合格祈願商品のオクトパス君グッズの制作を行っている南三陸復興ダコの会が、受験を控える町内の受験生を応援しようと新商品のタコカレーをプレゼントしました。南三陸産タコを使ったカレーを受け取った生徒からは、「地域の応援も励みに頑張りたい」と話しました。
受験生に寄り添って応援!人気のオクトパス君
震災後、地域の活性化と雇用の場として南三陸町の名産であるタコをモチーフにしたオクトパス君グッズの制作をしている南三陸復興ダコの会。「置くと(試験に)パス」をかけた合格祈願の縁起物として特に受験シーズンに人気の商品です。間もなく震災10年の節目を迎えるにあたり、南三陸の名産であるタコを使ったカレーを開発。今年度、新型コロナウイルスの影響がありながらも、受験勉強に励む町内の受験生を応援しようと新商品のカレーを受験生にプレゼントしました。
地域の応援を励みに、志望校合格へ
今回、新商品のタコカレーを贈ったのは町内にある歌津中学校と志津川中学校の3年生と志津川高校の3年生。2月5日には志津川高校を訪れ、代表生徒4名がオクトパス君カレー120個を受け取りました。志津川高校では3年生の約半数が専門学校や大学への進学を希望しており、これから受験を迎える生徒も多くいます。今年度は新型コロナウイルスの影響により、授業開始が6月になるなど授業の遅れも生じました。しかし、教職員が協力して生徒達が学習面において不安にならないよう、オンラインでの学習環境を整える等対応してきたと言います。今回代表してカレーを受け取った生徒からは「こうして地域でも応援してくれている人がいることは励みになる。例年と違う形での試験に不安もあるが、これまでやってきたことを出し切りたい」と話しました。
次の10年を見据えた”挑戦”
「地元の食材を活用した、商品開発には挑戦してみたかった」と南三陸復興ダコの会会長の大森さん。2月に発売されたタコカレーは南三陸産のマダコを使用した、甘口と中辛の2種類。3月上旬には、南三陸産の和牛も入った辛口のタコカレーも加わり、甘口、中辛、辛口の3種類になります。
震災10年を振り返って大森さんは「全国からの善意の気持ちによって前に進んでくることが出来た10年だった。これからは善意に頼ってばかりではなく、これからの10年で成長することを目指したい。カレーがそのきっかけになれば」とこれからの10年に向けた想いを話しました。
オクトパス君カレーはインターネット通販のほか、さんさん商店街・ハマーレ歌津の一部店舗で取り扱っています。南三陸産のタコが入ったカレーをぜひご賞味下さい。
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