南三陸のスイーツを選りすぐったセットで人気の「おじゃがすパック」。志津川高校の生徒が授業の一環で企画したものです。その商品の誕生に至った経緯と想いを、企画した情報ビジネス科2年生の生徒に聞いてきました。
授業で学んだことを生かし、南三陸の魅力を発信したい
地域に根差した学校教育が行われている宮城県志津川高校。これまで情報ビジネス科では「南三陸モアイ化計画」を立ち上げ、モアイバッジなどを全国に販売。震災で流されてしまった町民バスを復活させようと活動に力を入れ、2016年にはその収益金などで町にモアイバスを寄贈するなど地域に大きく貢献をしてきました。2016年2月には『「電子商取引」でのインターネット販売を学ぶ』という授業の一環でインターネット販売実習が行われ、南三陸の海の幸が詰まった「おすばでパック」が企画・販売されました。
これまで3回にわたって企画販売され、昨年末に仮設のさんさん商店街の終了に合わせて企画された「南三陸さんさん商店街ありがとうパック」は販売数が150セット以上になるなど大好評の商品を生み出しています。
海だけじゃない!スイーツだっておいしいものはたくさん
今年の情報ビジネス科2年生は17名。先輩たちのあとを継ぐ形で企画された第4弾となる商品パックの選定に向けては、生徒間で大きな議論があったそうです。それは「これまでの“おすばでパック”のように、海産物中心にするか、新しい路線にするか」ということ。
話し合いを進めていくなかで「南三陸町は海産物が有名だけれども、それだけではないというところを知ってもらいたい」とこれまでと趣向を変えて「スイーツのみのパックを作ろう!」とまとまったそうです。
「家族みんなで楽しんでもらいたい」
商品選定にあたっては、生徒自身がこれまで日常的に食べてきて好きなお菓子や、気になるお菓子を購入してみんなで試食をするなど、高校生自身の視点で厳選しました。お店の店主にも企画の趣旨を説明して実際に交渉してまわりました。こうして誕生したのが現在、インターネット通販サイト「南三陸deお買い物」で販売されている「おじゃがすパック」。
「おじゃがす」とはこの地域の方言で「お茶菓子(スイーツ)」を意味します。今回、お菓子のセットギフトを企画したことについて、情報ビジネス科2年の勝又雅也くんは「お年寄りからお子さんまで、家族みんなで南三陸のおいしいものを楽しんでもらいたかったから」と理由を話してくれました。
高校生の想いものせて、お届けします
パックで届けられるのは南三陸自慢のスイーツだけではありません。
「震災から6年8カ月が経った今、私たち高校生自身がどんなことを考えているのか、ということも伝えたいという思いから『震災から6年8カ月経過して思うこと』『南三陸の将来について』という作文を私たちが書いて、パックにいっしょに入れてお届けします。私たちの想いもぜひ読んでもらえたらうれしいです」と情報ビジネス科2年の須藤柚水さんは話します。
地元・志津川高校の生徒が選んだ南三陸自慢のスイーツセット。南三陸の新たな一面を知ることができるだけでなく、地元の若者が町に対してどんな想いをもっているのかを知ることができます。年末の贈り物やクリスマスプレゼントに、南三陸のとっておきの詰め合わせギフトを検討してみてはいかがでしょうか?
インフォメーション
セット内容
①お山のマドレーヌ 3個
②モアイ最中 2個
③ウタちゃんポップコーン(キャラメル) 1個
④ハードバウム 1個
⑤仙台イチゴのコンフィチュール 170g
⑥ドリップコーヒー 3個
価格
志高生応援価格 ¥3,100(送料別)
最終受付12月20日17時まで(12月22日発送予定)
購入は下記「南三陸 de お買い物」より
http://www.odette-shop.com/shopdetail/000000000125