「移住にあたって不安を抱えるみんなに見てほしい!」移住促進の動画とマンガが完成

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「拝啓 移住する前の私へ」。南三陸町移住・定住支援センターが昨年制作した「移住動画」と「マンガ」が公開されました。動画とマンガはストーリーが連動しており、二つで一つの作品に。いずれも「移住したい気持ちはあるけど不安」な人にそっと寄り添い、背中を押すような内容に仕上がりました。

「移住」には不安や悩みがつきもの。

「移住するためにはやっぱり不安や悩みがつきもの。仕事や家がどうなるか、コミュニティにうまく馴染めるかどうか…。今現在、町に溶け込んで仲良く過ごしている移住者も少なからず不安があったことだと思います。そんな人たちの姿を追体験するような作品で、一歩踏み出したいけど、なかなかその一歩が踏み出せない人の背中をそっと押すことができるようなものを目指して作ったのが今回の作品です」と話すのは、南三陸町移住・定住支援センター(以下センター)の及川希さん。

そうして公開されたのが南三陸町移住動画「拝啓 移住する前の私へ ~新たなふるさと 南三陸にいる私より~」です。

南三陸町移住動画「拝啓 移住する前の私へ ~新たなふるさと 南三陸にいる私より~」

都心でアパレルの仕事をしていた女性。
役職はあがるも、「自分の代わりはいくらでもいる・・・」と
どこか寂しさを感じている自分がいました。

 南三陸町と出会い、何かと自分のことを気にかけてくれる人のあたたかさや繋がりを通じて
「自分が代えがない存在である」ことに気付いた彼女は、不安を感じながらも移住することを決断。
今では、地域の人と一緒に子育ても・・・。

 そんな彼女が、移住前の自分に宛てた手紙を綴ったショートムービー。
「自分らしく幸せな暮らしを送りたい」「移住することに不安を感じている」
「本当の豊かさって何だろう」・・・そう考える・感じている全ての人に送ります。

 

マンガで移住までのストーリーを追体験

そして、上記動画のスピンオフとして制作されたのがマンガ冊子。

架空の主人公「みなこ」が、実在する南三陸町の人々と出会い、移住という決断に至るまでの心の動きを描いた作品。この町に実際に移り住んでいる方々が多く口にする「この地域の人々に惹かれた」という言葉。その出会いやストーリーをマンガで表現しています。

マンガ内では南三陸町民がたくさん登場!ぜひ見つけてみてください。

地域の人に出会い、惹かれていくなかで、「この町に移住してきたら私にできることはありますかね」と自問自答する主人公の姿が描かれます。

センターの及川さんは「きっと多くの移住者が考えたことがある問いだと思います。でも難しく考えすぎずに、小さなことでも些細なことでも、挑戦していくだけで十分。むしろ、役に立とうと思わなくても、この町での生活を目一杯楽しんでいるだけできっとこの町の力になっているのだと思う」と話します。

コロナ禍で移住相談にも変化が

新型コロナウイルスの感染拡大以降、センターへの移住相談や問い合わせもこれまでから少し変化が見られるといいます。

「一つは、若い世代からの問い合わせが増えたこと。そして二つ目は、全国各地から問い合わせが来るようになったこと。リモートワークや副業(複業)などの浸透も影響しているのかもしれません。それと同時に、ボランティアや復興支援などで何らかの形で南三陸に関わったことがある人ではなく、南三陸と全く接点のなかった人たちの相談が多くなりました」と及川さん。

震災直後から多くの移住者がやってきていた南三陸町。その移住者には震災直後にボランティアや仕事として南三陸に関わり、移住前から地元コミュニティに馴染んでいた人も少なくありません。しかし震災から年を経るほどに、移住をきっかけに南三陸町と接点を持つという移住者も増えてきました。そして今後はその傾向は一層強くなることが予想されます。そうした状況の変化により移住者の抱える不安も変化していることでしょう。

及川さんが特にお気に入りだという1ページ

「今ある不安は伝えていいんだよ」

思っていること、不安などを口に出してみたら意外とあっさりと周りの人が応援してくれたり、一歩を踏み出すきっかけをくれたり。今回制作された動画や漫画が、移住を考えるあなたの背中をそっと押すきっかけになることを期待しています。

移住相談は気軽にセンターまで!

移住に少しでも興味ある方は下記、南三陸町移住・定住支援センターまでお問い合わせください。オンライン相談や実際に南三陸町訪問する視察プログラムのコーディネートも行っています。

HP https://www.minamisanriku-iju.jp/
電話 0226-25-9552

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