共立女子大学・短期大学「地域連携プロジェクト」オンライン報告会

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3月18日に、地域連携協定を締結している共立女子大学・短期大学の「地域連携プロジェクト」報告会が、オンラインにて開催されました。今年度、南三陸町で実施した2つの活動報告の他、協定を結ぶ自治体での活動報告が行われ約100人が参加しました。

2019年スタート!全国の自治体と連携した「地域連携プロジェクト」

共立女子大学・短期大学では、2019年度よりSDGsのいずれかの目標と合致する課題解決学習として地域と連携した「地域連携プロジェクト」を開始しました。全国いくつかの自治体と連携し、ゼミナールや授業の一環として地域と連携した活動を行っています。南三陸町では、2019年9月26日に連携協定を締結。協定締結後は、町内産の食材を活かした学食メニューの提供や水産資源の課題に着目し消費拡大を目指したプロジェクトに取り組んできました。

2019年11月12日、南三陸町役場にて行われた協定締結報告会の様子。                              左:南三陸町長 佐藤仁 右:共立女子大学・同短期大学 副学長 村上昌弘

約100人が参加。南三陸では2つのプロジェクトを報告

3月18日、オンラインでの開催となった「地域連携プロジェクト」報告会。オンラインでの開催ということもあり、連携先関係者など含め約100名が参加しました。今年度、南三陸で行った2つのプロジェクトについて担当教授から報告されたほか、連携協定を結ぶ福井市や千代田区とのプロジェクトなど全部で6つのプロジェクトについてそれぞれ報告がありました。

南三陸の食材を使った学校給食を考案!

家政学部食物栄養学科 木下伊規子教授からは、南三陸町と福井市で行った地元食材を使った学校給食の考案について報告がありました。先生と今回プロジェクトに参加した学生は、新型コロナウイルスの感染拡大前の昨年2月に南三陸町を訪問。町の担当者や給食センターと打ち合わせを行い、過去の献立調査や地域の生産者へヒアリングを重ね、献立を考えていきました。

11月に南三陸町内の小中学校で提供された給食。 (写真提供:共立女子大学・共立女子短期大学)

11月の給食提供が決まっていたため、栄養価も考え旬を迎える町内産の小松菜や名産のタコを使った給食を考案しました。また、ただ給食を食べるだけでなく子ども達に三陸で取れる食材について学んで貰おうと「食育動画」を作成。給食の提供に合わせて、町内の子ども達に届けられました。南三陸から食材を取り寄せ行った最終試作では、「食材そのものの味がスーパー等で手に入る食材とは違かった」と木下先生も振り返っていました。

「南三陸町 × 共立女子大学 食育動画」(下記リンクよりご覧になれます。)

2020年11月27日 南三陸町学校給食献立(たこのミネストローネなど) – YouTube

中学校と連携!ホヤを使ったメニュー開発と「1日レストラン」の開催

近堂知子教授からは、歌津中学校と連携して取り組んできた「ホヤを活用したメニュー開発」について報告がありました。ホヤの生産量、日本一位を誇る宮城県。生産されたホヤの多くは海外へ輸出されていましたが震災後、輸出制限により生産されたホヤの多くが廃棄処分になっていました。その課題に着眼し、ホヤの国内消費を増やそうとレシピ開発に中学生と連携して取り組んできました。

11月20日に南三陸町役場マチドマで行われた「1日レストラン」。大学生と中学生は、この日が初めての対面での顔合わせになった。

新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、オンラインを中心にプロジェクトを進行。ホヤの生産を行っている漁師から直接話を聞き、ホヤの生態や養殖方法、生産の現状について学び、メニュー開発に取り組みました。中学生が想いを込めて考案したレシピを、栄養学的な視点や料理の組み合わせ等の観点からアドバイスし開発。11月に南三陸町で行われた「1日レストラン」では、開発した和食と洋食の20食が参加者に提供されました。報告の最後に近堂先生からは、「中学生との交流を深めつつ、課題解決学習を行うことで実践的な学びをすることができた」と話しました。

今後も連携した取組みに注目

報告会では、南三陸町以外の自治体と連携して取り組んだ報告もあり、地域の特産品を活用した薬膳カレー提案や建築デザインによる連携プロジェクトなど、それぞれ学生や担当教員から報告されました。各自治体、連携して実施してきた様々な地域連携プロジェクト。南三陸町に限らず新型コロナウイルスの影響により、思うような活動が出来なかったことでしょう。2021年度、新型コロナウイルスが終息し、南三陸町や連携地域でどのようなプロジェクトが実施されていくのか注目です。

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