1月15日の夕刻、歌津地区 寄木漁港に大漁旗がはためきました。
小正月の行事 寄木ささよの始まりです。
今年もそんな季節なんですね。
(一昨年の記事はこちら 昨年の記事はこちら)
『寄木ささよ』は一年の海上安全と大漁を祈願する行事です。
小学生から中学生の男の子が務めることが習わしとされていますが、
今年大将の畠山楓斗君は小学6年生。
以下4名、全員が小学生です。
「俺らの頃は同級生だけでも5~6人いて、総勢数十人で練り歩いたもんだがねえ。」
彼らの祖父世代の男性はそう話します。
地域の子どもの数は団塊の世代をピークに減り続けてきたそうです。
津波の被害も重なり、今やささよの担い手は数人となってしまいました。
今年もこの日のために、浜の人たちは当然のように支度を進めていました。
土砂崩れしていた道路は補修され、
年少の大将のために軽めの旗竿が用意されました。
「はい、声あげて!」
「ほらもっとちゃんとしてー。」
4人の子どもたちが地域の方々に励まされながら、
旗を担ぎ、お神酒を注ぎ、祈願の歌を歌い上げました。
来年には高台団地にもこの歌が響くことでしょう。
250年続く伝統は人々の手で守られています。
(日比谷)
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