「応援してくれる仙台の方への感謝を込めて」南三陸福興市in仙台 勾当台

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4月18日(水)、仙台の勾当台公園で「南三陸福興市in勾当台」が開催されました。南三陸自慢の海産物、この春話題の観光情報もPR。いつも応援してくれる仙台市民の方々が集まる中、震災からわずか1カ月後に開催されこの4月で7周年を迎える福興市が開催されました。

新ツアープログラム「みなチャリ!」PR

南三陸町観光協会のブースでは、この春おすすめの観光&体験プログラムのPRを実施。2018年5月5日「自転車の日」からスタートした『南三陸里山×里海サイクリング みなチャリ!』は、「南三陸の暮らしに触れる」をテーマとしたガイド付きサイクリング。

南三陸に暮らす住民がツアーガイドになり、クロスバイクに乗りながら、志津川・入谷両地区の田園風景が広がる里山を走行しながら地域に受け継がれる伝統や文化を紹介していく新ツアープログラム。のどかな田舎の風景をゆっくりと眺めながら走るスローサイクリング、自転車散歩です。

途中、民家に立ち寄り、お茶やお菓子、漬物をいただきながら、地元の人と交流する「お茶っこタイム」もあるそう。午前と午後の部があり、「定員の3名で申し込むとお得ですよ!」と勧められました。

売り切れ御免!わかめの詰め放題に固定ファン集まる

「わかめ、あるかな?」「すみません、もう売り切れてしまいました」そんな会話が聞こえてきた秦東丸さんのテント前。雨にもかかわらず、午前10時から始まった「わかめの詰め放題」があっという間に完売。わかめをビニール袋がパンパンになるくらいに詰め込んだら約1㎏になるそうです。

毎年この「わかめの詰め放題」を楽しみにしているファンが多く、仙台でイベントをするときはいつも訪れる人もいるとか。仙台福興市のTV中継を見て駆け付けたという人たちが「売り切れ」と聞いてがっかりした様子もありました。ブース前にやってきた女性客は「お昼にTVで詰め放題見て、慌ててバス乗り継いで来たけど、遅かったのね…。残念だけど、また次仙台でやるときは教えてほしいわ」と話してくれました。

TV中継でわかめの詰め放題を知り、集まった人々。わかめの代わりにほやを買って帰る人の姿も

あれから7年。仙台の人たちに支えられ、福興市は開催を続けています

会場内では、南三陸自慢の海産物や飲食物、地域限定ものを取り扱う9店舗が出店、販売しながら仙台の人たちと交流をはかり、南三陸町の元気と魅力を伝えていました。

開催場所だった勾当台公園市民広場の周辺は、県庁・市役所、オフィスビルに囲まれているため、ランチタイムの12~13時には多くのビジネスマン・OLが行き交う立地でもあります。

福興市の情報を知った人たちが出店先のテントに立ち寄るのは、買い物だけが目的ではありません。
仙台で福興市を開催するたびに必ず立ち寄って「元気にやっていますか?」と声をかけてくれる人たちがいます。「ありがたいことだ。震災後から支えてくれている仙台の方々が、こうやって毎回福興市を開催するたびに顔を出してくれる」と及善商店の及川社長は話します。

仙台と南三陸。離れていても、震災復興状況をずっと気にかけてくれる人たち、心強い存在に支えられていることを改めて感じることができた福興市でした。

「これうまいねー。ひとつもらおうか」と、試食をしながら会話を楽しんでいる様子

あきらめない。これからもずっと 南三陸町で生きていく

福興市のような交流イベントの良さは、南三陸町の人・食などの魅力を知ると同時に、震災で大きな被害を受けながらも、今は復活して元気に商売を営んでいる地元の人の話を直接聞くことができることだと思います。
今回の福興市に出店していた「南三陸牡蠣倶楽部」を運営している佐々木昌則さんもそのひとりでした。「途中で投げ出したくない、故郷で生きていくって、覚悟を決めました」

先代から継いできた「カキ養殖」と「民宿 向(むかい)」を震災で失い、親戚を頼りに広島県で避難生活を送っていた佐々木さん一家。故郷への強い想いから、南三陸町でまたやり直すことを決意。現在は新しく「民宿 明神崎荘」を営んでいます。佐々木さんの「故郷への想い」「あきらめない信念」が会話の中からひしひしと伝わってきました。

こういった震災エピソードを通じた南三陸町の人たちの故郷への想いは、もしかしたら今回のようなイベントで出店ブースに立ち寄らなければ、知ることがなかったことかもしれません。

これからもずっと福興市が開催され続けていくことを期待するとともに、訪れた人たちには買い物や食事だけではなく、ぜひ南三陸町で営む人たちとの会話を楽しんでもらえればと思いました。

 

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