More
    ホーム ブログ ページ 110

    受賞御祝!南三陸キラキラ丼

    いまや町のソウルフードとなった『南三陸キラキラ丼』。
    お店ごとに四季の趣向を凝らした丼は
    「おらほに来たらこれを食べらいん!」と胸を張って勧められるおいしさ、美しさです。
    そんな南三陸キラキラ丼が、先日
    全国丼連盟主催 第1回全国丼グランプリご当地丼部門 金賞を受賞しました。

    南三陸町観光協会サイト
    全国丼グランプリ
    ご当地丼部門 金賞受賞記念キャンペーンスタート!
    http://www.m-kankou.jp/archives/14246/

     

    提供各店ではただいま受賞記念キャンペーン実施中。
    南三陸キラキラ丼ご注文&南三陸町観光協会facebookページ“いいね!”画面提示で
    オリジナルピンバッジがもらえるのだそうです。
    町の食事処はますますの盛り上がりを見せています。

    正直に言うと、わたくし最近
    「うんうん、観光のお客さんたちに好評みたいでよかったね。
    ただ地元に住んでたらめったに食べないんだよね。お値段もするし。」
    って思っていました。
    しかし、これだけ推されると食指も動きます。
    久しぶりに食べたくなってきました。

    南三陸キラキラ丼の提供店は多く、この冬は10店舗。
    町内のお店にはいつもお世話になっているので片っ端から食べて回りたいのはやまやまなのですが、
    資金的にも胃袋的にも1品が限界です。
    どのお店を選ぶべきか・・・。

    迷った末、南三陸町を飛び出してみました。

    気仙沼市本吉町の名店『鮨処えんどう』さんに来ました。
    歌津の支店を津波によって失ったのちも本店で南三陸キラキラ丼の提供を続ける、
    南三陸愛溢れるお店です。

    オーダーしたのは冬の定番『南三陸キラキラいくら丼』。
    大粒のいくらに厚切りの魚介、デザート付きとは洒落ていますね。
    ではでは、いただきます!

    (さすが人気の鮨店、濃厚ないくらと爽やかな酢飯のバランスが見事だ)
    (刻み海苔のアクセントも利いているじゃないか)
    (青い空、知らない景色・・・気仙沼まで足を延ばして正解だったな)

    孤○のグルメごっこをしながらおいしくいただきました。
    幸せなお昼休みでした。

    「お会計は以上です。ではこちら、特典のピンバッジをどうぞ。」
    「よかったらバッジと一緒にお写真撮らせてもらえませんか。」
    「いやいやいや、恥ずかしい!」

    シャイな店員さんの代わりに気仙沼の海をバックに撮ってみました。
    イクランとキララン。
    南三陸キラキラ丼 公式応援キャラクターだそうです。

    ピンバッジのもらえる受賞記念キャンペーンは12月末まで(バッジなくなり次第終了)。
    「しばらく食べてないなあ」という人も
    「食べたことないけど気になってた」という人も、食べるなら今。
    三陸の恵みをしみじみと再確認できるはずです。

    (日比谷)

    より多くの方に読んでいただけるよう
    「南三陸なう」は現在、ブログランキングに参加しています。
    以下バナーへの1クリックにご協力をお願いします!m(_ _)m
    ↓  ↓  ↓



    歌津 寄木・韮の浜団地(2014年11月)

    歌津 寄木・韮の浜(よりき・にらのはま)団地の現在の様子をお伝えします。

    復興見える化 歌津 寄木・韮の浜地区 寄木・韮の浜団地
    http://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/index.cfm/6,4215,81,316,html
    (以前ご紹介した記事はこちら→2013年10月)

    団地西側の道路より

    2013年4月
    2013年10月

    2014年11月

    南西の畑越しに

    2013年10月

    2014年11月

    仮設住宅前より

    2014年1月

    2014年11月

    1年半の時間が掛けられた造成工事も今年10月末に完了しました。
    森の中に現れた緩やかな階段状の宅地。
    既に売約も済んでおり、遠くない未来には40戸の集まる住宅街となる予定です。
    戸建住宅の建築を前に、しばしの静けさが広がっています。


    交通量の増加も予想され、周辺では道路の整備が進められています。

    撮影中、造成地内に軽トラックが通りかかりました。
    浜のお仕事の帰りでしょうか。
    同乗の方と2人、ゆっくりと窓の外を眺めながら、
    区画を縫うように通り過ぎていきました。

    (日比谷)

    より多くの方に読んでいただけるよう
    「南三陸なう」は現在、ブログランキングに参加しています。
    以下バナーへの1クリックにご協力をお願いします!m(_ _)m
      ↓  ↓  ↓



    歌津 馬場・中山、名足・石浜 3団地 (2014年11月)

    本日は歌津地区より3つの防災集団移転住宅の様子をお伝えします。

    まずご紹介するのは 名足保育園南団地です。

    造成着工2013年9月、竣工2014年9月、計画戸数9戸
    復興見える化 歌津 馬場・中山地区 名足保育園南団地
         http://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/index.cfm/6,4209,81,316,html


    9月末に造成が完了した同団地。
    名前の通り保育園に近く、また国道へも海へもアクセスの良い立地です。
    きっと暮らしやすい街になるのではないでしょうか。

    続いて馬場・中山地区 生活センター西団地。


    造成着工2013年9月、竣工2014年10月、計画戸数14戸
    復興見える化 歌津 馬場・中山地区 生活センター西団地
         http://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/index.cfm/6,4210,81,316,html


    周辺の道路が現在工事中のため、場所が少し探しづらいかもしれません。
    入り口の先には広い宅地が完成しています。
    木々の間から海が見え、潮騒が響いていました。

    最後は石浜・名足団地。

    造成着工2014年1月、竣工2014年11月、計画戸数7戸
    復興見える化 歌津 石浜・名足地区 石浜・名足団地
        http://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/index.cfm/6,4208,81,316,html

    撮影日は11月下旬でしたが、
    11月30日の造成完了に向け作業が進められていました。
    現場周辺には先住の方の戸建住宅が並んでいます。
    団地が完成すれば、周囲に馴染んで広い住宅街となりそうです。

    馬場、中山、名足、石浜、いずれもいまだ津波の爪痕の残る地域です。
    が、保育園・小学校が再開し、この夏には災害公営住宅が完成しました。
    コミュニティの再建もあと少しです。

    (日比谷)

    より多くの方に読んでいただけるよう
    「南三陸なう」は現在、ブログランキングに参加しています。
    以下バナーへの1クリックにご協力をお願いします!m(_ _)m
      ↓  ↓  ↓



    しめ縄作り

    師走も近づいてきました。
    入谷地区林際では新年用のしめ縄作りが始まっています。
    『校舎の宿 さんさん館』の教室の一室にお邪魔してみました。


    去年、しめ縄教室でお世話になった菅原先生に再会。
    15本の房が付いた“七五三”のしめ縄を作っておいででした。
    ご無沙汰しております師匠。

    「おう、作ってくか?」

    こちらで作ったしめ縄は直売所や売店などで販売されるそうです。
    お手伝いの誘いは遠慮し、名人たちのお話を聴かせていただきました。

    「1年に2,000本くらい作るかなあ。」
    「南天や松葉の飾りをつけて、12月20日頃から店に並べるんだよ。」
    「形が何種類かあるだろう。
     長いのは神棚、小さいのは家の角々や船の舳先に飾ったりする。
     『家例(かれい)』っていって、家ごとに代々決まった飾り方があるんだ。」


    師匠が短く太いしめ縄を作り始めました。
    「これはカマガミサマだよ。」

    カマガミサマとは、東北の一部に伝わるかまどの神様です。
    土製や木製のお面を祀るお宅が多い中、菅原家では
    かまどの前のしめ縄飾りが習わしとなっているのだそうです。

    (参考:ひころの里 松笠屋敷のカマガミサマ)

    「米の収穫の時、まだちょっと青いうちに刈り入れるときれいなワラになるんだ。」

    しめ縄作りは初秋のワラの準備から始まり、12月中頃まで続くそうです。
    またお邪魔させてください。

    (日比谷)

    より多くの方に読んでいただけるよう
    「南三陸なう」は現在、ブログランキングに参加しています。
    以下バナーへの1クリックにご協力をお願いします!m(_ _)m
      ↓  ↓  ↓



    日本語教室

    0

    やっとタイヤを冬用に履き替えました。
    暖かいといってももうすぐ師走。
    もちろん皆さんはタイヤ交換、お済みですよね。

    さて金曜日の夜、ポータルセンターから朗読の声が聴こえてきました。

    「あなたの、国から、日本まで、何時間かかりますか。」

    日本語教室の始まりです。

    町で暮らしていると、よく水産業や教育の現場で外国の方にお会いします。
    宮城県の統計データによれば
    南三陸町に住民票を置く外国人の数は100人以上(2013年末時点)。
    日本語教室は、そういった方々に日本の言葉と文化について知ってもらおう、と
    町内のボランティアさんたちによって始まったそうです。
    以後数年(2011年は休止)、毎年秋、全10回の日本語教室が続けられてきました。

    この日の教室は今年の最終回でした。
    生徒さんは5名、いずれも海外から南三陸へお嫁に来た女性たちだそうです。
    既に日常会話はマスターされており、
    漢字の読み方・送り仮名、アクセントなどを重点的に学んでおいででした。


    「後半。」「後ろ。」「午後。」

    テキストを予習してこられる方、日頃の会話で気になった部分を質問される方など
    受講態度は大変に真面目。
    皆さんお仕事や家事もある中、
    ご家族の協力を得て勉強時間を捻出しているそうです。

    また、来年の日本語教室は春と秋、計20回の開講を計画されているとのこと。
    勉強量も倍になります。
    旺盛な向学心の影には秘めた思いがあるのだと言います。

    彼女たちは町に長く暮らす住民であり、震災の経験者です。
    母国語と日本語の両方を使いこなせるようになれば
    世界の人々へ防災・復興を伝えることができるのです。

    実際、「外国語でガイドを」とのオファーもあるそうですが・・・。

    「さすがにまだ難しいよねえ。」
    「もっと勉強しないと。」

    ご家族や講師の先生方も応援していますよ。
    がんばって!

    ■南三陸町国際交流協会
     サイト http://mifa2006.web.fc2.com/

    (日比谷)

    より多くの方に読んでいただけるよう
    「南三陸なう」は現在、ブログランキングに参加しています。
    以下バナーへの1クリックにご協力をお願いします!m(_ _)m
      ↓  ↓  ↓



    さとうみファーム 子ども夢牧場  続報

    先日、約半年ぶりに子ども夢牧場に行ってきました。

    「今は、全部で羊が29頭、ヤギが4頭いるんです。
    第二牧場ってのもあって、他の子たちはそっちにいるんですよ。」

    なんと!第二牧場もあるんですね!今度行かなくては…!

    そもそもなぜ “南三陸で羊牧場”なのか?
    代表の金藤さんにお話を聞いてきました!

    神奈川県在住の金藤さんは、2011年4月から被災地への支援活動を始めました。
    いわき市、南相馬市、陸前高田市、気仙沼市、南三陸町…。
    自ら調達した物資を軽ワゴンに詰め込み、被災地各地へ物資を届けました。

    その後、金藤さんのように個人的にボランティアや支援活動をしていた人達が
    “南三陸”というキーワードの元に集まり団体を結成。
    主な物資の届け先だった歌津の寄木(よりき)地区で『さとうみプロジェクト』をスタートさせます。

    活動していく中で「子ども達はどこで遊んでいるのだろう?」という疑問が浮かんできました。
    「公園等は津波で流され、遊ぶのは駐車場や家の中。安全に遊ぶため隣の市まで行く人もいる」
    ということを地元の方から聞き、
    「家族で安全に遊び学べる広場を作りたい、動物とふれあって楽しんでもらいたい。」
    という想いが強くなっていきました。

    「子ども達の笑顔のためにも気軽にふれあう事ができる羊牧場を作ろう!」ということを決め、
    継続的に活動していくため、また事業化することで雇用が生まれるのでは、といった想いから
    2012年6月に『一般社団法人さとうみファーム』を立ち上げたのだそうです。

     (↑さとうみファームさんパンフレット:クリックで拡大)

    事業としてどうするかを考えていた金藤さんは、
    お肉屋さんから“ソルトブッシュラム”の話を教えてもらいます。
    土から塩分(ミネラル)を吸い上げて育つ植物、ソルトブッシュ。
    これを羊の飼料にすることでビタミンEや天然ミネラルが豊富なおいしいお肉になるというのです。
    しかも、土から塩分を吸い上げるのなら塩害地の利活用にもなる!
    前回ご紹介した(←5/14ブログへリンク)南三陸産ワカメを飼料とした羊、“南三ラム”のように、
    ソルトブッシュを飼料とした羊肉のブランド化、もしかしたらそれ以上のプレミアム羊肉ができる!?
    ということで、ソルトブッシュの栽培も始めています。

    【ヒツジさんのごはん(ソルトブッシュ)】

    現在は、牧場の運営、“南三ラム”の販売、羊毛ワークショップ、
    町内の子ども達を対象としたカヤック体験クラブなどを行なっていますが、
    今後は、さらなる羊肉のブランド化、羊肉と地元産魚介類の直売所やBBQ広場を作る、
    ということを目指しているとのこと。

    そして将来的には、沢山の羊を町内で飼育し、町を羊でいっぱいにしたい!
    という、さとうみファームさんなのでした◎・ω・◎

    ■一般社団法人さとうみファーム
    Facebook:https://www.facebook.com/SatoumiPJ

    ■子ども夢牧場
    H P:http://satoumifarm.org/
    住所:南三陸町歌津町向22番地

    (高橋)

    より多くの方に読んでいただけるよう
    「南三陸なう」は現在、ブログランキングに参加しています。
    以下バナーへの1クリックにご協力をお願いします!m(_ _)m
      ↓  ↓  ↓



    入谷を学ぶワークショップ

    0

    美しい田園風景が人気の入谷地区。
    民泊や農業体験もいいけど、もっとディープな入谷に飛び込みたい!
    そんな方には『入谷を学ぶワークショップ』をお勧めします。

    『入谷を学ぶワークショップ』は2013年9月、
    地域文化の保存・伝承と交流促進を目的に開講されました。
    これまで自然探検会やお年寄りの半生を聴かせてもらう会など
    幅広いジャンルの勉強会を開催。
    毎回数十人の来場を集めています。


    こちらは先日11月20日に実施された『なつかしい味の夕食会』の様子です。
    お母さん得意のはっと汁、お父さん自慢の手打ちそばなど
    入谷公民館に数々の手作り料理が並びました。


    「いのはなごはんとおふかす(茸ごはんとおこわ)。」
    「こっちはけのみあぶらつがったごた。
    (こちらの料理にはカヤノミ油を使っているんですね。)」
    「わだすたづわらすのころおっぴさんがつぐってげだの。
    (私たちが子どもの頃曾祖母が作ってくれたんです。)」


    「くってけせ。」「けさいん。」
    呪文のような地元ことばを聴きながらいただきます。
    お料理の作り方や食べ物にまつわる思い出など、お話は尽きません。

    「この次どうすっぺ。」
    「冬っつえば手仕事か?わら細工とか。」
    「正月っぽいものもいいねえ。」

    愛すべき入谷の人と文化にどっぷり浸れる『入谷を学ぶワークショップ』。
    今後も不定期で開催されるそうです。

    お問い合わせ先:入谷公民館 0226-46-5103

    (日比谷)

    より多くの方に読んでいただけるよう
    「南三陸なう」は現在、ブログランキングに参加しています。
    以下バナーへの1クリックにご協力をお願いします!m(_ _)m
    ↓  ↓  ↓



    英会話教室

    0

    「聞いた?ポータルセンターで英会話教室やってるんだって。」
    「英語の先生がボランティアで教えてくれるらしいよ。」

    それは・・・町の情報発信を担う者としては取り上げねばなりますまい。
    恥ずかしながら英語は大の苦手ですが、行ってきましたよ。
    ボイスレコーダーを握りしめて。

    南三陸ポータルセンターでお会いしたのはアメリカ出身の2人の女性。
    普段は町の小中学校で英語を教えているという本職の先生です。
    町の方の「英語を習いたいなー」という声に応え、
    今年6月から週1回の英会話教室を開始されたそうです。

    中央左:グレイス先生
    中央右:コーリー先生

    この日の生徒は筆者を含め3人でしたが、
    10人以上みえる日もあるとのこと。

    「今日は女子会だね。」
    「じゃあ始めましょうか。(英語)
     ここ1週間、どんなことがあったかお話しして。(英語)」

    き、緊張・・・。
    ここから先は録音データを必死に訳しつつお送りします!

    「土曜日は仙台の美容院で髪のお手入れをして、日曜日は一日中ゲームしてました。」
    「Wao!So Cool!」
    「名取に住む親類が来たので、
     はしもとレストランでキラキラ丼とマグロ丼・・・ツナ・ボールを食べました。」
    「Ok、That‘s Good!」
    「キラキラ丼とゲラゲラポーって似てるよね。」
    「Get Out Get Out Boy?」
    「No、ゲラゲラポー。」

    生徒さん方の英語が上手で気おくれしてしまいそうですが・・・。


    さすが学校の先生、
    筆者のボロボロすぎる英語も大らかに聴いてくださる優しさ。
    ゆるめの話題を振ってもらったりすると、
    思いきって喋ってみようという気にさせられます。

    「うまい棒の納豆味って知ってますか?(英語)」
    「そんなのあるの?わたし納豆苦手なの。(英語)」
    「今度大袋で買ってきましょう。(日本語)」

    およそ90分、イングリッシュなガールズトークをたっぷり浴びて
    ガールズパワーを上げて帰ってきましたよ。
    語学力?
    a little(ちょっとだけ)・・・。

    英会話教室は毎週火曜日、夜6時半~8時まで開いています。
    大人も子どももグッドルッキングガイも、どなたでも歓迎だそうです(#^-^#)

     お問い合わせ:南三陸町観光協会 0226-47-2550(柳井)

    (日比谷)

    より多くの方に読んでいただけるよう
    「南三陸なう」は現在、ブログランキングに参加しています。
    以下バナーへの1クリックにご協力をお願いします!m(_ _)m
      ↓  ↓  ↓



    椿の種のポット作り

    0

    11月19日、志津川小学校校舎内の戸倉小学校で椿の授業を見学させてもらいました。

    どうして学校で椿を勉強するの?1年生から4年生の子どもたちを前に、一般社団法人復興みなさん会、工藤真弓さんの紙しばいが始まりました。

    「お山の木がたくさん流されてしまったときに、それでも元気に立っていた木がありました。なにかな?」
    「椿!」
    「そう。椿は根っこががっちりしてて、津波にもビクともしなかったの。お花もちゃんと咲いたんだよ。」
    「すごーい!」
    「それだけじゃないんだよ。椿の種から採れる油はお料理にもお化粧にも使えるし、椿を育てて、種を拾って、また植えて育ててってしたら小さい子にもおじいちゃんおばあちゃんにも“おやくめ”ができるの。すごいでしょ。」
    「すごーい!」
    「じゃ、みんなで種から育ててみようか。」

    種を一粒ずつ受け取ります。真弓さんたちがこの秋、町内で拾い集めたヤブツバキの種だそうです。

    椿の種の殻はとても硬いため、自然の場合は発芽に2~3年かかるとか。「コンクリートにこすって小さい穴をあければ1年で芽が出まーす。」それでも1年!ヒマワリや朝顔とは大違いです。

    「ぜんぜん穴開かないんだけどー。」
    「指すりむいた!」

    大騒ぎでしたが、それぞれポットに種を植えることができました。名札を付けて、たっぷりお水もあげました。上手だったね。

    数年後、椿の種が若木となったら山へ植え替えて避難路の目印にするのだそうです。その頃にはみんなきっと新しい校舎に通っているはず。何年生になっているかな。
    「いつか、椿の道で未来の子が助かるかもしれないよ。そうしたらみんなは命の恩人です。」
    町と椿のものがたりは、まだまだ序章です。

     

    HAPPY南三陸

    0

    『南三陸おらほの学園祭2014』から嬉しいニュースが届きました。
    部活の一つ、『HAPPY南三陸部』で制作した動画が
    この度YOUTUBE再生回数1万回を突破したそうです。


    (クリックでリンク)

    早速お祝いのご挨拶を、ということで
    部長の職場である宿泊施設『南三陸まなびの里いりやど』に押しかけました。
    まずはおめでとうございます!

    左:HAPPY南三陸部 部長 佐藤孝範さん
    右:同部 撮影スタッフ 大森丈広さん

    「ありがとうございます。
     10月29日の公開後、ネット上でシェアが広がって再生数が伸びました。
     (出演もしている)ふなっしーがTwitter上で紹介してくれたり、
     以前いりやどを利用した方が海外で広めてくれたりもしているようです。」(孝範さん)

    町の人々の元気な姿が観られる『HAPPY南三陸』。
    ご覧になった方からはどんな声がありましたか?

    「“涙が出た”というコメントをいくつかいただきました。
     笑って踊っているばかりの映像ですが、
     たぶん、撮影に協力して頂いた方の思いが感動として伝わったのだと思います。」


    孝範さんによると出演協力は100団体以上。
    知人・友人・関係者他、人づてに紹介してもらった企業さんなどもいます。
    今年の初夏から秋にかけ、撮影スタッフ3名が手分けしてカメラを回したそうです。




    「本当に、こっちが“そこまでやっていいの!?”って言いたくなるくらい協力していただいて。
     撮影の目的である
     “元気に頑張っている姿を見せたい”“世界中に感謝を伝えたい”という気持ちを
     皆さんと共有することができたと感じます。」

    たくさんの人に観てもらったことで、その目的も達成されましたね。
    次にしたいことってありますか?

    「今回とは違う映像で町の魅力を伝えたいですね。
     例えば地域の住民ひとりひとりを撮影、紹介するとか。
     映像だからこそ伝わることがあると思っています。」

    普段は地域の広報担当として活躍する孝範さん。
    南三陸復興ダコの会にお勤めの丈広さんも
    「彼にはいつもオクトパス君の可愛い仕草を撮ってもらっています!」
    と頼りにしている様子。
    今後いりやどのデスクからどんな作品が生まれるのか、楽しみですね。

    ■南三陸おらほの学園祭2014
    facebookページ https://www.facebook.com/oragaku
    公式サイト http://oragaku.com

    ■オクトパス君ちゃんねる (『HAPPY南三陸』公開中!)
    https://www.youtube.com/user/OCTOPUSKUNCh

    (日比谷)

    より多くの方に読んでいただけるよう
    「南三陸なう」は現在、ブログランキングに参加しています。
    以下バナーへの1クリックにご協力をお願いします!m(_ _)m
      ↓  ↓  ↓