5月26日、夕刻。
ベイサイドアリーナにて
『志津川市街地グランドデザイン報告会』が開催されました。
グランドデザインの対象となるのは
志津川市街地の中でも「早期まちびらきエリア」と指定されている一帯。
水産業・商業・観光等の施設を集約した、
未来の町の顔になると期待されるエリアです。
住民からの関心も高く、文化交流ホール400席が満席となりました。
デザインを手がけた建築家の隈研吾(くま けんご)氏から発表がなされます。
隈氏は文化を尊重した造形や素材使いにより、
これまでにGINZA KABUKIZAや登米市の森舞台など
多くの建築物を生み出してきた方です。
隈氏が提示したのは
『エリアが分断されることのない、流れるようなリズムを生む町』。
海へ向かって開く商店通り、八幡川の親水スペース、木造のステージと広場。
エリアごとに強い印象を持たせつつ、
それらを回遊できる導線が作られています。
町の魅力の詰まったプランに、参加者の反応は様々。
「素敵なプランを提示してもらうことで、復興に向けて励まされる思いです。」
「まちづくり協議会からの提言が多く採用されており嬉しい。」
中には「きれいすぎてピンとこないやぁ~」との声も。
「営業を再開できている商店も多くはない中、こんな賑やかな商店街が作れるだろうか?」
そんな質問に、隈氏は
「魅力的なまちづくりが人を呼び、正の循環を生むんです。
そのためにも志津川の海・自然を生かすことが必要です。」
と応じていました。
「素晴らしいデザインに、これからの町の責任を感じます。
大変なプレッシャーが掛けられているな、と背中を正す思いです。」(佐藤町長)
このデザインは『町の目指すべき方向性』を示すもの。
デザインと実情を織りあわせながら実現していくのは、私たち町民の仕事ですね。
(日比谷)
より多くの方に読んでいただけるよう
「南三陸なう」は現在、ブログランキングに参加しています。
以下バナーへの1クリックにご協力をお願いします!m(_ _)m
↓ ↓ ↓