志津川高校が台湾の嘉義県立竹崎高級中学と姉妹校締結

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震災後、台湾との繋がりが深い南三陸町。毎年、教育旅行で多くの台湾学生がこの町を訪れています。そんな中、昨年5月にこの町を訪れた嘉義県立竹崎高級中学(日本の高校)が、志津川高校と姉妹校締結をしました。姉妹校の締結により、今後益々の交流が期待されています。

台湾と南三陸町

東日本大震災後、病院再建の支援をきっかけに、台湾との交流を深めている南三陸町。毎年、多くの学生がインターンや教育旅行で南三陸町を訪れています。昨年10月には、台湾台南市で開催された「和風文化祭」に郷土芸能である行山流水戸辺鹿子躍保存会が出演。また、オクトパス君の絵付け体験や南三陸みやげの販売を行いました。2日間のイベントに多くの方が来場し、会場は盛り上がりました。

昨年10月に台南市で行われた和風文化祭の様子

昨年5月に町内で演奏を披露

台湾と南三陸、互いに親睦を深めている中、昨年5月にこの町を訪れた嘉義県立竹崎高級中学(日本の高校)。台湾中部の嘉義県に位置している中高一貫の学校になります。普通科に加え、音楽や美術、科技などの専門的なクラスもある、全校生徒980人程の学校です。

5月には、その竹崎高級中学で音楽を学んでいる30名の生徒が来町しました。台湾国内では、上位の実績があるという竹崎高級中学の楽団。町内の学校を中心に、中国楽器を使った演奏を披露しました。志津川高校では演奏披露後、野球やサッカー、弓道などの部活動体験交流を実施。同世代ということもあり生徒同士すぐに打ち解け、今でもSNS等で交流が続いていると言います。


▲2019年の来日時の演奏会の様子は上記から

最高のおもてなしを受け、姉妹校締結へ

帰国後、最高のおもてなしと生徒の交流に感銘を受けた竹崎高級中学の郭春松(カクシュンショウ)校長。これまでも、様々な学校と交流をしてきたが、生徒からの反響も大きいことから、姉妹校の締結を検討。志津川高校へ打診していました。

そして迎えた2月の姉妹校締結式。志津川高校で両校の校長により、調印が交わされました。はじめの挨拶で志津川高校 葛西利樹校長は「町や学校の大きな歴史となる。より一層の発展を願う」と述べました。竹崎高級中学の郭春松校長は「両校の国際交流を通して、豊かな学生を育んでいきたい。いずれはぜひ台湾に、台湾で迎える日を楽しみにしています」と挨拶をしました。

志津川高校からは南三陸杉、竹崎高級中学からも地元木材を使った記念品が贈られた。

両校初めての姉妹校!高まる期待

今回の姉妹校締結が、両校にとって初めての姉妹校になりました。今後は生徒会を中心にオンライン上で、交流をしていくことになっています。両校の校長も、交流を通して学生達の視野が広がることを期待。また来年には、竹崎高級中学が再び南三陸町を訪れる計画をしています。

また一つ、台湾と南三陸町の繋がりに大きな歴史が刻まれました。指定校となり、益々の学生交流が生まれることでしょう。そして、いつしか両校の生徒が南三陸と台湾、もしくは日本と台湾を繋ぐ架け橋となるかもしれません。今後の交流発展に注目です。

 

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