南三陸町では特産のワカメが盛期を迎え、漁業者の方々は忙しい日々を過ごしています。
床一面が発泡スチロールで覆われるほどのタラの水揚げピークを過ぎた志津川魚市場も、
休む間もなく活気づきます。
海辺に位置するため3.11の津波により被災しましたが、同年の秋サケ出荷のピーク前には
復旧を遂げた現在の仮設志津川魚市場。
正しくは「南三陸町地方卸売市場」と呼びます。
護岸のかさ上げや桟橋の設置など幾度の工事を重ね、
4年半にわたり、町の基幹産業である水産業を支え、
また堤防釣りのスポットとしても親しまれてきました。
現在の仮設市場の西隣に、本設となる新魚市場の建設が進められています。
町のウェブでは、イメージパースや日々の進捗状況を見ることができます。
志津川旭ヶ浦地区へ行くと、すでに完成を間近に控えた建物の様子を見ることができました。
この日はお天気がとてもよく、逆光で見づらいのですが、
「大森屋」さんの裏手からの景色です。
橙・緑・青の鮮やかな3色塗りは、町章に用いられているイメージカラーを思わせます。
こちらは海側からの様子。
すでに何艘かの船も泊まっており、新市場のにぎわいが想像できますね。
今春には運用開始が予定されているこの新市場、
HACCP対応の「高度衛生管理型魚市場」としての復旧が進められており、
より新鮮で安心・安全な水産物を、みなさんにお届けできるようになります。
白熱する競りの様子などを見学できる見学道なども設置予定で、
八幡川沿いの商店街エリアや新井田川周辺の水産加工エリアと連続した、
新たな観光スポットとしても期待できますね。
そんな魚市場で撮影された、輝く漁民のみなさんのポスターが、
日本観光振興協会の「第64回 日本観光ポスターコンクール」に出品されています。
現在予選を通過し、一般投票を受付しています。
南三陸町の観光と水産の後押しのために、みなさんの清き1票をお願いします!
投票はコチラ:https://www.kankou-poster.com/(3/7まで)
(藤田)