ミナミサンリク移住カフェせきららVol.7「釣り好き移住者大集合!」

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今回は初めてクロマキー効果を利用したバーチャルセットを組んで配信。まるで漁港にいるみたい!?

南三陸町に移住した人たちがざっくばらんに本音トークを繰り広げるライブ配信コンテンツ「ミナミサンリク移住カフェせきらら」が1月11日(火)YouTubeLIVEで配信されました。今回のゲストは釣り好き移住者のみなさん。南三陸町はリアス式海岸や岩礁域など 変化に富んだ地形に恵まれ、磯、漁港などの釣り場が多く点在しています。思い立ったらすぐに釣りに行ける、釣り好きにはたまらない環境の中で、みなさんはどのような“釣り活”を楽しんでいるのでしょうか。

釣り好きが高じて漁師に転身?個性派ぞろいのゲスト

今回のゲストは町内に知り合いの多いカフェ店長の藤田さんも、珍しく全員が初めましてのメンツ。少し緊張気味のスタートでしたが、ゲストの一人、野添幹雄さんが「僕以外はみんな釣りに関係のある名前ですね。僕だけ関係のない名前だから、いつまでたっても素人なのかな。」とボソッとつぶやくとスタジオは一気に和やかな雰囲気に。

村越さんの名前に「魚」、熊谷さんの名前に「海」が入っていることに触れ、名前からして釣り好きだと話を盛り上げる野添さん。

そんな野添さんは京都出身。2020年1月に、勤務していたアミタ株式会社(本社京都)の異動で南三陸町に移住しました。バイオガス施設「南三陸BIO(ビオ)」で家庭や事業所から出た生ごみや汚泥などを回収し、エネルギーと液体肥料を作る事業に取り組んでいます。小学生の頃、友達に教えてもらったバス釣りがきっかけで釣りの面白さにハマり、その後も自分でしかけを作って渓流釣りなどを楽しんでいたそうです。

神奈川県出身の村越洋魚(ひろな)さんは昨年6月に勤めていた会社を辞め、仙台から移住してきました。その目的は漁師になるため!県の若手漁師育成プログラム「漁師カレッジ」の研修生として南三陸町に移住し、半年かけて県内のさまざまな場所で漁業を学びました。晴れて今年の1月から南三陸町志津川で(株)南三陸オイスターの一員としてカキの養殖漁師に。父親の影響で子どもの頃から釣りに慣れ親しんでいた村越さん、釣り好きが高じて漁師にまでなってしまった!かどうかは分かりませんが、名前が語るように相当なお魚好きのようです。

ゴリゴリの釣りファッションで登場の熊谷海斗さんは、地域おこし協力隊として昨年の6月に仙台から移住。一般社団法人YES工房に所属し、南三陸杉を活用した製品のデザインから制作、PR活動を精力的に行っています。小学生の頃に釣りに興味を持ち、中学高校では20キロ離れた釣り場まで自転車で通っていたんだとか。今も思い立ったらすぐ釣りに行けるように、常に車には釣り道具一式を積んでいるそうです。

 

休日だけじゃない!出勤前も!休憩中も!退勤後も!釣り三昧

もともと釣り好きだったみなさんですが、南三陸ではどのような釣りライフを送っているのでしょうか。

南三陸に移住してから釣り好きが加速したと話すのは村越さん。休みの日はもちろん、仕事で海に出ているときも、漁の合間の休憩時間や、仕事終わりに先輩漁師の船に乗せてもらったりして釣りを楽しんでいるそうです。海の仕事をするようになってからは、早起きが苦じゃなくなり、休みの日でも早朝から釣りを楽しめるようになったと話します。

漁師カレッジの研修中、宮城県亘理町でトロール船に乗った時に釣ったヒラメ。南三陸でもこのぐらいの大物を釣りたいと意気込む村越さん。

一方、漁港や磯、砂浜など陸からの釣りを楽しんでいるというのは熊谷さん。釣りに行く頻度が多すぎて、えさ代がかさむため、ルアー釣りにしているんだとか。その驚くべき頻度とは、天気が良ければほぼ毎日、しかも出勤前と退勤後の1日2回!海が近いため、思い立ったときにすぐに行けるのが南三陸の魅力だと言います。

熊谷さん愛用のルアー。えさ代がかさむからとルアー釣りをしているそうですが、そのルアーも相当な数をお持ちでした。(笑)

移住前は川釣り派だった野添さん、南三陸に来てから海釣りデビューを果たしました。釣り名人のシェアメイトや近所の食堂の女将さん、地元の学校の先生など、地域の人たちと一緒に釣りをするのが好きで、休日などに地元の人のみぞ知る、とっておきの釣りスポットに連れて行ってもらい、楽しくおしゃべりしながら釣りを楽しんでいるそうです。

早朝、シェアメイトと志津川湾に出かけ、釣りあげたドンコ(エゾイソアイナメ)。煮つけにした後、二人で仲良く食べたそうです。

南三陸ではこんな魚が釣れます!

南三陸での釣果はいかほどなのでしょうか。みなさんに南三陸で釣った自慢の魚たちを披露していただきましょう。

近所の食堂の女将さんに連れられて、夜釣りで仕留めたアナゴ。昔ながらの手釣りだったので感覚がつかみやすく楽しかったと話す野添さん。さばくのは苦手なので食堂の大将にお願いしたそう。地域の人たちと交流しながら釣りを楽しんでいる様子が伝わってきました。
熊谷さんいわく、「南三陸のヒラメは赤のルアーが好き」なんだとか。(笑)大きくて食べごろだったけど、ヒラメの前にカンパチを釣っていたので逃がしたそうです。いつでも釣りができるからこそ、食べられる分だけ持ち帰って、あとは海に逃がすのが熊谷さんのこだわり。
村越さんが昨年釣った魚の中で一番テンションが上がったという自慢のスズキ。戸倉地区でスズキが釣れるという情報をつかみ、夏中追いかけて、やっと釣れた一匹。体長60cm。さばいた時の身の美しさと食べたときのおいしさに感動したといいいます。
他にも、カンパチやムラソイ、アイナメ、メバル、太刀魚、エイ、イシガキダイ、クロソイなどたくさんの種類の魚に出会えるそうです。(写真は熊谷さんが移住して来て初めて釣ったアイナメ)

釣り好きのみなさん、ぜひ南三陸へ!

今回はカフェ店長も釣り好きとあって、配信終了ギリギリまで話は尽きませんでしたが、みなさんの釣りへの情熱が十分に伝わってきました。

多種多様な魚に出会える南三陸町ですが、町境は分水嶺に囲まれており、町内に降った雨は森や里を通って志津川湾に流れつきます。森の管理状態や里で暮らす町民の営み次第で海の環境が変わってしまうといっても過言ではありません。偶然にも今回のゲスト3名は、適正に管理された森の木を使って木工製品を作る熊谷さん、環境に配慮した循環型の町づくりに取り組む野添さん、森や里を通ってミネラルをたっぷり含んだ山水がそそぐ志津川湾で牡蠣を育てる村越さん、とそれぞれの場所で魚たちの住みやすい環境作りに一役買っているみなさん。釣りを通して、南三陸の自然の豊かさはもちろん、「森」「里」「海」のつながりを改めて感じた1時間でもありました。

地域の名人から野添さんが仕入れた情報によると、今の時期はイカ釣りが楽しめるそうですよ。

釣り好きのみなさん、ぜひ一度、南三陸へ!

配信が終わった後も、釣り話が尽きないゲストのみなさん。今度一緒に釣りに行こう!と盛り上がっていました。

※「ミナミサンリク移住カフェせきらら」とは?

南三陸町移住・定住支援センターと町公式メディア「南三陸なう」が共同企画し、毎月11日にYouTubeLIVEにて座談会を実施、南三陸町に集うさまざまな移住者の姿をお伝えするライブ配信コンテンツ。自らも移住者でこのカフェの店長を務める藤田岳さんが毎回テーマに合った3人の移住者をゲストに迎え、移住のきっかけや暮らしながら見えてきた町の魅力、時には不便さなど、率直なせきららトークを聞き出します。

「ミナミサンリク移住カフェせきらら」アーカイブ映像

vol.0「南三陸移住の今を知る」

vol.1「なぜ埼玉県民が南三陸に惹かれるのか?」

vol.2「山も海も遊び尽くす!アウトドア移住者大集合」

vol.3「おうち時間が好きインドア派移住者」

vol.4「地域おこし協力隊の仕事と暮らし」

vol.5「おいしいものたくさん!料理好き移住者大集合」

vol.6「子育て奮闘中のママさんパパさん集合!」

vol.7「釣り好き移住者大集合!」

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