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    ウジエスーパー移動販売車

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    競 馬 の 始 ま り  ドゥダー ドゥダー
    周 り は 5 マ イ ル  オードゥダデー♪
     (曲名:草競馬/訳詩:北川あさ子/作曲:フォスター)
    この音楽が鳴ると、ウジエスーパー移動販売車が来たことが分かります。
    お昼ごろ、戸倉地区の自然の家仮設住宅に停車しているところを取材に訪れました、
    移動販売車は歌津ルート、志津川ルート、戸倉ルートの合計3ルートを
    それぞれ週2日ずつ回ります。
    町内にあった2店舗が津波で流されてしまい、
    日常の買い物に困る方が増加したことを受けて2012年の3月末に取り組みを始めました。
    開始からもう1年になります。
    町内では、ウジエスーパーの他にも食材の移動販売車を見かけます。
     
    今日も草競馬の音楽を聞きつけて、皆さんが来店されました。
    車内は改装され、商品の販売向けに冷凍庫や冷蔵庫が設置されています。
     
    なかなか自分で買い物に行くことが難しいご高齢の方だけでなく、
    孫を連れたお母さんや、午前中の仕事を終えた漁師さんも来店。
    普段は若い夫婦に買い物を任せているというお母さんは、
    「たまには自分の好きなものを買いたいから週に1回は利用しています、
    孫の面倒を見ているときはアイスも買ってあげるのよ」
    と話されていました。
    ■時刻表はコチラ
    http://www.ujiesuper.com/bus/main.html
    (安藤)

    宮城大学 南三陸復興ステーション

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    週末の寒さから一転し、天気も良くて暖かい朝。
    春の陽気を感じられる一日です。

    入谷林際地域にある校舎の宿「さんさん館」。


    その裏の教室内に、宮城大学の南三陸復興ステーションが設置されています。
    統括リーダーの鈴木清美さんにお話を伺いました。

     

    2012年4月、宮城大学における復興支援の現地拠点として本ステーションを設置。
    全国の大学や企業、団体(産学)と被災地(官・住民)とのコラボレーションが主目的です。
    一方、震災時に十分機能しなかったエネルギーシステムを再構築するため、
    間伐による森林の手入れ、その間伐材を活かした薪ストーブやペレットストーブの普及、
    スターリングエンジンによるバイオマス発電の研究など、
    木質資源を利活用するための活動を進めていらっしゃいます。
     
    (下の写真は地元の方が学生に指導している様子)
    「森林の手入れ」に関して、敷地の裏手にある山の手入れをしていらっしゃいますが、
    樹木の剪定や間伐などの技術は、退職された地域の高齢者に教わりながら学んでいるそうです。
    休講期間などの学生が支援に来れるタイミングであれば、学生も交えて作業を行います。
    事務所内には薪ストーブを設置。間伐材を燃料として使用されています。
     
    スターリングエンジンによる、バイオマス発電も研究中。
    発電する頻度は多くありませんが研究で生み出した電気は、
    さんさん館に供給したり、電動バイクを走らせたりしているそうです。
    「この復興ステーションが沿岸部ではなく入谷にあることで、町内全体を
    見る視点が身につき、地域の歴史に関しても触れることができます。
    新しくできた研修施設の「いりやど」さんと協力して、里山でもできる支援や
    起業・就労の発信拠点になっていきたいです。」
    自然豊かで伝統技術の残る入谷にて、学生と高齢者の協同による、
    新たな取り組みが進んでいます。
    (安藤)

    南三陸町ふるさと学習会

    4月も下旬というのに、宮城の一部では昨日雪が降りました。
    今年最後の雪となるのでしょうか。

     

    住民の約半数が仮設住宅に暮らす南三陸町。
    子どもたちが集まることのできる場所は限られています。
    今日は子どもたちの遊びの場・学びの場を増やす取り組みをご紹介します。

    2012年6月より始まった「南三陸町ふるさと学習会」は
    子どもたち(主に小学生)へ町の文化や歴史を伝えるため、
    また未知への好奇心を育てるためのワークショップです。

    町の大人や外部企業の技術者・研究者を講師に迎え
    自然体験、社会科見学、化学実験など
    これまで30回以上の参加型学習会が開かれてきました。

     

    2012年12月 入谷地区探検
    2013年2月 お魚教室

    運営は認定NPOピースウィンズ・ジャパン(以下PWJ)、
    南三陸町復興推進ネットワーク(愛称373NET、みなさんネット)の2団体。

    今までの活動記録をホテル観洋ロビーへ展示されるとのことで、
    その準備中にお話を伺いました(すみません!)。


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    「これまで述べ600名以上の子どもたちが参加してくれました。
    リピート率が高く、何回も参加することで
    子ども同士のネットワークが強まってきているようです。」(PWJ鈴木さん)

    「南三陸にはもともと地域ぐるみで子どもを育て、
    また子どもが人々を繋ぐという慣習がありました。
    この学習会は子どもたちへの伝承はもちろん、
    関わる大人たちにとっても
    ふるさと南三陸の良さに気付くきっかけになっています。」(373NET及川さん)

    学習会の開始から11ヶ月、
    子どもたちの好奇心は尽きず
    学ぶことにますます積極的になっているそう。

    「協力者の方々と共に今後1年の学習計画を定めました。
    4月から7月は、南三陸の川・森・海の繋がりを知ることで
    命について感じてもらえるプログラムを企画しています。」(373NET及川さん)

    ホテル観洋での展示は4月29日(月)まで。
    町の子どもたち、元・子どもたちの奮闘ぶりを見に、ぜひお立ち寄りください。

    (日比谷)

     

    伊里前のまちづくり

    伊里前福幸商店街では、つい3月末まで商店街の店主さんたちが集まって

     

    店舗本設に向けての勉強会を開催されていました。
    商工会の予算を活用し、商工会か歌津支所を会場にして開催された勉強会。
    大学の先生も交えて10月~3月までの期間、毎月1回ずつ行われたとか。
    もともと伊里前地区は、町の都市計画に入っていないので
    土地のかさ上げ予算がつかない現状があります。
    3月末の時点では、三陸道や高台移転の工事に伴う残土を利用して、
    伊里前地区のかさ上げをしようという構想がまとまりました。
    報告書が出来次第、国や町にもどんどんアピールしていく姿勢です。
    (伊里前三嶋神社から撮影、右端に伊里前福幸商店街が見えます)
    「歌津地区でこれから高台移転が進むと
    今までよりも一つの集落が小さくなって点在するようになるので
    本設の商店街を、地区の皆さんが集まれるようなコミュニティスペースにしたいんです。」
    集まれる場所がないとコミュニティの機能が弱まってしまい、
    祭りの開催も難しくなる、という危機感があります。
    なので設置する場所は人が集まりやすい伊里前の国道沿いを予定。
    そして、今は商店街として一緒にやっていないお店も合流し
    現在の伊里前福幸商店街から伊里前商店街に名称を変える予定だとか。
     
    (伊里前福幸商店街に設置されたコミュニティスペース「楽テント福幸」の様子)
    「震災前は場所がなかったので仕方なかったけれど今は場所があるので、
    ホームセンターとか薬局とか、伊里前には無い業種のお店を、
    必要に応じて呼びたいと思っています。」
    住民主体のまちづくりは、地域の未来を思う危機感が背景にあります。
    自ら声をあげて進めていこうとする姿勢が印象的でした。
    (安藤)

     

    漁協直販所オープン

    町中の花が一斉に咲き始めました。
    水仙、梅、椿、桜。
    この週末は贅沢なお花見ができそうです。

    さて先週4月14日。
    戸倉地区津の宮(とぐらちくつのみや)に
    町内で初めてとなる漁協直販所がオープンしました。

    わかめやホタテ、牡蠣などの養殖が盛んな戸倉地区ですが
    震災ののち、地区内で再開したお店はまだ数えるほどです。

    「新鮮で安全な海産物を低価格で販売することで
     戸倉地区に人を呼びたい。」

    国際NGOワールド・ビジョン・ジャパンの支援を受け
    津の宮漁港に仮設直販所を設置。
    漁港目前、青島に群生する天然記念物にちなみ
    お店は「タブの木」と名付けられました。

    (左奥が青島です)

    オープン初日、
    三陸わかめや初物の銀鮭が並ぶなか、目玉はホヤ。
    震災後ほとんど獲れなかったホヤがこの日は1500個用意されました。

    2年ぶりの販売を聞いて駆けつけたお客さんは
    「あんだ食べ方知っでる?うめのよーこれ。」
    売り場の長い順番待ちでも上機嫌です。

    駐車場には仙台ナンバーや他県ナンバーの車もみられ、
    遠くから海の幸を楽しみに来てくださったことが伺えます。
    ホヤはあまりの売れ行きに急遽追加分が運び込まれ、
    結果1日で4000個以上売れてしまったそうです。
    多くの方が戸倉「タブの木」のファンになりますように。




    漁協直販所 タブの木
    宮城県本吉郡南三陸町戸倉津の宮5
    営業時間:10:00~16:00
    定休日:水曜日
    電話:0226-47-3521

    (日比谷) 

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    オクトパス君が日本一周の旅へ!

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    先週末の4月11日。
    あのオクトパス君が、日本一周の旅に出ました!

     

    これは『CIRCLEJAPAN』と『YES工房』の合同企画。
    CIRCLJAPANさんは、日本一周の旅を通して、
    震災の風化を防ぎ、全国防災ネットワークを作ることを目指しています。
    4月11日から9月11日まで、5ヶ月間かけて行われる日本一周の旅には、
    「被災地の現状をもっと全国に伝えていきたい!僕にできることをしたいでチュ!」
    という想いで、今回オクトパス君も同行することになりました。
    同団体は、南三陸町でボランティア活動に取り組んでいた仲間で結成。
    今回のプロジェクトは、日本一周をする4名と、
    埼玉県から遠隔でサポートをする方の合計5名で行われます。
    代表の湯澤真さんは (上の写真、右から2番目の男性)、
    「最終目標は、災害が起きたときの全国ネットワーク作りです。
    日本全体を防災意識の高い国にしていきたいです。」
    と抱負を話されました。
    入谷YES工房からの出発。
    なかなか車に入りません。。。(笑)
    仕方がないので、小さく変身して出発!
    まずは、最初の目的地である気仙沼に向かいました!
    オクトパス君は現在、ご当地キャラ総選挙にもエントリー中!
    こちらも是非応援ください^^
    ■2013全国ご当地キャラ総選挙(東北ブロック:宮城県)
    http://gotochi2013.jp/vote/#area02.php
    (安藤)

     

    名足小学校・伊里前小学校入学式

    昨日に続いて入学式の話題です。4月9日、歌津地区の伊里前(いさとまえ)小学校にて2つの入学式が行われました。

    体育館に揃ったのは町立伊里前小学校の新入生12名。3月まで同じ保育所に通っていた子が多いとのこと。
    「こいつふざけてるー」、「あはは、ふざけてないってば」仲良しに囲まれ、緊張した様子もありません。

    もう1つの入学式は町立名足(なたり)小学校。同校は校舎の1階部分が津波の被害を受け、年内の再開を目処に復旧中。生徒さんたちは現在伊里前小学校内で授業を受けています。

    この日は多目的室の会場で8名の新一年生が迎えられました。

    校長先生が全員の名前を覚えてくれています。みんな嬉しそうに「はい!」とお返事。

    2つの入学式はどちらも明るい空気に包まれていました。

    父兄から聞かれたのは「震災で強くなった絆が子どもたちを守るんだ」という声。被災ののちの助け合いにより、地域の繋がりは一層深まっています。大人や上級生たちに見守られながら、新1年生の学校生活がスタートしました。

     

    入谷小学校入学式

    町内は入学式ラッシュ。4月8日、南三陸町立入谷(いりや)小学校の入学式にお邪魔しました。

    入谷ひがし幼児園、志津川保育所から入学した新1年生たち。どの子もしっかりと前を向き、校長先生のお話や上級生の歌をお行儀よく聞くことができました。

    佐藤町長からは「このような素晴らしい入学式ができるようになるとは想像もできなかった」とお話がありました。

    町内では1学年10名を切る学級も珍しくない中、同校の今年の新入生は14名だとのこと。列席されたお母さんの1人は「同級生が多くて安心しました。子どもも嬉しそうです。」と笑顔で話してくれました。

    一方、海にも春が訪れています。漁港では銀鮭の出荷が始まりました。暖かくなった南三陸にぜひ、きてけさいん。

     

     

    夢は少年サッカー大会の復活!アスリートやまうち

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    ここ数日は天気が良く、徐々に暖かくなってきました。
    開花し始めた桜ももう少しで見ごろです^^

    先日、伊里前福幸商店街のアスリートやまうちさんを訪れました。

    店主の山内義申さん。
    震災前、平成の森入り口でスポーツ用品店を
    歌津の駅前ではご両親が衣料品店を営んでおりました。
    震災後は、10月15日に歌津の仮設テント商店街にてお店を再開。
    そしてその年の冬には伊里前福幸商店街に移られました。
    スポーツ用品店を経営する傍ら、サッカー少年団の監督もされていました。
    商店街の副組合長でもある山内さんは、様々なイベントを通して盛り上げていらっしゃいます。
    その一つが全国から送られてくるスポーツフラッグ。
    「サッカーを中心とした全国のスポーツクラブのサポーターさんから
    チームフラッグや寄せ書きをいただき、新たなつながりが出来ました。
    遠くは九州までつながりが出来たので、向こうで復興支援イベントを開催される時には
    歌津の商品をこっちから送って売ってもらったりしています」
    そんな山内さんには、一つ夢があります。
    なかなか練習する環境が整わない今のサッカー少年団のために、
    20年間、平成の森で開催されていた少年サッカー大会
    「たつがねスーパーカップ」をいつか復活させたい、ということ。
    (第10回大会の様子)
    出場する子どもたちを驚かせるため、親の会で趣向をこらした開会式を企画されていました。
    リモコンヘリでボールを運んだり、甲子園のようにハトを飛ばしたり、
    二つ折りにした看板に導火線を付けて、着火すると自動的に開くように仕掛けたり。。。(笑)
      
     → 

    開会式が盛り上がると、自然に子どもたちも盛り上がり、試合にも熱が入るそう。

    もし復活するとなったら、どんな開会式を企画されるのでしょうか。
    今から楽しみです^^
    ■アスリートやまうち
     営業時間: 9:00-19:00
     定 休 日: 不定休
     お問い合わせ: 0226-36-2411
    (安藤)

    藤浜地区の造成工事(着工式から1ヶ月)

    戸倉の藤浜地区では、着々と高台移転の造成工事が進んでいます。

    上の写真は、2013年3月末に撮影。
    下の写真は、2013年2月末の着工式。約1ヶ月前ですね。

     

    2月末日の着工式から約1ヶ月が経過し、伐採が進んでいます。
    現場事務所もできていました。

     

    こちらの造成工事は年末には完成予定。

    そして昨日4月11日には、志津川の小森地区に
    新たなローソンがオープンしました。

     
    少しずつ、町の様子が変わっていきます。
    (安藤)