「オリジナルのお酒が作れたらなあ。」なんて、
お酒好きなら一度は考えたことがあるんじゃないでしょうか。
町内では今年、南三陸町復興推進ネットワークが窓口となって
有志による『おらほの酒づくりプロジェクト』が進んでいます。
プロジェクトはこの春、
戸倉地区の休耕田3反を舞台にスタートしました。
「おいしいお酒を米から作ろう!」との呼び掛けに
学生ボランティア、酒屋さん、地元の若者などなどが集合。
ほとんどが農業初心者です。
「娘の成人の記念に親子で参加しました。」
「仕事を休んで県外から来ました。」
「とにかくお酒が好きで好きで。」
作業は丹念な草取り・石拾いから始まりました。
5月以降は休日ごとに数十名が駆けつけ、
代掻き(しろかき)などの田んぼ作業に精を出しています。
5月31日には手作業での田植えを体験。
「まっすぐ植わらないよー。」
「大丈夫、育っちまえばわがんね。」
農家さんにも「今時どこも機械だっちゃ。」と笑われつつ、
この日なんとか2反分の稲を植えることができました。
「いやー。なったねえ、田んぼに。」
「2ヶ月前は原っぱだったんだぞ。よくここまで来たなあ。」
歌津地区で始めた4反にも
6月中に大勢のボランティアさんが田植えに入る予定だそうです。
肥料の一部に液肥を使用するなど
町内の他プロジェクトとの連携も試みています。
『飲みニケーション』なんて懐かしい言葉もありましたが
飲む前から濃すぎるほどの交流を生み出している、酒米の田んぼ。
秋には刈り入れが、そして冬には待望の新酒の完成が待っている(はず)。
皆で杯を交わす日が、今から待ち遠しいですね。
■一般社団法人 南三陸町復興推進ネットワーク サイト
http://www.373net.org/
(日比谷)
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