防災集団移転促進事業の”いま”をお伝えします。
堺団地(8戸)。
※翌日の記事はこちら → 防災集団移転促進事業のいま(歌津・戸倉)
より多くの方に読んでいただけるよう
「南三陸なう」は現在、ブログランキングに参加しています。
以下バナーへの1クリックにご協力をお願いします!m(_ _)m
↓ ↓ ↓
先だって当ブログでお伝えした「南三陸おらほの学園祭2013」。開催を目前に控えた9月30日、「部長会」と称した決起会が開かれました。
御前下地区 さんたろう館に個性豊かな部長の面々が揃いました。意気込みを聴かせてください!
養殖漁業部 阿部徳治部長(写真は部長代理 民子さん)
「南三陸のおいしい魚介類がどう育ってお店に出回るのか。津波から生き残った漁船に乗り、この道30年のベテラン漁師がご案内します。」
アクセサリー部 及川美樹部長
「三陸の海草を身に着けられる形にしたいと思いレジン(樹脂)を使ったアクセサリー作りにたどり着きました。他にも思い出の品など、埋め込みたい素材をお持ちいただければ自分だけのオリジナル作品が作れますよ。」
手芸部シュシュ担当 森加奈子部長
「震災ボランティアとして町に来てから1年半、お邪魔した先々で人との繋がりができました。大好きな手芸でその輪を更に広げていきたいと思っています。」
美術部 阿部仁文部長
「美術学校を出た後、漁師と画家の二足の草鞋を履いており、福興市でも似顔絵ブースを出店しています。今回はモダンテクニックを使った描画教室。子どもから大人まで楽しんでもらえるよう、がんばります。」
挑戦者応援サイト「CHALLENGE STAR」上での支援募集は目標金額を達成したとのこと、「応援してくださる方々のためにも必ず成功させましょう!」とスタッフ一同力強く誓い合うのでした。
魅力的な部長たちは総勢22名。「おらほの学園祭」、いよいよ明日からスタートします!
「南三陸おらほの学園祭2013」
期間:10月5日(土)~10月19日(土)
場所:南三陸町内各所
facebookページ https://www.facebook.com/oragaku
公式サイト http://oragaku.com
日に日に気温が下がっています。
今晩は冷え込みそうです。
被災した方々の新しい住まいとなる災害公営住宅。
南三陸町内には8箇所、計930戸の整備が予定されています。
その中でも最も早く着工されたのが入谷桜沢地区です。(着工式の模様はこちら
着工から7ヶ月、現在の様子をお伝えします。
398号線から集落に入ると右手に段状の区画が続いています。
ここに木造戸建住宅9戸が建設されます。
更に奥へ入り、後ろの山側から現場全体を眺めてみました。
集合住宅2棟が建設予定。
先ほどの戸建と合わせ、計画戸数は計51戸です。
入谷桜沢地区災害公営住宅は
UR都市機構が全体の造成を行ったうえ、
鉄筋コンクリート造集合住宅の建設をUR都市機構が、
木造戸建住宅の建設を南三陸町木造災害公営住宅建設推進協議会が行います。
全体の造成を請け負う清水建設(株)によると
この夏、大雨の影響で一時作業が滞ったものの
現在は工事のスピードを取り戻しているそうです。
9月いっぱいで造成は終了し、いよいよ集合住宅の建築工事が着工。
現場はナカノフドー建設・志津川建設JVへバトンタッチされます。
現在約20名のスタッフの方々は
建築が始まれば50名以上に増えるとのこと。
来年夏には入居が開始される予定の入谷桜沢地区。
これは町内で最も早期です。
共同菜園や木造の集会所も作られ、
コミュニケーション溢れる新しい町の姿がもうすぐ見られます。
(日比谷)
より多くの方に読んでいただけるよう
「南三陸なう」は現在、ブログランキングに参加しています。
以下バナーへの1クリックにご協力をお願いします!m(_ _)m
↓ ↓ ↓
先週末から、町内の田んぼで稲刈りが始まりました。
今年の新米を楽しんだ家庭も多かったようです。収穫の秋ですね。
町内各地で進められている防災集団移転促進事業。
今回は戸倉地区藤浜の造成の様子をお伝えします。
(藤浜地区 前回のブログはこちら)
(今年6月の様子) |
(9月下旬の様子) |
集落入り口の法面には崩壊止めが施されていました。
いずれ植生を行い、一面緑化される予定だそうです。
(今年6月の様子) |
(9月下旬の様子) |
現場中に大きな音が響いています。
岩盤を削る音でした。
この近辺には堅い岩盤が多く
水道管などを通すために掘削が必要なのだそうです。
集落を回り込む共用道作りも進んでいます。
(今年6月の様子) |
(9月下旬の様子) |
区画がはっきりし、住宅街の姿が見えてきました。
こちらの造成を行なっているのは地元企業・サトー工務店。
現場責任者の方に伺ったところ
夏季は大雨が続いたものの幸い事故もなく、
現場スタッフの人数はこの3ヶ月で10名から20名に増えたそうです。
秋に入ってからは順調に作業が進んでいるとのこと。
どうか引き続きご安全に。
(日比谷)
より多くの方に読んでいただけるよう
「南三陸なう」は現在、ブログランキングに参加しています。
以下バナーへの1クリックにご協力をお願いします!m(_ _)m
↓ ↓ ↓
9月27日と28日。町役場の大会議室にて、住宅再建相談会が行われました。
今回の相談会は、被災された方々の住宅再建に必要な情報を提供することが目的。
資金計画の相談は住宅金融支援機構さん、
住宅プランの相談は宮城県建築士事務所協会さん、
そして助成制度の相談は復興事業推進課が対応をし、
皆さんの疑問にお答えしました。
今回の説明会では、
8月に発表された町による独自支援への質問が多かったようです。
一歩一歩進む復興計画。
一日でも早い住宅再建を願うばかりです。
(安藤)
より多くの方に読んでいただけるよう
「南三陸なう」は現在、ブログランキングに参加しています。
以下バナーへの1クリックにご協力をお願いします!m(_ _)m
↓ ↓ ↓
昨日の寒さから一転して、暖かい一日。
一日おきに寒さと暑さが交代する、季節の変わり目です。
より多くの方に読んでいただけるよう
「南三陸なう」は現在、ブログランキングに参加しています。
以下バナーへの1クリックにご協力をお願いします!m(_ _)m
↓ ↓ ↓
大正大学森里海連環学による出前講座。(前回のブログはこちら)
今日は午後のワークショップの模様をお伝えします。
訪れたのは戸倉地区波伝谷(はでんや)の山林。
ここで戸倉中学校の生徒たちや大正大学の学生さん達が
指導を受けながら間伐を体験します。
細めの木を切り倒すと周囲がずいぶん明るくなりました。
「風通しもよくなったろう。
これで他の木がのびのび生長できるんだ。」
「人工林は適度に手を入れることで活きるんだよ。」
そこへ現れたのがこの大きな馬「サムライキング」。
この日は岩手県遠野市から3時間をかけて来てくれました。
なんと帯広ばんえい競馬出場の経歴を持っているというサムライキング。
入り組んだ地形の中に踏み込み、
切り倒した木材を曳いて悠々と運び出します。
これは「馬搬(ばはん)」と呼ばれる運搬方法。
かつては南三陸でもよくみられた手法だそうですが、
現在では姿を消してしまいました。
体重1トンのサムライキングは1トン分の荷物を曳くことができるそうです。
その姿に「かっこいいねえ」と歓声が上がります。
「現在の林業は機械の使用が主流ですが、狭い場所では非効率。
作業によって馬と重機を使い分ける、
つまり古いものに新しい知恵と技を組み合わせることで
合理的な林業を行なうことができます。」
この説明には学生のみならず
立ち会った大人たちも感心しきりでした。
日頃から海と共に暮らしている、町の中学生たち。
「海と山のつながりの大切さを教えてもらい
山について深く知ることができました。」
授業の最後にはそんな感想が聞かれました。
(日比谷)
より多くの方に読んでいただけるよう
「南三陸なう」は現在、ブログランキングに参加しています。
以下バナーへの1クリックにご協力をお願いします!m(_ _)m
↓ ↓ ↓
先日9月12日。
森林組合会議室にて開催の「間伐講演会」に参加させてもらいました。
これは大正大学 森里海連環学(もりさとうみれんかんがく)による出前講座の一環。
「森・川・里・海の命のつながりを学び、南三陸の自然と生業について考えよう」
3回目となるこの日の講師は客員教授 竹内典之先生です。
「南三陸町はその地形により
町域に降った雨が全て町内へ流れ込むという稀有な特性があります。
山から流れる10本あまりの川が全て
伊里前湾や志津川湾に続いているのです。」
町の海を復活させるには森を守ることが重要と話す竹内先生、
間伐の効果や地域資源の活用促進について説きます。
しかし、林業人口は年々減り続けており
全国の森林組合の数はこの50年で5分の1に減っているそうです。
林業関係者以外の人にもどんどん関わってもらえるシステム作りが必要、
との説明に
山林所有者、建築家等50名余りの聴講者がうなずきました。
その後は作家 天野礼子さんによる質疑応答。
天野さんは「木の家作りから林業再生を考える委員会」委員長代理でもあります。
聴講者から真摯な相談が投げかけられます。
「林業は儲からないと言われますが、山に関わって食べていきたいんです」
「理想と現実をかんがみて本当に山のためになる方法とは」
天野さんは
「地域民と林業関係者が一緒に考えていく必要があります。
美しい川と海を取り戻すのは森の責任。南三陸町民の生き様が問われます。」
そう応じていました。
山・森にもっとたくさんの人を。
その裾野を広げるため、森里海連環学では町の中学生を対象に
自然を学ぶ出張授業を続けているそうです。
次回はその模様をお伝えします。
(日比谷)
より多くの方に読んでいただけるよう
「南三陸なう」は現在、ブログランキングに参加しています。
以下バナーへの1クリックにご協力をお願いします!m(_ _)m
↓ ↓ ↓