移住者の想いをディープに深ぼる「スナックせきらら」ゲストまとめ

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昨年度は「カフェせきらら」として生放送でゲストの本音を引き出し、今年度はよりディープに移住者の想いを引き出した「スナックせきらら」。8名のゲストが登場しましたが改めて振り返っていくまとめ記事です。

常連客の上野さんがママに移住者を紹介

今年度は昨年度からの狙いを継続した上で、番組をリニューアル。

「カフェ」から「スナック」へと業態変更をして、「スナックせきらら」として、より一層ディープに深掘るコンテンツを目指してお届けします。ママ役には、町民のみなさんにもお馴染みの中村未來さん。いつものナチュラルな装いとは打って変わってバブリーな衣装にも注目です。本企画を協力して推進している南三陸町移住・定住支援センターの上野さんは、スナックの常連客。上野さんがよく知る移住者をママに紹介するという流れで番組がはじまっていきます。

さらにロケ地として、南三陸ホテル観洋さん協力のもと「クラブ龍宮」を使用。より本格的な雰囲気で撮影した画にも注目してみてください。

8名のゲストが想いを語りました

上野さんが今年度連れてきた移住者は合計8名。IターンからUターン、年代もさまざまな移住者が訪れ、せきららトークを展開しました。ここで1年間のゲストを振り返っていきたいと思います。

【#1】中島綾子さん「都会のOLが農家の嫁に!激動人生を振り返る」

埼玉県から移住した中島さん。高層ビルでカツカツとヒールを鳴らしながら都会ライフを満喫していた中島さんですが転機を迎えたことにより、たまたま縁のあった南三陸町へ移住。「普通の会社員だった私が何か役に立つことがあるのだろうか…」と考えることもあった中島さん。それでも持ち前の明るさとコミュニケーション力で地域に溶け込んでいきました。そして農業の世界に憧れを抱いていた中島さんは、なんと農家のお嫁さんに!南三陸町に来て人生が180度変化した中島さんの移住生活についてぜひご覧ください。

【#2】佐藤慶治さん「震災・フィンランド留学を経て故郷にUターンしたけーじさんの物語」

南三陸町志津川地区出身の佐藤慶治さん。高校2年生のときに経験した東日本大震災で被災。自宅を流失しました。祖父の言葉を背に一度は町を離れ、フィンランドでの留学生活も送ったけいじさん。常に逆境に立たされながらも、きれいでなくてももがきなんとか前を向いて進んでいくその姿がかっこいい。これからの町を背負っていくであろう若者のエピソードをお楽しみください。

【#3】星野由梨さん「原体験は小学校の時の経験。大学時代に縁あって通った南三陸町に移住」

新潟県出身の星野由梨さん。自身も小学生のときに発生した中越地震により、全村避難となり仮設住宅暮らしを送っていた経験もあることから、大学生になり東日本大震災の被災地でのボランティア活動に参加。町の人たちに魅了され、大学時代に何度も何度も南三陸町に足を運びました。卒業後、一度は福島で働いていたものの、より自分を成長させたいという思いから南三陸に移住を決断。映像デザインを手がける企業でバリバリとキャリアを積んでいます。

【#5】山内優規さん「入谷地区出身の大の猫好きが古民家を改築して猫カフェに挑戦中」

南三陸町出身の山内さん。小さい時からの動物好きがこうじて、現在歌津地区に空き家を回収して猫カフェオープンを目指し奮闘中。東日本大震災での経験、そして現在の医療系のお仕事から「頑張っている人たちが癒されるような空間を作りたい」と癒しの場作りにかける思いを聞きました。静かな落ち着いたトーンの声とは裏腹の確たる想いの強さに要注目です。

【#6】石井洋子さん「テレビ冷蔵庫洗濯機なし!自然と共に生きる移住者の暮らし」

テレビ冷蔵庫洗濯機のない暮らし!?まさに自然と共に生きるひーさんのバックグラウンドを徹底深掘り。気象庁の南極観察隊として誰よりも自然と向き合い、自然を尊び、生きてきたからこそ至った今の価値観。そして東日本大震災。自然と共にという言葉にするのは簡単でも、それをやってのけるのは至難のこと。それをひょうひょうとやっていくひーさんの言葉にはこれからの時代の羅針盤となるような言葉が散りばめられていました。

【#7】楢崎寿子さん「ポツンと一軒家で、自然と共に暮らす。国内外を経たからこそ気付く南三陸の魅力とは」

南三陸との出会いはトレイルラン。分水嶺に囲まれた南三陸の町境に整備されている火防線プロジェクトに参加したのがきっかけで移住に至った楢崎さん。国内外さまざまな土地で暮らしてきたからこそわかる南三陸に住む心地よさ。人と人が助け合い、時に牙をむく自然と向き合いながら暮らしていくということ。地方で暮らしていく上での大切なベースを教えていただけました。

【#8】山口清緒さん「移住は「気分転換」。新規事業の右腕として事業を推進するキャリアウーマン!」

「移住は気分転換」というキラーワードが出た今回。これまで培ってきたキャリアを地方でも存分に生かし経営者の右腕として事業を推進している様子が手に取るように伝わってきました。スタートアップのプロジェクトが多いからこそこれまでのキャリアをフルで生かすことができるのかもしれません。地域おこし協力隊での働き方、地方でのキャリアの生かし方、そんなテーマに大きなヒントとなるような回になったのかもしれません。

移住検討者からも町民からも好評

南三陸町に移住を検討している方から「このせきららシリーズを全部見ている!」「飾られない移住のリアルな声が聞けて非常に参考になる」などの声が届いています。また町内在住の方からも「こんな人がいたんだな」「たまにお仕事でご一緒するけど思いや背景を知ることなかったからよいきっかけになった」などの声をいただいている本企画。

昨年度は「カフェせきらら」として生放送でゲストの本音を引き出し、今年度はよりディープに「スナックせきらら」として深い内容をお届けしてきました。来年度はどのような展開が待っているのか。UIターン者の声をお届けする企画は継続していきたいと思っているのでご意見ご感想などあればぜひお願いいたします。

 

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