災害廃棄物処理施設を見学 vol.2

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こんにちは。
昨日より連載している災害廃棄物処理施設について、今日は 【土砂洗浄~不燃物選別・破砕~造粒リサイクル】を紹介します。

こちらは土砂の洗浄設備。異物を選別したり、洗ったり、粒が小さいものを圧縮脱水したりとかなり大型です。

土砂は、こちらで受け入れている震災廃棄物全体の半分ぐらいを占めるそうです。洗浄済みの土は、普通の土できれいでした。今後は町内の土木工事で使用する予定です。

次は、不燃物について。施設内で選別された不燃物と、街中で解体している建物の基礎を選別して、細かく破砕をします。

その後、粒の大きさが整えられたものは、テント内に保管され専用の機械でセメント・水と混ぜ合わせて、造粒骨材(※)を作ります。

※骨材とは、コンクリートやアスファルト混合物を作る際に用いられる材料である砂利や砂などのこと

出来たて(下)に関しては少し水分を含んで茶色に見えていますが時間が経過して乾燥固化したもの(上)は、白っぽい色でした。この造粒骨材も、復興資材として工事に利用されます。

そして、土砂も骨材も復興に関わる工事で再度使用される製品なので、放射能検査も欠かせません。入念な検査・チェックを経て出荷されるとのことです。

一見資源化が難しそうな土砂や不燃物でも上手に選別・加工されて循環しているんですね。

明日は「木材」と「可燃物」の処理についてご紹介します。

 

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