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    町の大晦日

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    2012年12月31日の町の風景をお伝えします。
    こちらは入谷地区。昨日の雨で雪も融け、今日は山が鮮やかです。

    まだ朝だというのに志津川のコイン洗車場には順番待ちができています。「この辺さーすぐ泥だらげになっがらねえ」新年はピカピカの車で迎えられそうですね。

    伊里前福幸商店街では福引が行われていました。「年明け1月2日・3日もやってます。当ててねー!」2日の初売りではお餅つきも行われるそうですよ。

    戸倉神社近くには波に耐えた立ち木が残されています。人呼んで「波伝谷観音」。確かに、朝日に向かって手を合わせる観音様のようにも見えます。

    2013年がよい年となりますように。

     

    今年最後の福興市!

    震災以前、南三陸では毎年末に「志津川湾おすばで祭り」というお祭りが開かれていました。
    「おすばで」とは地元の言葉で「酒の肴、おつまみ」の意味。「おすばで祭り」には土地の魚介類や農産物を売るお店がびっしりと並び、会場はお正月に備えて食材を買い求める人で一杯になったそうです。

    そのおすばで祭り、今年は「志津川湾おすばで福興市」と名前を変えて開催されました。見てくださいこの晴天、この人だかり!

    お正月前ということでご馳走が並んでいます。売れ足が速く撮影が追いつきません(>_<)

    町のアイドルに遭遇。

    「鍋、好きでしょう?」店のお兄さんの呼びかけに負け、勤務中ですがつい買い食い。鮭の入った塩麹鍋。温まります。

    厚着をしたちびっこが甘酒を飲んでいます。お買い物された方が発泡ケースを抱えてホクホク顔で通ります。

    お正月はすぐそこまで来ています。

     

     

     

    災害廃棄物処理施設を見学 vol.3

    こんにちは。
    一昨日より連載している災害廃棄物処理施設について、今日は最終回として 【木材の洗浄~破砕~バイオマス発電~焼却】 を紹介します。

    こちらのプールでは、木材を水にひたすことで異物となる土や、焼却炉の大敵となる塩分を洗い流しています。バイオマス発電で使えるのはきれいな木材のみですので必要な分だけ、細かく破砕をしています。

    こちらのバイオマス発電設備で木材を利用して電気を生み出し、場内一部施設の電気をまかなっています。

    そして施設内で最も迫力があるのは、この焼却設備です。日量95tを焼却できる設備が3機あります。間近で見るととても大きいです。

    ここで選別後の可燃物を燃やします。ちなみに白煙は水蒸気です。さて、ここまで3日間連続で災害廃棄物処理施設を紹介してきました。

    こちらの施設は期間限定のもので、処理が完了したらすべて解体をして農地に戻す予定だそうです。

    ちなみに場内には、コミュニティスペースも設置してあり、地域住民の方に開放しています。そこで処理に関するDVDを見ることもできますのでもっと詳しく知りたい方は是非そちらへどうぞ。

    ■南三陸災害廃棄物処理業務 【気仙沼ブロック(南三陸処理区)】■
    (戸倉字水戸部148-2)
    http://www.shimz.co.jp/construction/minami_sanriku/index.html

     

     

    災害廃棄物処理施設を見学 vol.2

    こんにちは。
    昨日より連載している災害廃棄物処理施設について、今日は 【土砂洗浄~不燃物選別・破砕~造粒リサイクル】を紹介します。

    こちらは土砂の洗浄設備。異物を選別したり、洗ったり、粒が小さいものを圧縮脱水したりとかなり大型です。

    土砂は、こちらで受け入れている震災廃棄物全体の半分ぐらいを占めるそうです。洗浄済みの土は、普通の土できれいでした。今後は町内の土木工事で使用する予定です。

    次は、不燃物について。施設内で選別された不燃物と、街中で解体している建物の基礎を選別して、細かく破砕をします。

    その後、粒の大きさが整えられたものは、テント内に保管され専用の機械でセメント・水と混ぜ合わせて、造粒骨材(※)を作ります。

    ※骨材とは、コンクリートやアスファルト混合物を作る際に用いられる材料である砂利や砂などのこと

    出来たて(下)に関しては少し水分を含んで茶色に見えていますが時間が経過して乾燥固化したもの(上)は、白っぽい色でした。この造粒骨材も、復興資材として工事に利用されます。

    そして、土砂も骨材も復興に関わる工事で再度使用される製品なので、放射能検査も欠かせません。入念な検査・チェックを経て出荷されるとのことです。

    一見資源化が難しそうな土砂や不燃物でも上手に選別・加工されて循環しているんですね。

    明日は「木材」と「可燃物」の処理についてご紹介します。

     

    災害廃棄物処理施設を見学 vol.1

    こんにちは。
    先週12月21日に、戸倉地区に設置された災害廃棄物処理施設を見学してきました。平成24年~平成26年3月までに、南三陸町内の震災廃棄物をすべて処理する予定で、宮城県内にて100%処理されるそうです。

    道路からでは、飛散防止の白い壁があるためあまり中の様子が見えにくいのですが復興のための重要なミッションである震災廃棄物の処理をとてもしっかり処理していらっしゃいます。

    そんな施設の様子を、これから3日間で紹介していきますね。

    本日は、 【1.5次仮置き場~1次選別~乾燥~2次選別】 です。当日は遠藤所長にご案内いただき、徒歩と車で見学しました。一般的なごみ処理施設と比べても、とても広大な敷地でした。

    こちらは新たに企業体が借地した1.5次仮置き場です。

    町内にある1次仮置き場から速やかにごみを減らすため、処分場の一部を利用して設置した場所だそうで、ここから2次仮置き場(中間処理を行う施設)に運んでいきます。

    運びこまれた廃棄物は、1次選別機や重機によって土砂、木材、可燃物、不燃物、その他(資源物など)に分けられます。

    1次選別した可燃物は、焼却施設からの温水を利用したテント内で

    1日乾燥させます。

    乾燥後は2次選別機で選別し、

    さらに手選別で細かく分けていきます。

    施設全体で働く300名のうち、およそ半分は町民の方なのだそうで、休憩をとりながら、多くの方が働いていらっしゃいました。

    これ以上ないくらい、徹底して選別されていることに驚きながら、『混ぜればごみ、分ければ資源』という言葉を思い出しました。

    明日・明後日は、選別した「土砂」「木材」「可燃物」「不燃物」がどのように処理されていくのかを追っていきます!

     

    地元産品をご紹介!みなさん館!

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    12月18日。南三陸直売所「みなさん館」に行ってきました。
    「みなさん館」は、地域のみなさんが参加する直売施設として、今年の10月7日にオープンしました。

    地元の歌津地区を中心に、生産者のみなさんにより、その日に収穫した新鮮な野菜や、乳製品などが持ち込まれ、販売されています。

    名物のたこやホタテ、わかめなどの海産物の品そろえも豊富。

    お花や手芸品なども。

    登録している生産者のみなさんは40近くいるそうです。店内には飲食スペースもあります。ランチやお茶会にもご利用いただけます!

    店員さんの一押しは、

    手作りの「なでしこ弁当」(400円)。

    みなさんも、どうぞお立ち寄りください。

    ◆◆連絡先◆◆
    南三陸直売所「みなさん館」
    電話0226-36-2816
    URL http://minasankan.com/

     

    BRTバスに乗ってきました!後編

    さっそく!BRTに乗ってみました。そして、今回新たに整備された専用道へ。

    「歌津駅」~「陸前港駅」間の2.3kmは、BRT専用道路です。この区間には、「白山トンネル」「歌津トンネル」と、2つのトンネルがあります!かつて緑色の電車が走っていたトンネルを、これからは赤いバスが走ります。

    専用道は、遮るものがないので、スイスイ進みます!

    なかなか快適です。このトンネルをくぐれる日がこんなに早く来るとは思っていませんでした。

    少しずつ、少しずつ、町での暮らしが戻り始めています…。

     

    BRTバスに乗ってきました!前編

    町民の大切な足であったJR気仙沼線。津波によって線路や橋梁が流され、現在「柳津駅」~「気仙沼駅」間は運休しています。被災の規模が甚大なため、鉄路での復旧には、相当の時間がかかります。

    そんななか、今年の8月20日から、暫定復旧ということで、BRT(バス高速輸送システム)の運行が始まっています。そのBRT、本日12月22日より、新しいハイブリッド車両による本格運行が始まります!町内では「歌津駅」~「陸前港駅」間が、新たに専用道により運行されます。

    志津川駅の駅舎も完成しました。

    鉄道ファンでなくともこのヘッドマークにはぐっときます。

    運転手さんの制服も新しくなりました。

    「BRT」のエンブレムにもぐっときます。

    乗車してみての感想は、明日。お楽しみに!

     

    雄新堂(ゆうしんどう) 明治42年創業の南三陸の菓子店

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    クリスマスケーキ特集の第3弾は、「雄新堂」(ゆうしんどう)。
    明治42年に創業というこちらのお店には「町内で一番好き!」という根強いファンがたくさんいます。現在さんさん商店街の仮設店舗で営業しています。

    去年は一関市にパンづくりの修行に出ていた店主の阿部雄一さん。クリスマスケーキをお店に出すのは2年ぶりだそうです。地元のみなさんにとっては「待ってました!」というところでしょうか。

    そのクリスマスケーキ。「どなたにも喜ばれるように」と、いちごのケーキが3種類選べます。お店まで受け取りにお越しいただける方であれば、町外からの予約可。当日販売もあるそうです。

    「地元には長くご愛用いただいている方がたくさんいます。小さかったお客様が成長し、当店にウエディングケーキの注文をいただいたりもします。」と嬉しそうに話す雄一さん。

    ◆◆連絡先◆◆
    雄新堂
    〒986-0768 宮城県南三陸町志津川字御前下59-1 さんさん商店街内
    電話:0226-46-2240

    「近いうち売場レイアウトの変更を計画しています。もっと多くの種類のお菓子やパンを並べられるようになりますよ。」楽しみにしています!

    南三陸町クリスマスケーキ特集はいかがでしたか?皆さんがお住まいの街にも素敵なクリスマスが訪れますように。

    菓房 山清(かぼう やませい) 南三陸のクリスマスケーキ

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    クリスマスケーキ特集第2弾は「菓房 山清」(かぼう やませい)。
    役場近くにあった本店を津波により失い、現在は登米市に再建した仮工場でお菓子を製造しています。

    専務の山内淳子さんによると仮工場の面積は震災前の1/6ほど。さんさん商店街店のほか、町外の登米市や石巻市など5店舗で営業しているとのこと。「季節感」を意識した商品づくりやお店のレイアウトなどに努めているそうです。

    さて本題のクリスマスケーキ。今年は早めのクリスマス会をされる方へすでにいくつかのケーキをお届けしたそうです。ケーキは前日夜から朝にかけて作業しつくりたてをお届け。人気はというと…、「一番はやはりイチゴの載った生クリーム」。「フルーツが華やかなスペシャルケーキ」も評判。「ノエルケーキ」は毎年予約でいっぱいになるとのこと。早めに注文した方がよさそうです。

    店内にはケーキのほかにも年末年始向けギフト菓子などたくさん揃っています。つい色々買ってしまいそう(^^;)

    ◆◆連絡先◆◆
    菓房 山清
    電話:0226-46-3200
    メール:yamasei@rose.ocn.ne.jp

    次回、2年ぶりにクリスマスケーキが買えるようになった雄新堂さんをご紹介します!