8月16日夕刻、志津川地区荒砥(あらと)の灯ろう流しにご一緒させてもらいました。
お盆の終わりに灯ろうを流す風習は、もともとこの地域の各地にあったものです。
ですが震災後、海や川が傷付けられてしまってからは
再開できているところは多くありません。
ですが震災後、海や川が傷付けられてしまってからは
再開できているところは多くありません。
「震災の年はここでも海岸が削れてしまってねえ。
灯ろう流しができなくて、堤防に灯ろうを並べて灯したんだよ。
次の年からは荒砥漁港が嵩上げされて海へ灯ろうが流せるようになり、
地元消防団・警察・青年会の協力もあって、今も続けられているんだ。」
(全慶寺 ご住職のお話)
灯ろう流しができなくて、堤防に灯ろうを並べて灯したんだよ。
次の年からは荒砥漁港が嵩上げされて海へ灯ろうが流せるようになり、
地元消防団・警察・青年会の協力もあって、今も続けられているんだ。」
(全慶寺 ご住職のお話)
荒砥の菩提寺・全慶寺(ぜんけいじ)の檀家は約160軒。
200以上の灯ろうに初盆・年回忌の方の名と代々のご先祖様の名が書き入れられました。
読経ののち、一つずつ海へ浮かべます。
200以上の灯ろうに初盆・年回忌の方の名と代々のご先祖様の名が書き入れられました。
読経ののち、一つずつ海へ浮かべます。
「今日は風が少ないねえ。」
「磯の匂いがしてきたよ。」
「磯の匂いがしてきたよ。」
光の列はゆっくりと伸びていきました。
海へ帰っていく御霊へ、人々は静かに手を合わせるのでした。
海へ帰っていく御霊へ、人々は静かに手を合わせるのでした。
(日比谷)
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