大学生が密着!ハマーレ歌津夏祭り!/東北文化学園大学インターン生寄稿記事

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この夏祭りの主役・ポスト君を中心に開会宣言。

仙台育英が甲子園で準優勝というニュースから数日経ち、宮城県はとても賑わっています。そんな中、歌津夏祭りが行われ、さらに熱気が溢れました。今回はその歌津夏祭りの様子を、私たち東北文化学園からインターンシップとして参加している学生2名で紹介していこうと思います。

みんなが主役の夏祭り

晴天に恵まれ日差しがギラギラと照りつける中、ハマーレ歌津夏祭りが開会しました。開会式では、実行委員長の小野寺さんを始め6人の方々の挨拶から始まり「歌津夏祭りは、誰もがスターになれる場所。いい思い出になるように」と、集まった地域の方々もこのイベントの主役ですというメッセージが。開会宣言には、この夏祭りには欠かせないポストくんも登場してくれました。

「ポストくーん!」とステージから声をかけた観光協会の佐藤さんと大石さん

ポスト君とは、2011年3月11日の東日本大震災の大津波で南三陸町歌津から流され、2012年12月28日までの1年9ヵ月もの長い時を経て西表島までたどり着いたポストのことです。その後、2013月8月11日に計2年5ヵ月の旅を終え、無事に故郷である歌津に帰ってくることが出来ました!そして、この歌津夏祭りは、このポストくんをお祝いするお祭りなのです。

圧巻のオープニング

会場を沸かせる素晴らしい演奏をした合同バンド

ステージ発表トップバッターは歌津中学校さんと南三陸高校さんの合同バンド。定番曲や子どもも知っている人気の曲を披露し、見ているお客さんも笑顔で聞き入り、音楽に合わせ手拍子を打つなどオープニングから会場を湧かせていました。その後、アンコールも含め最後までやり遂げていた姿がとてもかっこよく、トップバッターとして勢いのあるパフォーマンスとなりました。

タイムアタックチャレンジ「牡蠣殻つみつみ」を楽しんでいる様子
ラムネ一気飲み大会はなんと警察官の圧勝!
南三陸高校の軽音部の演奏では、顧問の先生も参加するバンドもあった
デングリー(メンコ)大会決勝は兄弟対決に!
歌津魚竜太鼓は心振るわせる演奏を披露
南三陸ダンススクールの発表は元気いっぱい&大人顔負けのテクニックで会場を盛り上げる

その後も、ステージ横では牡蠣殻積みや豆運び競争、ラムネ一気飲みなど参加型のイベントが行われ、地元の警察官も参加するなど大いに盛り上がっていました。そしてステージの大トリはBEGINの比嘉栄昇さんが結成したY.A.B(ヤファイアン・アッチャーズ・バンド)というバンドが務め、満席の状態で行われた演奏は会場一丸となってまさに「みんながスター」を体現する時間となりました。

歌津夏祭りに仲間を連れて駆けつけてくれたBEGINの栄昇さん

夏の終わりの花火

夏祭りもそろそろフィナーレ。ポケットから携帯を取り出し、花火の撮影をしている人がたくさん見られました。

今年もたくさんの人が見上げた花火

来場したお客さんに今年の夏祭りの感想を伺うと、賑わいが戻ってきていることや、新型コロナウイルス明けでもたくさんの人が来ているといった様々な声を聞くことができ、とても楽しそうな表情で答えてくださいました。

来年はどんなお祭りが見られるのか。歌津町もより一層盛り上がっていくことに期待したいと思います。

編集後記

今回のインターンシップを通して、同じ仕事場で働く人との接し方や、働くことに対する大変さなど学ぶことがとても多く、すごく勉強になりました。インターンシップが始まる前は不安と楽しみ両方の気持ちがありましたが、南三陸町の方々に支えられ無事に終わることができました。そして、南三陸は自然豊かで人々が温厚な良い地域だなと思いました。
東北文化学園 平野

今回のインターンシップを通して私は、人と人との繋がりや、人の温もりをとても感じることができました。また運営の方々のお祭りに対する熱意を感じることができ、大変貴重な経験をさせていただきました。南三陸町は海の幸がとても美味しく、大変魅力的に感じました。この美味しさは内陸の方では味わうことができないので、より多くの人にこの美味しさを知っていただき、南三陸町がより発展することを祈ります。

東北文化学園 加藤

インターン生の平野くん(左)と加藤くん(右)
加藤くんが撮影したかがり火祭りの一枚

 

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