今日は朝から霧雨。昨晩も気温が涼しく、夏の終わりを感じさせます。
「クチバシカジカを飼育中」という話を伺い、先日、志津川の沼田に設置されているネイチャーセンター準備室にお邪魔してきました。町役場の隣(アリーナとは反対側)にあるテニスコートに、プレハブが設置されています。
ネイチャーセンターとは、以前戸倉地区にあった「南三陸町自然環境活用センター」の別名。
町立の臨海施設として、地域密着型の研究や「海藻おしば講座」「サイエンスキャンプ」などの教育プログラム、
更に「エコツアーマスター、シーカヤック指導者養成」などの人材育成も行われていました。子どもも大人も、町の豊かな自然環境・生きものに触れることのできた場所でした。
(写真は、在りし日の自然環境活用センター)
しかし、そんなネイチャーセンターも津波の被害を受けて全壊。数年後の新たな復活に向けて、町の産業振興課により準備が進められています。
まだ施設も人手も足りない状況のため、現在の業務は生物相調査がメイン。採取した生物の標本を作成して登録しデータベースにします。
クチ坊として商工会のキャラクターにも使われているクチバシカジカは、水槽の左奥にひっそり隠れていました。
詳しい様子は下のブログをご覧ください。
「クチバシカジカを飼育中」(ネイチャーセンターブログ)
当日お話を伺ったのは黒田和真さん。今年の4月から準備室での仕事をされています。「ネイチャーセンターの業務は、町の豊かな自然環境や生きものを知るためにやっていますので、町内、町外の方々にも南三陸町には、いろんな生物がいるということを知ってほしいです。もし興味がある方がいらっしゃれば、是非気軽にご連絡ください。クチバシカジカの見学も歓迎ですよ。」
またネイチャーセンターの復活を望む町民有志で、南三陸ネイチャーセンター友の会も設立されました。
豊かな自然環境は町の魅力のひとつ。それを伝える場としてのネイチャーセンターはまちづくりには大切な存在だと思います。再開に向けて、応援しています^^
■ネイチャーセンター準備室(産業振興課)
電話:0226-25-9703