昨日に続き、医療を鍵とした町内視察ツアー『いりやどセミナー131』の模様をお伝えします。
病院建設現場見学ののち、ツアー参加者20名は
特別養護老人ホーム いこいの海・あらとに到着しました。
地元の参加者も交え『荒砥塾』特別編の始まりです。
マイクを持ったのはツアーの主催者で医師の中村幸夫先生です。
このツアーで「支援から協働への流れ」を考えてほしいと話す中村先生。
自身も“被災地支援者”の立場から町の施設の勤務医となった経緯をお持ちです。
「皆さんには1泊2日の南三陸町民になってもらいます。
地元の人と繋がりながら暮らし、働くには何が必要か。
それを学ぶ2日間にしていきましょう。」
『災害弱者とセイフティマネジメント』をテーマに、ワークショップが始まりました。
先の震災時、町では複数の医療・福祉施設が津波の被害を負いました。
今回参加者の中にはそういった施設の元スタッフもいます。
例えば高齢者、病人・けが人、ハンディキャップを持つ人をどのように守るか?
多く聞かれたのは「日頃のコミュニケーションが重要」との声です。
「先の震災時も契約講・行政区といった地元の繋がりに助けられたんです。」
「都市部ではそれが難しいんですよね。」
「コミュニティづくりのためのシステム化とマニュアル化が必要ですね。」
2時間の『荒砥塾』では話し足りないことばかり。
この後一行は『まなびの里 いりやど』に移動し、
エネルギーを補給しながら尚も語り続けるのでした。
筆者がご一緒できたのはここまででしたが
一行は翌日も工房見学や意見交換会に参加。
町の現状に直に接し、新たな課題・ヒントなど、たくさんのお土産を持ち帰られたようです。
「次回は6月に!」と約束された『いりやどセミナー』。
この繋がりは町と社会に何を生み出すのでしょうか。
引き続き追いかけていきたいと思います。
■南三陸町を勝手に支援し隊(v.荒砥塾) facebookページ
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(日比谷)
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