9月半ばの連休は各地でお祭が多かったようですね。
志津川地区の上山八幡宮でも、五柱の神々に感謝を捧げる
大事なお祭が開かれていました。
9月14日、夕方から始まったのは宵宮祭(よいみやさい)です。
参道がたくさんの絵灯籠で照らされ、
舞台では本吉法印神楽(もとよしほういんかぐら)が奉納されました。
このお神楽を毎年楽しみにされている方も多く、
参拝客数十名が舞を堪能しました。
明けて9月15日は例大祭の日。
神社本殿にて神事が行われました。
この1年を無事に過ごすことができたと、人々が安堵の表情を浮かべます。
例大祭が終わると『稚児祈祷』の始まり。
きらびやかな装束の天童が参道を登ってきました。
小学校入学を来年に控えた子どもたちです。
一人ひとりお祓いを受け、健やかな成長をお祈りします。
元々は『稚児行列』といって、
子どもたちが志津川の町を練り歩く行事だったそうです。
津波によって市街地が被害を受けたのちは
こうして境内で御祈祷が行われています。
装束姿の子どもたちは晴れやかで可愛らしく、
すぐに着替えてしまうのが惜しいほどでした。
彼らが町を駆けまわれる日が一日も早く来るよう、切に切に願います。
(日比谷)
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