第7話 ズバリ、出産後にもらえるお金って?賢く使おう「子育て世帯応援券」

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前回の記事「実際いくらかかるの?気になる出産費用を公開!」では、主に医療機関に支払うお金について、リアルな数字を紹介しました。今回は、ズバリ「もらえるお金」についてです。

出産後、もらえたお金は4種類

私の場合は、出産後もらえたのは次の4つ。

1、出産手当金
2、育児休業給付金
3、児童手当
4、子育て世帯応援券

1〜3については、国の制度なので、他のサイトや雑誌にもさんざん情報は溢れているので、ここでは簡単に紹介します。

1、出産手当金・・・産前産後休暇(産前6週、産後8週)の期間、仕事を休んでいる分、健康保険から給付されるもの。それまでもらってた平均給料の約3分の2の額。

2、育児休業給付金・・・育児休業期間中(産後3ヶ月〜子どもが満1歳になるまで。ただし、保育園に入れないなどの事情で育休を延長する場合は、最長2歳まで延長可)に雇用保険から給付されるもの。それまでもらってた平均給与の67%(6ヶ月経過後は50%)の額。

3、児童手当・・・0〜3歳未満の子どもを養育している場合、15000円/月。3歳〜中学校卒業まで10000円/月が支給されます。

出産して身にしみてわかる社会保障のありがたさ

感想を述べると、「まじで日本の社会保障制度すごいよ!」

前回も書いたけど、もう一度声を大きくして言いたい。毎月の給料からいちいち健康保険とか雇用保険とか引かれてるのもったいなく感じてたけど、「ほんと、社会と会社、ありがとう!!」いくら夫が働いてくれているとはいえ、これまで自分が働いてきた分の収入がなくなるってやはり不安です。私も、産休に入って夫の稼ぎだけで生活するんだ、という意識になった途端、自分の服1枚買うのも気が引ける瞬間がありました。それまでの収入の5割でも6割でも定時収入があって、子どもにだけ向き合っていられる期間が保証されているって、本当に幸せなことだと思います。

一方で、私も妊娠出産を機に身にしみて感じたけど、これらの恩恵を受けられるのって、私がサラリーマンとして働いているからなんですよね。例えば、うちは夫が会社を経営していますが、仮に私が今の会社を辞めて夫の会社を手伝っていたとしたら、経営者の妻は雇用保険の対象から外れるので、育児休業給付金はもらえません。また、仮に私がフリーランスとして働いていて、国民健康保険に加入していたとしたら、出産手当金ももらえません。雇用されていようがいまいが、出産の前後、どうやったって動きが制限されるのは同じなのに・・・。女性のプチ起業で自分らしいライフスタイルを!とか、子育ても仕事も両立させたいから、勤務体系にしばられないフリーランスという選択肢を!とか、聞こえはいいけど、それを体現している人たち、どれだけ大変なことやっているか、って感じですよ。子育てに関する制度は確かに昔に比べれば整ってきたけど、多様化する女性の働き方には、まだまだ制度が追いついていないなぁ、と感じます。

こういう新しい働き方も、移住も、同じことだと思うんですけど、スポットライトが当たっているところでは、みんなイキイキして、幸せそうに見えるんですよ。でも、そういう人に限って、その裏では人の倍努力したり、いろんなリスクをとったりしているんですよね。それでも叶えたい生活や自分の姿があるから、それを苦とも思わないって、その人は言うのかもしれないし、それってすごーくかっこよく、輝いて見えるけど、自分に果たしてそれができるのか?というのは、よーく考えなくちゃいけないことだよなあと思います。

ある意味、一番わかりやすくて平等にありがたいのが、児童手当ですね。中学校卒業まで総額で約200万円もらえます。雑誌などを見ていると、教育費で本格的にお金がかかってくるのは高校以降だと書いてあります。高校から私立に行かせるなら、3年間で〇〇万円、大学が私立文系なら〇〇万、一人暮らしをさせるならさらに〇〇万・・・とか、読めば読むほど自信を無くしていきますが、児童手当全部貯金すれば200万にはなるから!というのは、一つの希望です、本当に。

独自の子育て支援策「子育て世帯応援券」

で、今回の記事のメインはこちらです。

「4、子育て世帯応援券」

これは、南三陸町の新たな子育て支援施策として、平成28年度から始まったものです。

※過去の記事でも紹介しています「【経済】南三陸町の子育て支援。子育て世帯応援券スタート!」http://m-now.net/2016/08/childcaresupport-soft.html

子供の誕生時と小学校入学時に、それぞれ商品券が支給されます。その額は下記のとおり。

誕生時・・・第1子3万円、第2子5万円、第3子以降10万円
入学時・・・一律1万円

なんと太っ腹!

何かと物入りなこの時期には非常にありがたい政策なのですが、注意が必要という声もあります。

・「現金」じゃなくて「商品券」しかも、南三陸町商工会加盟店舗でしか使えない。
・子育て世帯応援券だからミルクとかオムツを買おうと思っても、それらを日常的に購入するスーパー、ドラッグストアは商工会加盟店舗ではない。
・有効期限が半年と決められているので、10万ももらっても使いきれない。

うーん、わかる、わかりますその気持ち!

私も正直、「町内店舗」じゃなくて、「商工会加盟店舗」なんだ!?って思いました。私は商店街もその他のお店もいくつか馴染みがあったので、使うのに困るってことはなかったですが、移住してきて日が浅ければ、確かに困ったと思います。

でもせっかくの応援券、有効に活用しないともったいない!

ということで、私の周りのママたちに、どんな風に応援券を使ったかヒアリングしてみました。

子育て世帯応援券を有効に使う5つの方法

1、子どものイベント時の外食費として使う

まさに私はこのパターンでした。子どもが生まれて100日の頃に行う「お食い初め」。これを町内の料理屋さんで、義理の両親と姉を招いて、盛大に行いました。大人5人分の料理と、娘のための鯛の尾頭付きとお赤飯(もちろん、結局大人が食べる)で、3万円パーっと使いきりました。ヒアリングした中でも、家でお食い初めをするために、お寿司とお刺身盛り合わせのテイクアウトを頼んだ、という声もありました。応援券があれば、気兼ねなくごちそう食べられるし、思い出にもなるし、オススメの使い方です。

2、家電を買う

第3子などで、大きめの額の応援券があり、使いきれなさそう・・・という方にはオススメの使い方。町内に電気屋さんは何件かあるので、いつもはネットか量販店でしか買わないという方も、これを機に馴染みになっておくと、アフターフォローも気軽に頼めて安心ですよ。実際、赤ちゃんが生まれるのを機にエアコンを購入するっていう人、結構多いそうです。確かに、ストーブやファンヒーターは子どもがいたずらすると危ないですからね。

3、内祝いに使う

「出産祝い」をいただいたら、そのお返しとして贈るのが「内祝い」。特に第一子のときは、親類、友人、職場関係など各方面からたくさんいただくので、内祝い貧乏になりがちです。遠方の方には、南三陸の海産物やお菓子など、地域色のあるものを贈ると喜ばれそうですよね。

4、子育てを助けてくれている人へのお礼として使う

ヒアリングした中で実際にあった声です。

「里帰り出産から戻ってくるとき、実母と妹が一緒に南三陸にきてくれたので、町内のホテルの宿泊費として使ってもらいました!半年くらい里帰りしてたから、感謝の気持ちを込めて、ゆっくり温泉に入って、おいしいものたくさん食べてもらいました!」

「いつもサポートしてもらっている義母に、感謝のお手紙とともに商品券を渡したら、とても喜んでくれました!」

とても素敵な使い方!子育てを応援する気持ちが巡ってますね。

5、自分へのごほうびとして使う

これも、ヒアリングしたなかで実際にあった声。

「カフェでお茶飲んだり、おやつ買ったり、普段躊躇するプチご褒美を、子育てと仕事頑張ってるからと自分に言いながら使っては、その都度幸せな気持ちになってました」

わかります!もらったお金でするプチ贅沢って本当の贅沢ですよね!子どもが生まれると、純粋に自分のためにお金や時間を使うことって後回しになりがちですが、応援券なら、気兼ねなく自分のために使えますね。なんてったって「子育て」応援券ですから!カフェやお菓子の他にも、美容院や、エステやマッサージが受けられるお店もあるので、プチご褒美にはいいかもしれませんね。

「子育て世帯応援券」だけど、子育てのこと以外に使ったってOK

いかがでしょうか?結構、有意義に使えそうな気がしてきませんか?

もう一つポイントをあげるとするならば、子育て世帯応援券という名前はついてますが、子育てに全く関係のないことに使ってもいいんです。だって、中身は普通の商品券で、どこにも「子育て」なんて書いてないんですから。日々のお買い物や飲食に商品券を充てて、浮いたお金でオムツ買ったりランドセル買ったりしたらいいんです。町をあげて子育てを応援してくれているんですから、ありがたく有効に使わせていただきましょう!応援券で、お金がめぐり、子育てを応援する気持ちもめぐる、いいサイクルがたくさん生まれていくといいですね!

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