移住から定住までをサポート!南三陸町移住・定住支援センター

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南三陸町移住・定住支援センターの皆さん。右:センター長の上野英律さん

2016年9月に開設した南三陸町移住支援センター。今年度になり「南三陸町移住・定住支援センター」と名称が変わり、新たなスタートを切りました。センター長である上野英律さんに、これまでの歩みと今後の想いについて伺いました。

センター開設からこれまで40組を受け入れ

東日本大震災を受け、甚大な被害を受けた南三陸町。人口減少や高齢化など様々な課題への対応と持続可能な地域を目指し策定されたのが南三陸町総合戦略です。その南三陸町総合戦略の基本目標に掲げられている移住・定住促進への取り組み。その取り組みの一つとして2016年9月に南三陸町移住支援センターがオープンしました。

センター開設から約3年半。これまでセンターでは40組67名の移住者の受け入れをしてきました。最近は、ご年輩の方々が第二の人生として、移住や相談するケースが多くなってきています。センター長である上野英律さんは「これまでの傾向としてボランティアなど、元々地域と繋がりがある人の相談が多かった。今後はその傾向も変化してくるだろう。若い世代や子育て世代の方々にもきてもらえるよう、やり方を変えていかなくてはならない」と話していました。

センターでは移住を考えている人に向けたツアーも実施(提供:南三陸町移住・定住支援センター)

幸せを実現させる一つの手段として“移住”

移住について上野さんは「個人の幸せを叶える、実現をするための選択肢」と話します。移住には多少なりとも不安を持ちつつ、地域での暮らしに期待を抱いています。そのため想いや期待をくみ取った上で、南三陸の暮らしをしっかり提示することを心がけていると言います。それでも中には、移住したものの理想と違い町を離れるケースも。それに対し、上野さんは「移住してきた方、地域にとっても幸せではない。双方がより豊かに、幸せになるように丁寧に対応していきたい」と話します。

昨年1月に東京であった移住イベントの様子(提供:南三陸町移住・定住センター)

心機一転!新たなスタート

今年度、名称が「南三陸町移住・定住支援センター」となり5月7日から業務がスタートしました。窓口も役場第2庁舎から本庁舎1階へと移設。移設したことで役場との連携強化や移住者向けコンシェルジュ的な役割にもつなげていきたいと上野さんは話します。持続可能なまちづくりを目指し、進めている移住・定住促進事業。今年度から名称に「定住」を追加したことで、これまで以上に定住へつなげるための支援の強化が狙いです。「移住と仕事はセット。暮らしも仕事も移住して良かったと思える環境作りをしていきたい」と上野さん。移住までのサポートだけでなく町での暮らしや仕事探しなど、幅広く支援していくことを目指しています。

センターに設置された、移住者の声を集めたボード。

地域と協力して盛り上げていきたい

この町の魅力は“町のビジョンと人”だと話す上野さん。「それぞれのフィールドにリーダーがいて、同じビジョンを共有してみんなで町をつくっている。移住した方も、一緒に町をつくっていくという想いで入ってきてくれたら嬉しい」と話していました。何より移住者の受け入れをするにも、地域の協力が不可欠です。上野さんは「地域の人にも協力をもらいつつ、まずは地域の人達がワクワクし、魅力的な町になるよう盛り上げていきたい。」と意気込みます。「そのためにはもっと私たちも地域のことを知っていかないといけないですね」と最後に笑顔で話してくれました。

名称の変更、窓口の移設と新たなスタートをした「南三陸町移住・定住支援センター」。移住者にとっても地域にとっても、より豊かに魅力的になっていくことを願います。南三陸町移住・定住支援センターの今後に期待です。

インフォメーション

<南三陸町移住・定住支援センター>

時間:9:00~17:00

定休日:火・日・祝日・年末年始

場所:南三陸町役場 本庁舎1F セミナー室

電話番号:0226-25-9552

HP:https://www.minamisanriku-iju.jp/

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