南三陸町の移住促進動画(南三陸町移住・定住支援センター制作)が映像コンテストで、見事優秀賞を受賞。南三陸での「くらし」を通して、南三陸で「幸せ」を見つけた移住者をまとめたものです。企画・制作者にインタビューして、この映像に込めた想いを伺いました。
移住に欠かせない「くらし」がコンセプト
「自然・夫婦の豊かな時間・人との繋がり・仲間・応援・・・」
南三陸に移住してきた4名が、日常の暮らしのなかから感じるさまざまな「幸せ」とは?
個人の幸せを通して、南三陸のよさを伝える
南三陸町移住・定住支援センターが制作した動画「Feel happiness in 南三陸」。一般社団法人東北映像制作者協会が実施する「東北映像フェスティバル2020映像コンテスト地域振興コンテンツ部門」で見事優秀賞を受賞しました。
「南三陸に移住して個人の幸せを見つけられた人、幸せを感じられている人を動画で表現したかった」と話すのは、南三陸町移住・定住支援センターの上野英律さん。
いわゆる町のPR映像のように、いいところだからどんどん来て!という内容ではありません。動画に出てくる個人の感じる幸せを通して、南三陸のよさが伝わるような仕上がりになっています。
「この動画を見て、『いろんな生き方があるんだな』と感じるきっかけとなってほしい。移住は幸せな人生を送るための手段のひとつなんだ、ということを南三陸に移住してきた人たちのストーリーから感じていただければ」と上野さんは話します。
自然体の姿や言葉が印象的
動画を見ると印象的なのが、登場する人物たちの自然体の姿や言葉たち。
撮影・編集を担った株式会社はなぶさ(南三陸町志津川)の佐藤孝範さんは「登場する人々の自然に出てくる言葉に力を感じた。演出も誇張もせずに、ありのままを伝えられる動画に仕上げました」と話します。
「作りこまれすぎた映像ではない分、初見の人も自分自身を重ねやすいのではないか」と両者口をそろえます。
「南三陸の“くらし”や“はたらき”で、自分自身の未来を重ねて想像する。新型コロナウイルスの影響もあり、『幸せとはなにか?』と改めて考えることもあるこんな時だからこそ、この動画を見て考えるきっかけになってくれたらいいですね」
さらに上野さんは、「移住動画ではあるのですが、ぜひ町民の方にも見ていただきたい」と話します。
「自分たちが生まれ育った町に、移り住んできて過ごすことが、幸せにつながっているということを知っていただきたいですね。なんでもない当たり前の日常のなかに幸せが隠れているということを感じられる動画になっていると思います」