子どもたちの郷土芸能発表会

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町内各所には幾つもの演舞が存在します。神に奉納するもの、お祝いの席で披露するものなどいずれも地域に古くから伝承されてきたものです。毎年冬に開かれている「子どもたちの郷土芸能発表会」。昨年は震災の影響で地域が道具や衣装が流され、発表会は休止となりました。
そして今年、まだまだ不十分ななかで迎えた第9回の模様をお伝えします。

行山流水戸辺鹿子躍(ぎょうざんりゅうみとべししおどり)

人口1万5千人の町にこのような多彩な文化があること。

地元の方には日常の光景かもしれませんが東京から来た私の目には情緒溢れる神秘的なものに映ります。子どもたちに伝承芸能を通して自分の町に自信と誇りを持ってほしい、そしてまた次の世代へ伝えてほしい、運営の方からはそういったお話を伺いました。

体操着で出演している団体もあったとおり、楽器や衣装、練習場所などの多くが今も足りておらず、町内に15はあるという伝承団体のうち全国からの支援によって今回参加することができたのは6団体です。
「このままでは子どもたちが伝統を知る機会が失われてしまう」と町の大人は危惧しているのですが・・・皆で集まって練習することも困難な環境の中、子どもたちは揃って人々への感謝の言葉を口にし、大人たちの心配を跳ね飛ばすような演舞を見せてくれました。

入谷打囃子(いりやうちばやし)

戸倉浜甚句(とぐらはまじんく)

長清水鳥囃子(ながしずとりばやし)

戸倉小心輪海(とぐらしょう しんわかい)

大森創作太鼓旭ヶ浦(あさひがうら)

これは応援せずにはいられませんね(*^_^*)

 

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