戸倉小学校落成式

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10月4日(日)待ちに待った戸倉小学校の新築落成式が行われました。
澄んだ青空の下、新しい素敵な校舎が児童を待っていました。
戸倉小学校は、これから完成する災害公営住宅と隣接しています。
10月1日、2日の2日間、戸倉小学校、志津川小学校両校の父兄の皆さんと職員の方たちで、
引っ越し作業をおえたばかりです。
平成24年4月から平成27年9月末日まで3年半、志津川小学校にお世話になったのです。
 
午前10時からの式典に先立ち、校舎正面玄関前では
戸倉小学校代表児童による、よさこいが披露され、テープカットが行われました。
 
続いて体育館に移動して、落成式が行われました。
 

町長は、子供たちに「帰ってきてくれて、ありがとう。」と語りかけました。
津波によって学校が使えなくなり、旧善王寺小学校をお借りして学校生活を送った登米市や
国内外のご支援に深く感謝し、ご苦労をしてきた地域の皆さんにねぎらいの言葉をかけ、
さらに「これからも1人1人をいつくしみ励ましてほしい。」と述べました。
小島教育委員会委員長、星南三陸町議会議長はともに
「子供たちは大変な中、厳しい環境の中、頑張ってきた。」と児童をほめたたえておりました。
 

宮城県南三陸教育事務所の横江教育事務所長は
「戸倉小学校は、復興のシンボルとして注目されるでしょう。」と述べられました。

山内校長先生は
「(学校を)大切に使わせていただきます。何事にも頑張る、※1うしおっこを育ててまいります。」
と話しました。

※1うしおっことは、戸倉小学校の児童会の名前です。


その後、児童代表の6年生小野さんが
「新校舎の完成を心待ちにしていました。建設に携わった人たちに感謝します」と話しました。
(震災の時、1年生だったんですよね。家族の方たちも感慨ひとしおだと思います。)

 
最後に全校合唱と校歌斉唱が行われて、式典は終了しました。
(歌っている児童の後ろになつかしい旧校舎のビデオが映し出され、会場の中には涙を拭いている方もいらっしゃいました。)

校舎の屋根に※2カリオンベルが取り付けられています。
時を知らせるメロディの中には、卒業生の阿部美幸さんが作った曲“前進”も
入っているということで、式典の前に奏でられていました。
※2カリオン(カリヨン)ベルとは建築物に演奏用の組み鐘がとりつけられたもので、
チャイムやベルの役割をするものです。
   


教室におじゃましたら、先生のお話を聞いていました。
先生と3 人の児童が、お習字の前で写真に納まってくださいました。
みなさん、いい思い出作ってくださいね。

(西城)

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