ワクワクいっぱいの「ふわふわドーム」が目玉!「南三陸ハマーレ広場」が開園

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新しく設置されたトランポリンに夢中になる子どもたち

地域住民が長らく待ち望んでいた公園が歌津地区にいよいよオープンしました。子どもを連れて遊びに行ける場所として、これから多くの方に愛される南三陸ハマーレ広場のオープニングセレモニーを取材しました。

以前の賑わいをもう一度

南三陸ハマーレ歌津の道路向かい、震災前に歌津地区の生業と賑わいの中心部だった伊里前商店街跡地に今回「南三陸ハマーレ広場」は建設され、4月23日にオープニングセレモニーが開かれました。

以前は地区の中心として栄えていた場所も、震災による津波で公園はなくなり、子どもが遊びに行く場所も近くにはありません。低位置部となった跡地の利活用を地域の方々から提案され、具体的な内容案について何度も議論してきました。そんな地域の声に応える形で南三陸ハマーレ広場は竣工され、セレモニーには完成を心待ちしていた多くの町民と関係者が駆けつけました。

町内外からたくさんの方がセレモニーに参列

地域にとって「公園がある」ことの大きな意味

式典では佐藤町長と、旧歌津町の頃から親交がある友好町の山形県庄内町から富樫町長が来場し祝辞を述べました。佐藤町長は震災直後からの歌津地区の動きを振り返りつつ「地域の皆様の思い出のあるこの場所に集いの場、賑わいの場となる広場を整備できましたことが今後のまちづくりをはじめ、全ての世代が一体となった地域コミュニティ作りに寄与するものと考えております」とこれからの地区の発展に広場が貢献していくことを示唆し、富樫町長からは「この震災を風化させない。命の大切さとそして賑わいの核作りにこの広場がなっていただきたいと思っております」と激励の言葉をいただきました。

緊張しながらも堂々と挨拶をした千葉さん

伊里前小学校児童代表の挨拶で千葉椋喜さんは「町民の憩いの場となるハマーレ広場が完成し、とても嬉しく思います。この45号線を車で走るとき窓から大きな遊具が見え、早く遊びたいと思っていました」と話し、公園へ大きな期待をしていたことが分かります。続けて「ハマーレ広場は僕たちが住む歌津地区にとって、とても大事な場所になると思います。そんなハマーレ広場を僕たちも楽しく大切に使っていきたいと思います」と感謝の気持ちを述べ、歌津地区の子どもたちにとってこの場所が持つ意味はより大きいものなのではと感じました。

また、伝統芸能である「伊里前獅子舞」が4年ぶりに盛大に披露された後、関係者等によるテープカットが行われ南三陸ハマーレ広場がオープンされました。

太鼓の音にあわせ飛び跳ねるような舞を披露した伊里前獅子舞
テープカットを行った富樫町長(左から3番目)と佐藤町長(左から4番目)

飛んで跳ねて楽しむ「ふわふわドーム」

南三陸ハマーレ広場には滑り台や登り棒などが合わさった複合大型遊具と、気仙沼・本吉地域では初めてとなるまるで地面から現れたような形をしているトランポリン「ふわふわドーム」が2基設けられた。トランポリンは運動機能の発達にも効果があると言われ、遊びながら身体の使い方を覚える要素があります。初日から子ども連れの家族が多数来場し、オープンを心待ちにしていた子どもたちは一目散にドームに集まりぴょんぴょんと楽しく飛び跳ね、笑顔がたくさん見られました。

2つ山のふわふわドーム
遊具対象年齢:3歳から6歳まで ※ふわふわドーム 利用時間:午前8時30分から午後5時まで
3つ山のふわふわドーム
遊具対象年齢:6歳から12歳まで(小学生まで)※ふわふわドーム 利用時間:午前8時30分から午後5時まで
すべり台が3種類の他にも様々な遊具が合体している

集まった保護者からも「今まで近くに遊び場がなく、隣町まで遠出していたので近くにあるのはとても嬉しい」「元気に遊ばせられる場所が出来て良かった」と子どもと保護者にとって本当に求められていた場所が出来たのだと感じられました。

町の教育関係者は遊具と広場について「町内外たくさんの人が遊びに来る場所になってほしい。様々な遊びが子どもたちの学びに繋がっていくと嬉しいです」と話しました。

ハマーレ歌津も6周年

同日、ハマーレ歌津では6周年記念イベントが行われこちらも多くのお客さんが来場しました。
商店街と広場の2つのハマーレのこれからの盛り上がりが楽しみです。

南三陸高校の商業部も子どもたちが遊べる出店を出し、イベントを盛り上げた

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