震災復興計画推進会議

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先日10月21日、志津川保健センターにて開かれた第2回南三陸町震災復興計画推進会議の模様をご報告します。

南三陸町震災復興計画推進会議(以下「推進会議」)は今年9月、町主催・町民主体の協議の場として発足しました。

町長により任命された委員は21名。自治体や福祉、産業など町の現場の代表者と学識者で構成されています。この日のテーマは「人口減少」。2つのグループに分かれ、その原因と対策について話し合いました。

「雇用、医療、教育など町外に移住する人には皆止むを得ない理由がある」
「働き手が減り、税収が減り、町が衰退するという負のスパイラルを避けたい」
「町に留まりたい、戻りたいと願っている住民への早期対応が必要」
「減ったら困るものをはっきりさせ、人口減を恐れない発想の転換を」

町再建の指針である「南三陸町震災復興計画」策定から2年。当時は予測できなかった環境の変化、心境の変化、数々の新たな課題が生まれています。

例えば震災後、世界中からたくさんの方が町を訪れています。復興が進んだ後にも町へ来てもらうためには何をするべきでしょうか。「長いスパンで『住んでよかった』と思えるまちづくりができればそれが町の特色、将来の観光資源にもなる」会議ではそういった発言も聞かれました。

意見交換は止まず、予定終了時間を20分オーバーした第2回推進会議。
これからも月1回のペースで開催され、
まとめられた意見は今後の復興計画に取り入れられます。

 

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