戸倉地区の水戸辺仮設住宅に響く歌謡曲の音色。
到着したのは1台のトラックです。
こちらは同地区出身 佐々木店長の営む移動販売車。
もともと地元で愛されてきたスーパーマーケットであり、
店長のお父様である先代の時代から
店舗・移動販売車の両方で営業を続けてきました。
震災後は店舗を閉め
この車で週6日、戸倉地区を中心に各集落を回っているそうです。
常連さんに混じって車内へお邪魔してみました。
足元から天井までびっしりと並ぶ生鮮食品、調味料、菓子類。
コンパクトな車体からは想像できないほどの品揃えです。
精肉の種類も多いですね。
町内にはお肉屋さんが少ないので(なにしろ漁業の町ですから)嬉しいところです。
「品数の多さでは他所の店に負けないよ!」
と仰る、佐々木店長。
奥様と二人でお店を切り盛りしています。
明るいご夫婦とのお喋りを楽しみにするお客さんも多いようです。
店長のもう一つの自慢は機動力の高さ。
大きな車両では入っていけない集落へも
この販売車であれば商品を届けることができるそうです。
この後も他の仮設住宅へ移動し、夜9時までお店を開くとのお話でした。
地元のお得意さんたちのため
移動スーパーは今日も町を走ります。
どうぞお気をつけて!
(日比谷)
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