前回に引き続き
2つの子どもグループの交流の模様をお伝えします。
町歩きからさんさん商店街に戻った子どもたち、
フードコートにてワークショップに取り組みます。
MVCぶらんこが用意した大きな模造紙には
最初のお題と最後の目標だけが書かれています。
この間を関わりのあるアクションで結び、
「復興のためになにができるか」を連想ゲーム形式で考えようというのです。
題して「風が吹いたら桶屋が儲かる、俺たちどこまでできるんだ!」。
「体験交流会」「MVCぶらんこ」から3つの混合チームを組み
各々考えを巡らせます。
悩みつつも、タコのように頭の柔らかい世代。
「三陸わかめから新キャラクター誕生、全国ゆるキャラのトップに!」
「レディーガガにオクトパス君の服を着てもらってオシャレで世界征服!」
大人には思いもつかない意見を連発し
町の可能性、日本の可能性を引き出していきます。
途中からは大人組も参加し、全員が夢を膨らませたワークショップ。
「地域に戻ったら、南三陸のことを伝えてほしい。
あなたの街のもしものときに役立つかもしれない。」
MVCぶらんこ代表の言葉で締めくくられ、幕を閉じました。
それから1ヶ月半が経ちました。
MVCぶらんこは「夏こそ人の集め時!」と
8月もたくさんの若い人を迎え入れました。
「体験交流会」組は4泊5日の合宿を終え、それぞれの街に戻ったのち
「もっと辛いことばかりと思っていたのに楽しかった」
「ここで知ったことを地元の友達に話したい」
学んだことをラジオ・新聞等で伝え始めているようです。
http://www.kodomo-kai.or.jp/blog/2013/08/02/minamisanriku/
未来のリーダーとなるべく、自ら社会へ飛び出す子どもたち。
その姿を頼もしく思いながら
大人ができること、できていることを考えさせられる取材となりました。
(日比谷)
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