豊かな里山に囲まれた入谷地区。
ひころの里にて恒例となっている秋まつりが開催されました。
行政区ごとに異なる出店。地場産品を使った郷土料理の数々が並びます。
「昨日は夜中までみんなで仕込んだのよ〜。」と話す出店者のみなさん。
大人気の手打ちそばには行列が。
ふわっと漂う新そばの香りに秋の訪れを実感。
ツルッとしたのどごし、風味のよさに舌鼓をうちます。
毎年恒例の子どもたちによる打囃子の発表は天候不良のため中止となってしまいましたが、
地元のみなさんによるカントリーダンスやビン踊りといった舞踊に会場が湧きます。
さらには入谷公民館で練習を行なっている「南三陸ダンススクール」の発表も。
朝から降っていた小雨もやんで、会場は大盛況。
駐車場には他県ナンバーの車や観光バスの姿も見受けられました。
各売店をまわってスタンプを集めるスタンプラリーも、
先着150名にプレゼントされるボックスティッシュが即終了となるほどの盛況ぶりです。
スタンプラリー担当者からは、「ここ数年でだんだんと人が増えていますね。」との声も。
恒例の餅まきでは老若男女が手を広げ、笑顔満開。
食、歌、踊———。
入谷地区に受け継がれる豊かな文化が一同に集うお祭り。
それは、地域に愛され、地域の輪を育み、さらに他の地域との交流の場でもある、
貴重な秋の一日なのでした。
(浅野)