シルクフラワーフェスタ

1860

今年も入谷地区ひころの里 シルク館で
「シルクフラワーフェスタ」が始まりました。
(去年の模様はこちら)

花木盆栽のように見えるのは、蚕のまゆで作られた花々。
ひとつひとつ手作りされています。
展示品の多くが購入可能で、中でも町の花でもあるツツジが
「季節を気にせず飾れる」と人気だそうです。

作り手のほとんどが町の女性、
現在入谷地区を中心におよそ40名の作家さんがいらっしゃいます。
その一人である
気仙沼市本吉町 三浦敏子さんにお会いすることができました。(写真右)

入谷地区近辺では古くから高品質の生糸が生産されていました。
40年ほど前、「絹の新たな活用法を」と
地域の女性に向けまゆ細工の指導が始まったのだそうです。

敏子さんはその一番初期の生徒さん。
「はじめっからやってんのはもう私一人になったねえ。」
押しも押されもせぬ大ベテランです。

まゆの染め方から土台となる木の根の活かし方、
美しい枝振りまで考えつくす敏子さん。
今年の自信作は?と伺うと
ピンク色の梅を見せてくれました。

「つぼみ作んのが大変なの。
 染めたまゆを6とか7枚に薄―く剥いで、脱脂綿詰めて丸めで。
 これをいっぺ作んの。」

大変大変と言いながらニコニコとしている敏子さん。
「花作るの楽しいよー。夢中になっちゃう。
 足んなぐなんねえように、まゆはいっぺ買っとくんだ。」
お一人で1年に30台も作ってしまうというから驚きです。

「でも歳だしねえ、もう辞めっがも。」
そんなこと仰らず、来年も会いましょう?いや会わせてください!

敏子さんほか作家さん方のお話が聴けるシルクフラワーフェスタ。
今週末までの開催です。

■シルクフラワーフェスタ
期間:3月1日(土)~3月9日(日)
時間:9:30~15:00
会場:南三陸町ひころの里(電話0226-46-4310)

(日比谷)

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