地元愛が生んだ「わかめロール」。パティスリーくりこ

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4月27日月曜日。春を感じる気持ちの良い陽気の一日。

絆ロールで有名な「パティスリーくりこ」さんにお邪魔してきました。

歌津泊浜の旅館、ニュー泊崎荘さんの中にあります。








店内のお土産品コーナーにありました。絆ロールです。

生わかめに、いちご、抹茶など。

さまざまな種類のロールケーキが販売されています。








お話をうかがったのは、代表の高橋宮倫子(くりこ)さん。







地元の歌津と家が好きで、さらにお菓子づくりも大好きな宮倫子さん。



「子どものころ、海の仕事をしている人たちにおやつを持っていって

 喜んでもらえるのがとてもうれしかったんです。

 本当は中学校を卒業してすぐお菓子の専門学校に行こうと思ったんですが

 周囲の反対もあり、高校を卒業してから専門学校に行きました。」







そして専門学校とホテルでの修行を終えて、地元に戻り

お父さんの応援のもと、お菓子屋さんを開業します。



そんなパティスリーくりこの一押しは、独自で開発されたわかめロール。

地元泊浜自慢のわかめは復興の象徴でもあり、

こだわり一等級のわかめを使ったロールケーキは、

6か月かけて塩加減を試行錯誤した自信作。







「震災直後、5年ぐらい販売は無理だと思ってました。。。

 しかし5月にはすぐ福興市が始まり、出店者が募集されていて

 そこでお店を出してみたら、町外・町内問わずただただ皆さんが買ってくれる。

 みんなが応援してくれて、もうこんなにニーズがある感じなのかと驚きました。」



その後は、テレビ局のテレフォンショッピングにて紹介されたり

全国展開されている居酒屋チェーン店の宴会メニューに採用されたりと販売は好調。

気に入ってくれたリピーターの反応は「味が良い」と言ってくれて評判が良いそうです。

さらに、一緒に仕事をした方がまた他の仕事を呼んできてくれる良い関係が作れており、

あまり積極的に営業はしていないのだとか。







現在のスタッフは地元歌津の方6名と仙台の方1名の体制。

10-4月が繁忙期のため忙しく、ロールケーキが8割を占めています。








そんな宮倫子さんは現在、実家である旅館の若女将としても修行の日々。

訪れた人に地域の良さを伝えられるよう、さまざまなことを勉強しています。







明確な目標を立てていなかったことで、

目の前の相手を喜ばすことに優先して動け、

いろいろなことを良い方に転換していけたそうです。



「誰に何を言われたとしても、

 自分が本当にやりたいという思いを大切にしながら、

 これからも、地域の良さを伝えていきたいです。」(宮倫子さん)



一見組み合わせづらいワカメとロールケーキを商品化できたのは

そこに地元への愛があるからこそ。

さんさん商店街や、伊里前福興商店街でも販売しておりますので

ぜひ一度お試しください^^



■パティスリーくりこ

南三陸町歌津字番所34

0226-36-3905



【ご注文はこちら↓↓】

(南三陸deお買いもの)http://www.odette-shop.com/shopbrand/ct43/

(安藤)

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