多くを奪った震災ののち、新たに生まれたご縁があります。
今日はその一つをご紹介したいと思います。
伊里前福幸商店街でお会いしたのは富田純一さん(写真右)とKさん(匿名希望、写真左)。
お二人とも仙台在住の男性です。
どちらも震災後に町に関わりを持ち、
最近はこちらの商店街に頻繁にお越しだそうです。
この日はフラッグとイルミネーションの修繕のためにいらしたとのこと、
楽テントでお話を伺いました。
-初めて町にお越しになったのは?
Kさん
「震災の年の4月、ベイサイドアリーナへ支援物資を運びに来たのが最初です。
伊里前地区へは2013年の10月。
知人有志と共に小学校へフットサルゴールを寄贈・設置しにきた時です。」
富田さん
「私は2014年の1月です。
それまで他の被災地域で植樹やイベントの支援をしていたのですが
関西のTwitter仲間を通じて歌津地区を知り、伊里前へ来てみたんです。」
-これまでのご活動は?
Kさん
「物資支援のほか、イベントのお手伝い。
手伝うことが楽しいので“ボランティア”という意識はないですね。」
富田さん
「町の方と外の方とをつなげるための活動を続けています。
今日はいつもと違うメンバーに協力を貰いました。
イベントの際は2年以上前から活動し続けている仲間とコーヒーやワークショップを提供し、
その模様をWebで発信したりしています。」
-通い続ける理由は?
Kさん
「志津川出身で現在故郷を離れている旧友がいまして。
彼の分まで町を助けたい、という気持ちがあります。
また、商店街の方やボランティアさんなど、ここで力を尽くす人たちに会ったことで
おれも何かしなければと感じました。」
富田さん
「伊里前に来て、馴染みの人たちと会うのが楽しみで。
今後はもっと伊里前での活動の割合を増やしていきたいですね。」
-お気に入りの場所は?
Kさん
「場所というか、イベントや催し物を楽しみに来ています。」
富田さん
「楽テントと、ラーメン屋の飛上!(笑)」
-ゴールは?
Kさん
「ありません。
地域の人たちと、人と人との関わり合いを続けたいと思っています。」
富田さん
「私もありません。
願わくば10~15年後、再建した町の商店街で皆と笑いあいたいですね。」
Kさん
「ああ、それいいねえ!」
富田さん
「文化財や自然もさることながら、ここの魅力は人なんですよね。
もっと多くの人にこの良さを伝えて、歌津の人に会いに来てもらいたいですね。」
歌津と伊里前の魅力をひとしきり語ってくださったお二人。
イルミネーションの点灯を確認し、商店街の人々と挨拶を交わし、
車一台に乗りあわせて帰っていかれました。
次のお祭りでまたお会いできますね。
■富田純一さん運営T-Network Planning サイト http://t-net.club/jp/swift.cgi
(日比谷)
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