昨年9月に行われた音楽フェス「UTAKKO BURUME」が、今年も開催されます!今回は“南三陸らしさ”をより追求。地元色満載のイベントを目指し、実行委員会が準備に励んでいます。10月15日は南三陸で音楽に浸りましょう!
音楽、食、文化。南三陸らしさの詰まったイベント
2017年10月15日(日)、南三陸町志津川旧仮設魚市場で、音楽フェス「UTAKKO BURUME 〜南三陸 ミナサンフェス〜」が開催されます。2ステージ制で、メインの「UTAKKO STAGE」には沖縄の4人組バンド「かりゆし58」や、仙台で結成されたロックバンド「カラーボトル」のギターボーカル、竹森マサユキをはじめ、東北各地や南三陸町で活躍するバンドが登場予定。「BURUME STAGE」では、よさこいや行山流水戸辺鹿躍りなどの伝統芸能、地元の子どもたちによるダンスパフォーマンスなどが繰り広げられます。
南三陸の海の幸が堪能できる飲食ブースのほか、羊毛フェルト体験や木工スプーン作りができるワークショップコーナーも。入場無料、入退場自由なので、気軽に遊びに行って、思い思いに楽しむことができます。
若者が参加し、楽しめるイベントを、続けていきたい
昨年の「UTAKKO BURUME」は、NHK仙台放送局と南三陸町の主催で行われました。豊富な予算のもと、有名アーティストも出演して大規模なイベントに。大盛況のうちに終了しました。
運営を担ったのは、若手が中心となって結成した南三陸音楽フェスティバル実行委員会と、当日ボランティアの人たち。当日ボランティアには20~30代の若者が40人近くも集まり、実行委員会のメンバーも驚きました。なぜなら、普段は町のイベントにあまり顔を出さないような人たちが多かったからです。
音楽のもつパワーや魅力を実感した実行委員メンバーたち。もともと「UTAKKO BURUME」を一度限りで終わらせたくないという思いがありましたが、あらためて「10年、20年と続け、町に音楽を定着させよう!」と決意したのです。
そして2017年も「UTAKKO BURUME」を開催することに。昨年と比べて予算・人員ともに大幅な縮小となりましたが、“小さくても続けること”を大切に、企画をスタート。より南三陸らしい、地元色満載の音楽祭を目指すことにしました。
たとえば、去年の会場はベイサイドアリーナでしたが、今年は海のそばでやりたい!と、旧仮設魚市場で開催することに。資金面でも、「おらほのまちづくり支援事業補助金」と、町内の40近い企業から協賛をいただくなど、町の人たちにサポートしてもらっています。実行委員のひとり、浅野拓也さんは、「去年よりも、町ぐるみでやっているという手ごたえがある」と話します。
音楽を通して南三陸の魅力を味わう、極上の1日に!
南三陸音楽フェスティバル実行委員長の井尻一典さんに、「UTAKKO BURUME」にかける想いを伺いました。「南三陸町には、福興市をはじめ、よいイベントがたくさんありますが、若者にあまりリーチできていない点が課題となっています。『UTAKKO BURUME』は若者を意識したイベントなので、若い人たちにたくさん来てもらって、『やっぱり地元はいいなぁ』と思ってもらえたらうれしいですね」。
「今年は高校生も実行委員に入っています。去年の様子を見てもらえたからかなぁと。去年はゼロからの立ち上げで手探り状態でしたが、今年は去年の経験をベースに進めることができています。今年は実行委員だけで作り上げるので、大変ではありますけど(笑)。この音楽フェスをきっかけに、多くの人に南三陸に来てもらえたら。音楽を楽しむのはもちろん、町の人たちとふれあって、町の魅力も知ってほしいと思います!」
インフォメーション
UTAKKO BURUME 2017
【日程】2017年10月15日(日)
【時間】9:00
【場所】志津川旧仮設魚市場(宮城県本吉郡南三陸町志津川旭ケ浦8)
【料金】無料
【アーティスト】
かりゆし58/竹森マサユキ/勃発/BLACKBASS/KI KA/大人スターズ
【PERFORMANCE】
南三陸ダンススクール / Hop Kids Club 南三陸体操教室 / 行山流水戸辺鹿子踊 / 志津川中・歌津中・志津川高校 合同吹奏楽部 / 舞姿道みろく / あさひ幼稚園 鼓笛隊 / DJ アイランド
【FOOD & DRINK】
中華飛上 / カネトミ / 佐藤酒店 / 海しょくにん / さんスマイル / スマイル商店 / COM / レストラン神割 / 漁協農協コラボごはん
【WORKSHOP & OTHERS】
羊毛ワークショップ(さとうみファーム) / 南三陸杉のスプーン・フォーク作り / ディスゲッター体験 / 南三陸移住支援センター