南三陸化石の学校 前編

2035

魚竜をはじめ古代の化石が多数発見されている南三陸町。
(以前ご紹介した記事はこちら)
古生物や地質について勉強しよう、という動きも盛んです。

2月16日。
ポータルセンターにて開かれた「南三陸化石の学校」にお邪魔してきました。
雪にもかかわらず、開場前からご覧の行列。

主催のNPO法人大阪自然史センターのほか
岩手大学や、この地で研究を続ける東北大学の学生たちが参加。
盛り沢山のプログラムに、場内身動きも取れぬ盛況ぶりです。

子どもたち皆、工作やお絵かきを通じて南三陸の化石を学びます。



こちらは古生物復元画家 小田隆先生による「恐竜の描き方教室」。

「みんな『復元』って分かるかな?
 現代の地球の生きものを参考に、

 化石のホネから昔の姿をよみがえらせる作業だよ。」

小田先生の描いた頭骨の絵に、それぞれ筋肉や皮を描き足していきます。

「ティラノの子どもって毛があったらしいよ。」
「マジでー!?」
色鉛筆を走らせると現れるリアルなティラノサウルスの姿。
時間を忘れて没頭してしまう子も。

「学びの機会を増やし、最新の情報に触れることで、
 南三陸が化石の町である、ということを
 『広く浅く、でも正しく』知ってもらいたいんです。
 町のみなさんが胸を張って自分の町を自慢できれば、
 その魅力をもっと外へ発信することができます。」
       (大阪自然史センター普及教育事業担当 西澤 真樹子さん)

ところで、なぜこの地域で何度も化石が見つかるんでしょうか?
その点については、また次回。

(日比谷)

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