町内の小中学生が、年間を通じて、町の自然や歴史について学ぶ「南三陸少年少女自然調査隊」。2月25日(土)に戸倉地区で海藻採集や海藻おしばづくりに挑戦。さらに注目を集めるブルーカーボン調査にも協力して今年度の活動を締めくくりました。
4年目を迎えた「南三陸少年少女自然調査隊」
その時にKODOMOラムサールに参加した町内の子どもたちから
これまでの活動についても「南三陸なう」で取り上げていますのでぜひご覧ください。
海藻おしばづくりに挑戦
今年度最後の活動となった2月26日は戸倉地区の坂本海岸にて、まさに旬を迎えている春の風物詩・海藻採集を行いました。志津川湾には海藻だけでも200種類以上が生息しているとされています。その海藻は赤・茶・緑と実にカラフル。集めた海藻を使って個性豊かで華やかな海藻おしばづくりに挑戦しました。
※特別な許可を得て採集しています。
注目の「ブルーカーボン」について学び、調査にも協力
さらに、地球温暖化の要因となっている二酸化炭素を吸収する役割として注目を集めている海藻。陸上の「グリーンカーボン」に対して「ブルーカーボン」と呼ばれ、豊かな藻場が広がる志津川湾も地球温暖化を食い止める重要な手段として期待されています。
ネイチャーセンターでは志津川湾のブルーカーボン調査を実施。調査隊メンバーは阿部拓三さんのレクチャーを受けたあとに、事前に採集してきた海藻を赤・茶・緑に分類して重量を計測しました。
南三陸の魅力を発見し、伝えていく
「また来年も調査隊に入りたい!」
「いろんな体験ができたし、南三陸町の魅力を知ることができれた」
「山とか海とか川とか干潟とかさまざまな場所で活動できたことが楽しかった」
など子どもたちも1年間の活動に大満足の様子。
「みんなが楽しそうな顔で活動しているのを見て非常にうれしかったです。まだまだやれていないことがたくさんある。来年度も南三陸の魅力を探して、それを人に伝えられるように頑張っていきましょう」と拓三博士は子どもたちにエールを送り活動の締めくくりとなりました。
来年度の活動は4月にメンバー募集を実施。5月から活動をスタートする予定とのこと。来年度もたくさんの調査隊メンバーの活躍に期待したいと思います。