角田市立金津中学校 校外学習 後編

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前回に続き、角田市立金津中学校 校外学習のレポートをお送りします。
被災地・南三陸町での合宿も最終日。
金津中学校2年生37名は南三陸ポータルセンター 交流館に来ていました。
いよいよ町での学びのまとめに入るのです。
南三陸町 かもめの虹色会議からも7名の大人が話し合いに加わりました。

「ここは海も山も資源がいっぱいあるよね。」
「水産加工場で会った人は、昔みたいな活気を取り戻したいって言ってた。」
この3日間で南三陸で見たもの・聞いたものを書き出します。
“人口減”“PR”“自立”・・・
キーワードを繋げることで町の課題が見えてきました。

ではそこに自分たちはどう関われるのか?
更に、自分たちの住まう角田のまちづくりには何が必要で、どう関われるのか?
町の大人も頭を抱える難問です。
中学生ならなおのこと、ですが。


「うーん、ボランティアでお手伝いに入る。」
「イベント会場などでポスターを展示して、現状や特産物を知ってもらう。」
「SNSで情報発信とかもできます。」
みな時間いっぱいまで悩みながら、それぞれの答えを導き出すのでした。

学年主任の五嶋理先生によると、
同校では2012年より南三陸町を学びの対象としているとのこと。
これまでもきりこの製作・寄贈や自然体験などを行ってきましたが
今年の校外学習には職場体験等も盛り込まれ、特に厚い内容となったそうです。

「まとめのワークショップは通常であれば学校に戻ってから行うのですが、
 今回は最終日に組み込みました。
 町の人、まちづくりに関わる人と接しながら考えてほしいと思ったからです。」(五嶋先生)
宮城県角田市は南三陸町から南へ約120km。
人口3万人の暮らしやすい街なのだそうです。
地元について訊くと、生徒たちが嬉しそうに教えてくれました。
「隣町にもすぐ行けて便利。」
「七夕まつりが有名!楽しいけど後片付けが大変で~。」
「人が親切なのは南三陸と一緒。」
故郷を想う気持ちはどこのまちでも同じです。
南三陸の人々の町への思い、彼らは感じてくれたでしょうか。

■角田市立金津中学校 サイト http://www.kakuda-c.ed.jp/kanazu-jh/
(日比谷)

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