番地(志津川小学校体育館隣。みんなの児童館)
電 話:0226-47-1275
時 間:平日(月曜~金曜)午前10時~午後3時

*子育て情報や育児相談などの詳細はこちら。行事や、ためになる情報をお知らせする“たけのこだより”も見られますよ!

 

南三陸復興まちづくり情報センター

0

昨日は3月最後の日曜日でしたが、あいにくのお天気でした。
冷たい雨風に、福興市も時間を切り上げての終了となったようです。
そんなお天気も本日は一転、快晴となりました^^。

さてさて、先日3月20日。
さんさん商店街駐車場、モアイの隣に
「南三陸復興まちづくり情報センター」がオープンしました。


町の復興情報を分かりやすくお伝えするため
南三陸町復興市街地整備課と
UR都市機構により立ち上げられた、こちらの施設。

各種建設工事の最新の進捗はもちろん、

リアス式海岸・過去の災害など町の特性について学べる展示や、

未来の町をお散歩できる立体CGなども。


以前ご紹介した「もけプロ」模型も展示されています。
さっそく、制作に参加した志高生たちが来ていましたよ!


「将来の町の形をたくさんの方にご覧いただきたいと思っています。
BRTや災害臨時バスの停まる志津川駅もすぐ近くです。
通勤通学やお買い物の際に、気軽に立ち寄ってくださいね。」
(常駐スタッフ 久保田育子さん)

■南三陸復興まちづくり情報センター
 場所:南三陸さんさん商店街駐車場内
 開館日: 火曜日~土曜日(祝日・年末年始を除く)
 開館時間: 10:00~16:00
 入館料:無料

(日比谷)

より多くの方に読んでいただけるよう
「南三陸なう」は現在、ブログランキングに参加しています。
以下バナーへの1クリックにご協力をお願いします!m(_ _)m
  ↓  ↓  ↓



災害廃棄物処理施設 終了祭

0

2014年3月24日。
戸倉地区にて、災害廃棄物処理施設の閉場に伴い
終了祭が行われました。


(以前ご紹介した記事はこちら→2012年12月26日 2013年9月17日)

2012年3月に最初の土砂が運び入れられてから2年余。
素材も様々な災害廃棄物がここで選別され、
リサイクルや焼却などの処理が行われてきました。
その総量は66万トンに上るそうです。

処理施設はすでに解体され、
耕地への復旧作業も3月末までに完了の予定。

施設跡には今、コンクリート片や塩害木ではなく
これからの町を支える土が積まれています。

あの日から3年。
また1つ、町は新しい歩みを進めます。

(日比谷)

より多くの方に読んでいただけるよう
「南三陸なう」は現在、ブログランキングに参加しています。
以下バナーへの1クリックにご協力をお願いします!m(_ _)m
↓  ↓  ↓



東北民話亭

春の雪となった先週末。
重く湿った雪に、町内では停電や倒木等の影響が見られました。

さて、そんな雪も融けた日曜日。
町の民話を聴きに出かけてきました。

東北地方にはいつの頃からか幾多の民話が伝えられてきました。
その土地にまつわる民話の数々は
親から子、子から孫へ語り継がれてきたそうです。

これらを後世へ遺すため
日本伝統文化振興協会によって始まったのが「東北民話亭」です。
記念すべき第一回がこの日、南三陸ポータルセンターで開かれました。

実は、南三陸近辺は民話の宝庫。
「宮城の遠野」と呼ばれる入谷地区を始め
数えきれないほどの民話が存在しています。

まず高座へ上がったのは
落語家の古今亭駿菊(ここんていしゅんぎく)師匠です。
被災地へ笑いを届けようと
仮設住宅や医療施設等、これまで150ヶ所以上を訪れていらっしゃいます。


この日披露された『おひがんとおすがん』は
入谷地区に伝わる民話を元にした新作落語です。
山育ちの嫁と海育ちの姑のケンカの顛末とは・・・?

町内ではよく知られた民話ですが、客席大喜び。
語り手ごとの味わいの違いも民話の魅力の一つです。

続いて「しづがわ民話の会」仲松敏子先生が登場。
(以前ご紹介したブログはこちら)

演目は『竹島と大蛸伝説』『ひったりづさん(屁ったれ爺さん)』の2編。
「むがすむがす、かみのづさんとしものづさんとあったんだと。」

土地の言葉で語られる珍騒動に笑い声が湧き上がりました。

高座真ん前(つば被り、と呼ぶのだとか)に車座となり
プロの語りを堪能した1時間半。
第一回「東北民話亭」は感謝の拍手で幕となりました。

民話の世界を楽しみ、次の世代へ遺すため
今後も演劇公演やCD化などの活動を展開されていくそうです。

■東北民話亭
お問い合わせ:一般社団法人 日本伝統文化振興協会
TEL:090-2979-7527
MAIL:minnaminwa@yahoo.co.jp

(日比谷)

より多くの方に読んでいただけるよう
「南三陸なう」は現在、ブログランキングに参加しています。
以下バナーへの1クリックにご協力をお願いします!m(_ _)m
↓  ↓  ↓



ぬくもり工房

町の女性は働き者。女性ばかりで事業を立ち上げる例も増えてきました。今日はそんな中から、入谷地区「ぬくもり工房」をご紹介します。

南三陸町生活研究グループ ぬくもり工房は2013年3月24日、主婦の皆さんが中心となってスタートしました。皆で出し合った出資金と公的な補助金を使って工房を新設しお味噌やお漬物を手作りしています。

素材となるお豆や野菜、お米など、そのほとんどが町内産。中には工房スタッフの方が育てたお野菜も。地元の素材を使うことにより、地域への経済効果はもちろん食べ物の素性が見えるという安心感も生まれます。

こう聞くと「ふーん、昔ながらのおふくろの味なんだね。」と思ってしまいそうですが、ところが。近海で採れる海藻「アカモク」を使ったこんにゃくや自家製造の麹(人気商品!)など、商品開発の数々はまさに「科学」。

「塩分は3パーセントがいいかねえ。」、「それぐらいないといい味でないねえ。」、「麹は60度で置いとくと一番あめぐ(甘く)なんのよ。」研究と分析、主婦の経験、その両方を持っていることが工房の強みです。

商品は町のお祭りなどへ出品しています。先日からは登米市のスーパーでも取り扱いが始まったそうです。

「工房スタッフのほかにも看板を作ってくださった方、パッケージデザインをしてくださった方、食品加工の知識を持つ先輩方などたくさんの支えをいただいてここまで来ました。」と語るのは、代表の西條晶子さんです。

「この地域は海も山も幸に溢れています。恵みへの感謝を大切に、仲間と一緒に楽しみながら取り組んでいます。」

春の山菜・葉わさびの漬物に続き、梅干しやしそ巻の季節ももうすぐです。スタートから1年、女性たちの知恵と意欲が花開こうとしています。

 

町立戸倉中学校 閉校式

0

先週末、3月15日に行われた
南三陸町立戸倉中学校 閉校式の模様をお伝えします。


昭和22年4月に開校した戸倉中学校(当時は戸倉村立戸倉中学校)。
学問やスポーツはもとより伝統芸能の継承、海や山の学習。
地域と繋がり支えられながらその歴史を紡いできました。

(2013年 特別授業の様子 文化祭の様子)

3年前、津波による被害を受けてからは
他校の校舎を間借りする形で授業を続けてきた同校ですが
平成26年度からは町立志津川中学校と併合が決定。
今年度末をもってその幕を閉じることとなりました。

良く晴れたこの日。懐かしい学び舎に
卒業したばかりの3年生を含む在校生43名と教職員、
そしてかつての在校生たちが集いました。


「今日が戸倉っ子の新しい一歩です。
 皆でこの愛する戸倉を守っていきましょう!」


「うちは親子でお世話になったからねえ。」
「うちはじいちゃんの代からだよう。」

67年間で総勢4,445名を育て上げた戸倉中学校。
誇り高き戸倉っ子たちの原点は、いつまでもここにあります。

(日比谷)

より多くの方に読んでいただけるよう
「南三陸なう」は現在、ブログランキングに参加しています。
以下バナーへの1クリックにご協力をお願いします!m(_ _)m
  ↓  ↓  ↓