志津川高校の特別コンサート

1960
少し前ですが、11月4日志津川高校で特別なコンサートがありました。
ヨーロッパの名門オーケストラの奏者と、チェコの名ピアニストが
東日本大震災の支援活動として来て下さったのです。
このような方々のコンサートは普段とても聴くことのできないもので、本当にすごいことなのです!!
会場の志津川高校体育館にはもうすでに、全校生徒とその保護者の方たちが
集まっていました。
初めに演奏したのは、ヤン・リスカさん(オーストリア・ウイーン国立歌劇場管弦楽団)
によるチェロの演奏です。曲目はサン・サーンスの『動物の謝肉祭』より、「白鳥」。
一瞬のうちに会場はその素晴らしい演奏に、物音一つしません!(当然ですが)
瞬く間に体育館がコンサート会場に変わりました。皆さんうっとりと聞き惚れました。
 
続いての演奏はブルッフの『コル・二ドライ』、ラルフ・ディーツエさん
(ドイツ・ドレースデン国立歌劇場管弦楽団)のバイオリンです。
どちらもピアノは、チェコ・ヒルゼン音楽院ピアノ科主任教授のルジェク・シャバカさんです。
今回、コントラバスの弦の調子があまり良くないことがわかりその演奏がなかったのが残念でしたが、生演奏にハプニングはつきものです。仕方ないですね。
その分は、即興でピアノとチェロ、バイオリンの3者で演奏していただき、
1時間足らずでしたが、会場の皆さんをコンサートの素晴らしいひと時へと
いざなってくださいました。
演奏終了後は生徒会よりモアイの缶バッジなどのお礼のプレゼントをしました。
 
生徒全員と記念写真にも納まりました。
演奏してくださった皆さんは、志津川高校での演奏は午後でしたが、こちらに見える前に
東松島市の矢本第一中学校でも演奏をしてきたそうです。
コンサートのお世話をしていただいたのは横浜市の『横浜歌の絆の会』の方々です。
義捐金もくださったということです。
めったに聞くことのできない一流の方たちの演奏は
会場の皆さんに感動を与えて、余韻を残して帰られました。           (西城)

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