10月24日(土)志津川地区観光交流拠点整備予定地造成完了見学会がありました。
ここは、旧五日町エリアで、銀行や衣料品店、写真店等々が軒並みあったところでした。
佐藤町長は、「10月4日は戸倉小学校の落成式、17日は小森ふ化場落成式と、
一歩、一歩完成の報告ができることがうれしい。26年6月に町のグランドデザインの報告会があり、今回この現場が完成し、未来へ思いをはせてほしい。」と挨拶しました。
街がなくなってしまった南三陸町民にとって、買い物しながら家族と歩くことのできる場を
恋焦がれているといってもいいくらい、待ち焦がれているのです。
その第一歩である、この見学会には商店の人以外にもたくさんの方々が参加しました。
志津川地区の仮設商店街として、現在あるのは、南三陸町志津川字御前下にある“さんさん商店街”です。
そこから移動してくる商店など、32店舗が商店街を構成していくといいます。
商店街の中心となる、【株式会社南三陸まちづくり未来】の三浦代表は、
「感慨深い、責任が重いという気持ちが込みあがってきた。現在の商店街が盛況なのは、震災前から外部発信してきた結果でもあると思う。平成29年3月3日オープンに向けて、前向きに頑張っていく。」と話しました。
UR都市機構南三陸復興支援事務所の土田事務所長が図面を使い進捗状況を話しました。
そして「海のまちの面影のあるまちづくりをしていきたい。」とも話されました。
また、テントの中にもそれぞれのスタッフが資料について説明していました。
八幡川にかかる中橋等の模型も展示してありました。
かつてあった『しおさい通り』の名前が付いていました。
これからさまざまなゾーンが完成して、またにぎわいのある街にしていきたいですね。
(西城)