海の運動会 in 田の浦

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はっきりしないお天気が続いています。週末も雨でしたが、8月17日には歌津地区田の浦で
第二回『海の運動会 in 田の浦』が開催されました。

漁港へお邪魔したところ、障害物競走に玉入れにウニ採り競争。霧雨を物ともしない真剣勝負が繰り広げられていました。

地元の方、ボランティアさん、そのご家族、お盆で里帰りしたご親族などなど百数十人が入り混じり、皆びしょびしょです。

主催は地元の契約会、滋賀や東京などのボランティアで結成されたNPO法人 田の浦ファンクラブです。
震災後、物資支援などで被災地に乗り込んだ人々が漁師さんを軸に集まり、今年5月には法人格を取得するまでとなったそうです。

海と人に恵まれている田の浦ですが、言ってみれば三陸にいくつもある漁師町の一つ。なぜ田の浦なんでしょうか?と伺うと、ボランティアさんは皆首を傾げます。

「うーん・・・たまたま地元の人が誘ってくれたから。」
「たまたま立ち寄ったのが最初で、そのあと何十回も来てる。」

その「たまたま」が集まって運動会になるのですから、ご縁というのは不思議ですね。

そして最終種目『海の綱渡り』。震災前、本吉町大谷海岸のお祭で名物だったという競技ですが・・・
ひーーーーー(泣)

腕自慢たちがどっぽんどっぽん海に落ちていきます。

「俺がわげ(若い)頃は向こう岸まで渡ったもんだ。」
「無理言うなや。雨でロープ滑んだべ。」
「おーいケガすんでねえぞー。」

地域を応援し、共に楽しみ、コミュニティを広げ、保っていく。田の浦ではそんな繋がり方が実現しているようです。

■田の浦ファンクラブ サイト
http://www.e-tanoura.com/index.html

 

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